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中華製一酸化炭素警報機の使い方

自分は燃焼系の暖房器具を紹介する度に一酸化炭素警報機の使用を推奨していますが、今日はそんな一酸化炭素警報機のお話です。

冬キャンプがすっかり広まったおかげで最近はかなり多くの警報器が増えましたが、ちょっと前までは販売メーカーはバラバラだけど中身は全部中華製のこの機械だったくらいに広まっていた機械です。

一酸化炭素警報器 一酸化炭素ガス検知器 一酸化炭素チェッカー キャンプ用 煙感知器 COアラーム 85dB大音量 デジタル画面表示 一酸化炭素警報電子デバイス 火災警報器 持ち運びやすい 中毒防止 キャンプ/アウトドア/車中泊 (1個)

自分もキャンプ復活前から車中泊用にと思い、使っていました。
ただamazonなどのレビューを見ても、イマイチ信用性が低い。
なので万が一故障しても、残りの機器が稼働して安全性を確保すれば良いかと考えて最初から2個購入しました。
(もっと信頼性の高い警報機を探している方は→こちらを参照下さい)

販売会社によって変わるようですが、自分が購入したものには英語の説明書しか入っていない。
その英語の説明書もあまり分かりやすいものとは言いかねますが・・・
後で記述しますが、ちゃんと一酸化炭素を検知するのか実験してみましたが、同時購入した2個で検出する数値にバラツキがありました。
やはり検査精度は低いようです。
でもまぁ一酸化炭素を検出する事はするようです。
一酸化窒素は無味無臭なため、低濃度では我々人間は検知できません。
こんな機械でも、使わないよりはマシと考えて一応使っていました。
自分で調べた限りでの使い方はと言うと、
1.底面を持ってひねると裏蓋が外れます。

2.単三電池3本を入れて、また裏蓋を締めます
起動スイッチも何も無く、これだけで作動開始しています。
上蓋の下方には「ON←TWIST→OFF」の表示がありますが、何の関係もありません。

正常な単三電池3本向きを間違わずに入れさえすれば、作動して30秒ごとにLEDが緑色に点滅するはずです。
実際には30秒毎よりももっと長い間隔で、しかもLED点滅は気がつきにくいです。
なので動作しているのか不安に鳴りますが、確認したい場合には、本体中央のTESTボタンを押してください。
「ピピピッ」と作動音がし、液晶窓が青く点灯します。

このように液晶が点灯するなら、作動していると思って良いでしょう。
電池が消耗して電圧が下がってくると数分おきに「ビー」と警告音がなり、液晶面に「Lb」と表示されます。
自宅に取り付ける場合は、「天井から30cm以内、一酸化炭素の発生源(=ストーブなど)から4m以内に設置」するようです。
本体と一緒に木ネジなどが同梱されていますから、それを壁・天井にねじ込み、そこに本体を引っ掛けるわけです。
自分はキャンプや車中泊が目的なので、ポールなどに引っ掛けておくかテーブルに置いておくだけです。
TESTボタンでの作動確認だけでは本当に作動しているのかイマイチ心配な方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は一酸化炭素に近づけて実際に稼働しているのを確認すれば良いのです。
手頃な所では自動車のエンジンをかけて排気マフラーに近づけます。

ただ屋外では排気ガスは霧散してしまうので必ずしも検知するとは限りません。
自分の手持ちの2つのうち1つはこのように数値が変わりましたが、もう1つは000PPMのまま変わりませんでした。

壊れているのかと思って、ビニール袋に警報機を入れて排気ガスを集めたら反応しました。
このように個体差と言うか精度差があるようです。
でも精度はともかく、一酸化炭素を検出しているのは間違いありません。
ちなみにこのように一酸化炭素が検出されてもすぐには警報音は鳴りません
50〜100PPM未満の低濃度状態が60〜90分続くもしくは
100〜300PPM未満の中濃度状態が10〜40分続くもしくは
300PPM以上の高濃度が3分間続くとLED点滅とピピピッと警報音が鳴るようです。
今までの記述を見て感じるように、これで全幅の信頼を寄せる人はいないでしょう。
かと言って同価格帯の警報機はどれも50歩100歩の印象は拭えません。

それでは心配だという方は、日本の家庭でのガス警報器で圧倒的シェアを誇っている新コスモス電気という会社がありまして、最近はだいぶ安価な製品も出てきているので、それらがコスパを考えるとお勧めです。

新コスモス電機 プラシオ 火災警報器 【日本製】 一酸化炭素検知機能付き 家庭用 火災報知器 天井/壁掛兼用 SC-335 ホワイト
もし1万円以上出せるなら、その新コスモスがキャンプ用に開発した製品も最近はあるので、移動の事など考えるとそれが一番間違いないと思います。

新コスモス電機 一酸化炭素チェッカー キャンプ用 単4形電池式 一酸化炭素アラーム (アウトドア/キャンプ/車中泊) 日本語音声 静音モード 防塵 防滴 「COALAN」 CL-715
でもたまの冬キャンプにこれだけの予算はさけないと考える人もいるでしょう。
ならばとりあえずは複数個同時運用と、使用前に必ず作動チェックで用心しながら使うのがベターな運用方法なのでは?
どんなに警報機に気を使っても、あくまで警報に過ぎません。
一酸化炭素を減らすには換気しか無いのです。
換気に気を使って、安全に冬キャンプを楽しましょう。
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