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コスパ優れた最高スタッドレス アイスガード6

ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ=アイスガード
その最新最高のフラッグシップモデルがアイスガード6=IG60です。

今シーズンからこのスタッドレスタイヤを履いています。


自分は長い事スタッドレスタイヤはブリジストンのブリザックばかりを履き続け、歴代モデルのほとんどを履いた事があります。
何故そこまでブリザックを使い続けてきたのかというと、雪上・氷上性能が高いのはもちろんですが、その雪上・氷上性能が一番長く続くのがブリザックだったからです。
スタッドレスタイヤというのはとても柔らかいゴムで、その柔らかさが雪・氷でもグリップする秘訣なのです。
ブリザックは発砲ゴムという素材で作られているのですが、この発砲ゴムはとても柔らかくしかもその柔らかさが長く続くのです。
他メーカーのスタッドレスだと2〜3年くらいが限界だったと自分は感じていましたが、ブリジストンの発砲ゴム4〜6年くらい持つのです。
正直に言うと、国産他メーカーのスタッドレスタイヤでも1年目はそれほど雪上氷上性能に大差はありません
でもこれが2年目3年目となると大きく差が広がるのです。
ブランド力と実力の双方を兼ね備えているので、他メーカーよりも実売価格は2〜3割高額ですが、2倍長く使えるなら結果的にむしろ割安だと思っていたのです。
ちなみに、発砲ゴムの欠点は、柔らか過ぎて乾燥路では減りが異常に早い事です。
冬の間はずっと雪道の降雪地帯ならば全く問題の無い事ですが、非降雪地帯では冬の間でもほとんどの期間が乾燥路です。
要するに減りが早い。
長く柔らかいままでいてもすぐに磨り減ってしまうのでは、元も子もありません。
自分の場合は、自宅が非降雪地帯ですから乾燥路を走る割合が圧倒的に多い。
なので減りは早いのでしょうが、春になれば夏タイヤに履き替えているからか、今までの歴代ブリザックでそこまですり減った事はありません。
硬化して冬には使えないなと思って、夏に履き潰してみたことはありますが、確かにみるみる減っていきました。
とにかくまぁ、自分の使い方・環境ならば発砲ゴムでも減りは気にしなくても大丈夫だと、経験上わかっています。
しかしこの発砲ゴムの特許が切れたのか?10数年前からヨコハマタイヤもほぼ同じ技術で製造した吸水ゴムを使ったスタッドレスタイヤを製造販売しています。
ただあまり評判は良くなかったんですよね・・・
ところが製造技術が熟成されたのか、最近のヨコハマタイヤはスタッドレスも大変評判が良い
基本的に世間の評判は参考程度にしか受け取らず、自分で経験しないと納得しないたちなので、ブリザックVRX経年劣化に伴う買い替えの際に思いきってヨコハマアイスガードを試してみようと決心したのです。
まず価格面を比較してみました。
(自分が購入したサイズ195/65R15の1本の価格を価格.comの2019年01月10日時点最安価格で比べてみます)
ブリジストンブリザックVRX2 13300+送料500=13,800
ブリジストンブリザックVRX  10170+送料1080=11,250
ヨコハマアイスガード IG60  10800送料無料=10,800
ヨコハマアイスガード IG5+  10400+送料500=10,900
ブランド力に実績も兼ねたブリザックの最新モデルVRX2が一番高額なのは納得です
しかし一世代前のVRXとIG60はほぼ同額。
送料を考慮するとヨコハマの一世代前のIG5+よりも安いというのは衝撃的です。
ちなみに自分の行きつけのディーラーではIG60の方が高額なので、これは激安店でのIG5+の在庫が少ないだけだと思われます。
とにもかくにも最新モデル同士を比べて、1本当たりで3千円の開きがあります。
4本で考えれば1万2千円の違いとなります。
安心料と思って1万2千円を支払うのも手ですが、今回は好奇心が勝りました。
ちなみにもっと安価なアジアンタイヤも少し検討しました。
KENDA KR36 ICETEC NEO 6,500円送料無料
VRX2の約半値、IG60と比べても4割くらい安いです。
でも長くは使えない上に性能も劣る・・・
IG60が過去自分が使ったブリザック並みに持つのなら、自分は最低5年は使います。
あくまで想像ですがこんな感じかな?
