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スタッドレのド定番ブリジストンブリザックVRX

自分は南関東の非降雪地帯に在住しています。
しかし仕事の都合で降雪地域に車で行く事が年に数度あります。

最近ではほとんど行かなくなりましたが、豪雪地帯と呼ばれるようなところにも頻繁に車で行っていました。
その為に、冬は必ずスタッドレスタイヤに履き替えています。
銘柄はいつもだいたいブリジストンのブリザック。
ブリザックは何回かモデルチェンジしていますが、歴代のブリザックほとんどを履いた事があります。

何故そこまでブリザックを使い続けているのかというと、雪上・氷上性能が高いのはもちろんですが、その雪上・氷上性能が一番長く続くのがブリザックだったからです。
スタッドレスタイヤというのはとても柔らかいゴムで、その柔らかさが雪・氷でもグリップする秘訣なのです。
ブリザックは発砲ゴムという素材で作られているのですが、この発砲ゴムはとても柔らかくしかもその柔らかさが長く続くのです。
他メーカーのスタッドレスだと2〜3年くらいが限界と自分は感じていますが、ブリジストンの発砲ゴムだけは4〜6年くらい持つのです。
正直に言うと、国産他メーカーのスタッドレスタイヤでも1年目はそれほど雪上氷上性能に大差はありません。
でもこれが2年目3年目となると大きく差が広がるのです。
ブランド力と実力の双方を兼ね備えているので、他メーカーよりも実売価格は2〜3割高額ですが、2倍長く使えるなら結果的にむしろ割安だと思うのです。
発砲ゴムの欠点は、柔らか過ぎて乾燥路では減りが異常に早い事です。
冬の間はずっと雪道の降雪地帯ならば全く問題の無い事ですが、非降雪地帯では冬の間でもほとんどの期間が乾燥路です。
要するに減りが早い。
長く柔らかいままでいてもすぐに磨り減ってしまうのでは、元も子もありません。
ちなみにこの発砲ゴムの特許が切れたのか?最近はヨコハマタイヤもほぼ同じ技術で製造した吸水ゴムを使ったスタッドレスタイヤを製造販売しています。
この吸水ゴムの製造技術が熟成したようで、現在ではヨコハマタイヤもブリザックに全ての面で肉薄しています。
さて、長々とブリザックの説明をしてきましたが、表題のブリザック VRXです。

このタイヤを自分は昨シーズンまで履いていました。
VRXはブリザックのフラッグシップとして開発されました。
その後VRX2が開発販売されましたが、最高級のワングレード下の製品として現在も併売されています。
このVRXは雪上氷上性能はもちろんかなり高いです。
おそらくVRX2やヨコハマタイヤの最新スタッドレスタイヤを除けば、最高の雪上氷上性能だと思います。
自分が実際に履いて感じたのは、乾燥路での性能アップが顕著だと感じました。
前モデルのRevoGZも履いていたのでハッキリと違いを感じたのはコーナリング時の剛性感です。
スタッドレスタイヤはその特性上どうしても夏タイヤよりも剛性が低く、コーナリングでのタイヤの変形を自分は強く感じるのですがVRXはそれがとても少なかったのです。
またスタッドレスタイヤは乾燥路では夏タイヤに比べ、ブレーキ性能が劣るのですがこれもRevoGZに比べて大きく向上していました。
要するにスタッドレスタイヤ本来の目的である雪上氷上性能の向上はもちろんですが、より乾燥路での走行性能向上を目指したのがVRXなのでしょう。
元々雪上氷上性能はブッチギリで良いのですから、そう考えるのは当然とも思えます。
しかし雪氷道と乾燥路では求められる要素が全く違い、乾燥路の性能を上げたら雪氷道では弱くなってしまうものなのです。
これを高次元で両立させることは本当に凄い事なのです。
相変わらず乾燥路での減りは早いですが、乾燥路での走行性能はミシュランを除けば他メーカーに引けを取らないでしょう。
これ程凄いスタッドレスタイヤが最新フラッグシップであるVRX2の2〜3割引!
国産他メーカーの最新フラッグシップとほぼ同額!!
ブリジストン信者ならば買うしかないでしょ〜(笑
ただし他メーカーのヨコハマタイヤは発砲ゴムと同等の性能を持つ吸水ゴムを使っているので、ブランドバリューに興味のない人でしたらヨコハマタイヤのアイスガード6も狙い目です。
そちらはまた別にレビューしますので興味のある方は→こちらをご参照ください。
足元を固めて、冬も安全快適なアウトドアライフを!

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