自分は燃焼系の暖房器具を紹介する度に一酸化炭素警報機の使用を推奨しています。
昨日は購入しやすい安価な中華製警報機を紹介しました→こちら
でもその記事の中でも記述していますが、機械の検査精度には信用がおけません。
自分一人なら換気に気をつければ良いかと思いそのまま使っていましたが、家族の安全を守るためにはもっと信用できる警報機を使うべきでは無いかと考えていたのです。
実は件の中華製警報機を購入する時もそんな意識はありました。
その時に見つけたのがドッペルギャンガーの警報機

この警報機は日本製のセンサーを使用している事を売りにしており、安価な中華製の警報機よりも信用できるような気がしたのです。
その時に見つけたのがドッペルギャンガーの警報機

この警報機は日本製のセンサーを使用している事を売りにしており、安価な中華製の警報機よりも信用できるような気がしたのです。
しかし見つけた時には既に売り切れており、メーカーのサイトを見ると廃盤となっていたのでした。
なので仕方なく中華製の警報機を2つ購入したというわけです。
でも今シーズンになって、いざ妻と冬キャンプを始めようと思うと、やっぱり不安。
大昔に一人で冬キャンプをやっていた時には一酸化炭素警報機なんてそもそも存在していなかったんですけどね(苦笑
なまじ警報機が一酸化炭素を微量でも検出するから不安は増大する。
ちなみにドッペルギャンガーは日本製センサーを売りにしていますが本体は中国製。
新コスモス電機は本体も日本製でセンサーに至っては自社開発のもの。
日本製を盲信するのは如何なものかと思いますが、当のドッペルギャンガーが日本製を押しているわけですからねぇ・・・
以前に買い逃した機器の後継機としてCG1-559を販売しているようですが、さてどんなものか・・・
以前に買い逃した機器の後継機としてCG1-559を販売しているようですが、さてどんなものか・・・
どちらも心臓部のセンサーは電機化学式と記載されているので、素人の自分には優劣はわかりません。
(もしかしたらセンサー部は同一のものの可能性も・・・)
機能として一番肝心の一酸化炭素警報機能を比較しますと、
新コスモス電機 300PPMのCOに対し5分以内に注意報(黄ランプ点灯)10分以内に警報(合成音声による警報)
ドッペルギャンガー 200〜299PPMのCOに対し5分以内に液晶点滅 300PPM以上で5分以内に液晶点滅+アラーム
意外な事にドッペルギャンガーの方が警報下限値が低い、あるいは早く警報音が鳴る。
とは言え、現実的な運用では大差が無いのでは無いかと思います。
キャンプ中の寛いでいる時にそんなに頻繁に警報機を見ているか?と考えた時に、ランプ等の警告ではどちらも見落としがちだと思うのです。
日本ガス石油機器工業会の記事を見ると
0.02%(200PPM) 2〜3時間以内に軽い頭痛
0.04%(400PPM) 1〜2時間で前頭痛、2.5〜3.5時間で後頭痛
0.08%(800PPM) 45分で頭痛・目まい・吐き気、2時間で失神
以上はリンク先を参照下さい。
大人と子供や体格差によって、血液に取り込まれたCO濃度は変わりますが、300PPMくらいの濃度で5分と10分で大きな症状の違いが出るとは思えないのです。
このくらいの警報下限値の差ならば、自分は機械自体の信頼度を重視したいと思います。
ちなみに新コスモス電機SC-285Eは「住宅用防災警報器検定合格品」「日本ガス機器検査協会検査合格品」の記載が有ります。
ドッペルギャンガーCG1-559はこうした外部機関で検定を受けてはいないようです。
ドッペルギャンガーCG1-559だと検出した数値を表示したり、最高値を記録したりする機能が魅力的です。
でも自分には警報器として考えた時に新コスモス電機SC-285Eの方がやはり信用出来るように感じたのです。
一酸化炭素の計測数値や推移を知りたいならば、警報機ではなく別途計測機を購入した方が良いかもしれません。
という訳でamazonで新コスモス電機SC-285Eの購入に至った訳です。
箱の中には日本語の分かりやすい施工説明書・取扱説明書があるので、詳細は省きます。
使い方として要は裏蓋を押しながらひねって開ければ専用リチウム電池が入り、コネクターを接続すれば作動開始です。


ちなみにこの同梱されていたリチウム電池の寿命は5年以上あるそうですが、センサー機能の最長寿命を5年と規定しているそうです。
電池を入れてから(即ちこの機会を使い始めてから)5年後に合成音声で知らせてくれるそうです。
電池切れが近づいても合成音声で知らせてくれるようですから、万が一電池が不良品でも安心ですね。
また自動試験機能もあるので、自然故障した場合も合成音声で知らせてくれるそうです(全ての故障に対応しているわけではない)。


キャンプで使用する前には本体正面の「警報停止」と書かれている上のボタンを1秒押して、定期点検を行いましょう。
「ピッ正常です」と鳴り、赤・黄ランプがスライド点灯すれば正常です。
過去10日以内に警報があった場合は、最後に発した警報をランプで表示するそうです。
家庭用警報器として作られているので、機能的にはとにかくシンプルでわかりやすいものです。
中華製の警報機とパッと見は似ていますが、


微妙に新コスモス電機SC-285Eの方が大きいようですね。
こういった点はやはり住宅用に開発した製品ですから、ドッペルギャンガーCG1-559の方がコンパクトですし、耐衝撃性などを考えても持ち運びにはドッペルギャンガー製品の方が優れているでしょう。
キャンプ以外の平時は、自宅で壁に掛けて火災・一酸化炭素警報機として使用しています。
センサー寿命である5年が、本体の保証期間でもあります。
安い機器ではありませんが、5年分の安心を買ったと思えば納得です。


万全の対策をして、安全安心な冬キャンプを楽しみましょう。