1年目IG60圧勝 2年目IG60圧勝 3年目KR36買い替え・KR36僅差で優勢 4年目KR36優勢 5年目KR36買い替え・KR36圧勝
と想像しました。
うぅ〜ん、タイヤの履き替えには工賃がかかる事を考えると、5年間でKR36の方がかなり高くつきます。
その割にKR36の方が性能的に圧勝する期間は短い・・・
最初の1年目だけは安いかもしれませんが、4〜5年のスパンで考えたら自分の使い方ではKR36を使う意味がありません
こうしてIG60を購入することに決定し、ネットで調べて送料も考慮してその時に一番安かったお店「TIRE SHOP 4U」にて購入。
ちなみに使っていなくてもスタッドレスタイヤは硬化していきますから、前のシーズンの売れ残りなどは避けたいところです。
このお店では2018年製と表記されていたのも安心して決めた理由の1つです。
先に電話で在庫等の確認をしましたが普通の応対。
(車用品のショップって応対が雑なお店もあるので要注意)
ネットで注文・決済をして3営業日で作業店に到着。
(冬の繁忙期としては中々優秀です)
作業は「タイヤフィッター横浜町田店」に依頼。
何と言ってもここは作業料金の安さが魅力。
ネットで依頼して平日に作業してもらえば、15インチタイヤなら4本で6千円。
実際にはこれにバルブ代で千円が追加でかかりました。
街の修理工場ではこの倍以上かかりますし、メーカー系のディーラーならそもそも持ち込み作業は断られるのが普通です。
ここの横浜都築本店には二度ほどタイヤ交換を依頼したことがあるので、作業技術的にも安心して任せられます。
ちなみにタイヤフィッター横浜町田店は釣具の上州屋グループの「アウトドアワールドつきみ野店」のすぐ隣でした。
作業時間はわずか30分程度なんですが、その待ち時間の間に覗いてみたら在庫品セールをやっていたのでついつい散財してしまいました・・・(苦笑
さて実際に装着して走った感想を、昨シーズンまで履いていたブリザックVRXと比較しながらあげてみます。
乾燥路
・とにかく転がりが良い=低燃費を目指している事がわかります。
 しかし実際に計測してみるとVRXと極端には変わらない。
 夏タイヤとあまり遜色無いくらいなので、十分に優秀なのですが走った感触程は変わらないといった感じ。
 もしかしたらVRX2の方が実燃費は良いかも?
・転がりが良いと同義ですが、接触間に乏しい。
 軽やかと言えば聞こえは良いですが、個人的にはもう少ししっかりした接触感が好み。
 ただ車庫入れなどの時の切り返しは楽。
・グリップ力は中々良い感触。
 接触間に乏しいのに、ちゃんとグリップしている。
・ブレーキ性能も中々優秀。
・コーナリング時のタイヤ剛性もしっかりしていて優秀
 上記の3点(グリップ・ブレーキ・剛性)は夏タイヤにはさすがに劣るが、スタッドレスとは思えないくらい優秀。
 ただVRXもかなり優秀だったので、おそらくVRX2もほぼ同等なのでは?
・音も振動もほぼ夏タイヤと遜色無し。
 これもVRX2もほぼ同等なのでは?
雨天路
・実はスタッドレスタイヤは雨天が大の苦手。
 歴代ブリザックも多分に漏れず、雨だとグリップしない止まれないでした。
 それがIG60はかなり優秀で、実はここもIG60に決めた理由の1つ。
 実走行でもVRXより優秀で多分VRX2よりも優れていると思う。
雪道
・新雪も圧雪も湿雪もどれでもグリップする。
 速度域を上げれば時々流れる事はあるのだが、その滑り出しが滑らかでわかりやすくて非常にコントローラブル。
 個人的にとても好みに合っていた。
 VRXより優秀で多分VRX2よりもやや優れているかもしれない。
・乾燥路同様に接地感はやや乏しいが、先に述べたようにグリップ力は問題無い。
・音や振動もすこぶる静か。
凍結路
・人が立とうとしてもツルツル滑って立ちづらいようなブラックバーンでもそこそこグリップする。
 ほぼVRXと同じような感じだったのでVRX2には少し劣るかもしれない。
総じて乾燥路・雪道ではブリザックとほぼ同等、凍結路ではブリザックがやや優勢雨天路ではアイスガードが優勢
こんな感じです。
トータルで考えればほぼ互角って事です。
凍結路よりも雨天路を走る機会が多い自分には、このタイヤは合っていると思います。
後はこの優秀な性能が何年保つかですね・・・
ブリザック同様に5年以上保つならば、コスパを考えればアイスガードの方が良い製品だと決まりますが、こればかりはあと数年経たないと結論は出せません。
来シーズン以後追記しようと思っています。
3シーズン履いたので、経年変化について追記します。
結果から述べるとブリザックにやや劣るような印象です。
雪道でのグリップ力低下がVRXよりもペースが早い。
原因は経年による硬化よりも減りの早さに起因していると思われます。
最初のシーズンは特に気にならなかったのですが、2シーズン目で早くも減っているのが見てわかりました。
それでも雪道でのグリップ力はあまり落ちていなかったのですが、3シーズン目になると明らかに雪道でのグリップ力低下が感じられました。
頻繁に降雪地帯に行くなら買い替えを検討していたでしょう。
ただ以前ほど降雪地帯に行く機会が減っているので、グリップ力が低下したとは言え個人的には深刻な状況には陥りませんでした。
感覚的にはVRXの4年目とIG60の3年目がだいたい似たような程度だったかな?とすれば、4シーズン目の来冬はVRXの5年目相当なんじゃないかと予想しています。
だとしたら自分の感覚的には安心して雪道ドライブが出来るギリギリかな?と予想できるので来シーズンはどうするか少し悩みます…
と、昨年に上述したのですが4シーズン目も継続してそのまま使っていますが、これが予想外に昨シーズンからの劣化が感じられない!?
先日雪道の峠道を走行したのですが全く危なげなく走る事ができました。
もちろん1・2シーズン目に比べるとグリップ力は落ちていますが、まだ十分コントロール出来る範囲内という感覚でした。
これなら悩む必要が無かったなといいうのが素直な本音。
まだこれから数ヶ月経ってどう変化するのか確信はありませんが、とりあえず4シーズン目までは問題無い範囲の劣化だと思います。
感覚としてはブリザックVRXの4シーズン目と極端な差は感じられません。
この後の使い方=減り方でしょうが、これなら5シーズン目まで試しても良いかもしれません。
今より劣化したとしても夏タイヤよりははるかにグリップしますから。
最終的に6シーズン履きました。
以前よりもめっきり冬季に降雪地帯へ仕事で行く機会が減ったので、何となくそのままにしてしまったのですが(苦笑
5シーズンまではギリ我慢出来るくらいの劣化でしたが、正直6シーズンは無理でした!
都内含め何度か雪道を走る機会がありましたが、夏タイヤよりはかろうじてマシという程度です。
雪道運転に不慣れな方でしたら、チェーンを履かないと危険なレベルです。
まぁ今更と思って自分は履き続けましたけど、それはいつもチェーンを積んでいるから限界が近くなったらいつでもチェーンを履けるからです。
チェーンを積載していない人だったら、6年目のアイスガード6はスタッドレスとして履き続けるのはやめた方が良いと思います。
とは言え、それは自分の環境での話しです。
スタッドレスは保管環境によって大きく劣化度が変わります。
一応屋根の下ではありましたが、室内保管というほど完璧な条件ではなかったので、室内保管だったらまた変わったでしょうね。
さすがに7シーズン履く気は無いので、これをもって経年劣化も終了となります。
素人判断ですが、自分の考えではこのアイスガード6というスタッドレスは硬化は緩やかだけど減りが早いような印象です。
自分のように年間走行距離が多くなければ、ライフが短いと感じる事は無いのではないかと思います。
歴代ブリザックのほとんどは履いた事があると言っても、それは当時の愛車=スバルレガシィでの経験です。
VOXYではまた傾向が違うのでは無いかと思います。
と言うのも減りが早いのは特にフロントタイヤでの傾向なんです。
車重の重いミニバンはどうしても(特にフロント)タイヤに負担がかかります。
なのでミニバンでなければ、減り方はまた違うのかもしれません。
そして何よりブリザックの最新VRX2を自分は履いた事がありません。
使用状況も何もかも千差万別ですので、全ての方に当てはまるのかわかりませんが、スタッドレスタイヤの選択でお悩みの方の参考になれば幸いです。
足元を賢く固めて、冬も安全快適なアウトドアライフを!
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