とは言え椅子に4万円以上はちょっと無理だなぁ〜
と思っていたけれど、並行輸入品で2万円を切っていた店があったので思わず衝動買いしてしまった!
改めて座ってみると、やはりヘリノックスよりは安定感がある。
底部のフレームがクロス状態なので、それで安定性が高いようだ。
それとヘッドレスト部にもアルミフレームが入っていて、変に包み込み過ぎないのも良い。
そしてただ座り心地が良いだけでなく、アチコチにシロクママークも入っていて所有欲も満たされる。
何よりデザインが良いっ!
この椅子は、正面から見ると同社のレガシーシリーズをイメージした白基調ですが、裏は黒なんです。
ヘリノックスもデザインは悪くありませんが、やはり細部の凝り方はノルディスクに軍配が上がる気がします。
優れたデザインにそこそこ軽量コンパクト!
しかも安定性も高い!!
もちろん、もっとしっかりしているogawaのハイバックチェアなどには大きく劣ります。
あくまで軽量コンパクトに収納できる組み立てタイプにしては安定性が高いという事です。
そんな状態のまましばらく経って、最近スポーツオーソリティのプライベートブランド=タラスブルバがどうもブランドを終えるようなので、消滅前の投げ売りで70%オフセールをしていたのです。→関連記事
タラスブルバは有名ブランドのコピー品が多く今までしっかりチェックしていなかったが、流石に70%オフの魅力はデカイ。
何か面白いものは無いかと見ていたら…
な!何だ!?このコンゲランドにそっくりな椅子は?
しかも何だ!!定価8900円が70%オフで2670円!?!?
本当に無茶苦茶な投げ売り状態ですね…(苦笑
でも意匠権を侵害した違法な製品は嫌だなぁ…
と思って、ちょっと調べてみたらコンゲランドは2023年5月の発売ですが、このタラスブルバのTBコンパクトリラックスチェアは2020年の2月に発売されているんですよ。
えっ! タラスブルバがパクったんじゃなくて、逆!?
いやまぁ流石にノルディスクが意匠権等を無視してコピー商品を売る事はしないでしょうから、タラスブルバが利用している工場におそらくOEM製品として発注をかけているんでしょうね。
軽く調べた限りはタラスブルバは意匠権等を取得していないようです。
そもそもヘリノックスのコピー品が市場に溢れまくっている現状で、この製品が意匠権を取得できるとも思えないし…
とにかくノルディスクもタラスブルバどちらも法律的に問題は無さそうです。
ノルディスクは生地を「特別な新素材」と謳っていますから、おそらく生地は別なんじゃないだろうか?
タラスブルバも買って現物を比べてみますか!
で、タラスブルバは黒以外にも茶色もあります。
黒は安い生地だと色褪せしやすいし、自分が所有しているogawaのハイバックチェアと合わせるなら茶色の方が良さそうだと思ったのですが、茶色は50%オフの4450円。
待てば茶色も安くなるかな?と思い様子を見ていたら、その内に黒の70%オフセールまで終わってしまった!?
でも待てばその内にまたセールをするだろうと予想して待っていたら、また70%オフセールを再開したので今度は黒でも我慢してすぐに購入しました!さて並べてみると!?
似てはいますが、けっこう細部は違います。
先ず現物を触り比べると、すぐにわかりますが坐布の生地が全然違います。
タラスブルバの方が薄手でツルツルしています。
ノルディスクの方は厚みがあり、織りがしっかりしています。それにヘッドレストの形状も少し違うし、底部にノルディスクは切れ目が入っています。
フレームは完全に同じ形状ですが、表面の加工処理がノルディスクの方が圧倒的に滑らかで綺麗です。
何より椅子としては完全に同形状です。
座り比べても座り心地に全く差は感じませんでした。
収納ケースは圧倒的にノルディスクの方が凝った作りで、ここが一番の違いかもしれません。
見てわかるように、タラスブルバは巾着状の袋に対し、ノルディスクはジッパーで開け閉め出来る作り。
ただ椅子本体の出し入れは、ノルディスクはややキツめのサイズなので容易とは言い難く、タラスブルバの方が楽チンです。
ノルディスクのケース裏側にはループも付いています。
ヘリノックスもよくこんなループが付いていたと記憶しています。
ここにカラビナとかを付けたり出来るのですが、椅子にそんな機能必要無いのが本音。
まぁ要するにデザイン的なアクセントですね。
シロクママークだけでなく、椅子の形の刺繍があったりと本当に無駄に細かくデザインしてあります。
これがノルディスクというブランドです。
重量はタラスブルバが椅子本体のみで1701g、ケース込みで1814g、フレームのみで1280g。
ノルディスクが椅子本体のみで1796g、ケース込みで1947g、フレームのみで1262g。
先述したようにケースがノルディスクの方が圧倒的に凝っているので、ケース込みだと重量差が大きい。
本体のみでも生地の厚さの違いを考慮するともっとタラスブルバが軽いかと思ったのですが、96g差とあまり違いはありませんね。
フレームのみを比べると18g差ありますが、仕上げ(コーティング)の差でしょうね。
案外、塗装やコーティングって重量に差が出るんです。
カタログスペックではどちらも1.7kgとの表記だったのですが本体のみ重量でしょう、そこはタラスブルバの方が正確ですね。
ちなみにヘリノックスのサンセットチェアはカタログスペックで1.66kgですから、底部のクロスフレームの存在を考えると思ったよりも差がありません。
とにかく、ハイバックの軽量タイプとしては重量もそれほど変わらないという事です。
要するに本体の違いは、デザインと各部の仕上げのみ、すなわち見た目のみと言って良いでしょう。
ただその見た目が写真で見る以上に差があるように、自分は感じました。
先述したように生地が違いますが、全く違う素材というわけではなくどちらもポリエステル繊維なのは一緒です。
ただ織り方が違っていてノルディスクは繊維の一本一本が太そうで、厚みがあり高級感があります。
そしてその素材感を活かした裏表別のツートンカラー。
そこにシロクマのマーク。
本当にデザイナーがちゃんと仕事しているなと思います。
更にはフレームの美しい仕上げなどからくる高級感は写真よりも実物を見て初めて感じるかもしれません。
とにかく実物を見比べると、見た目の印象はかなり差があります。
ノルディスクはヘリノックスなどと同じように定価2万越えの椅子だと感じますし、タラスブルバはやっぱり定価1万円切りの安価な椅子って感じです。
だいたい、正面から見てすぐに座面の下からタグがビラビラと見えているとか、デザイナー仕事しろよって思いません?
舐め過ぎでしょ。
ちなみにノルディスクだとその坐布底部の裏側に、組み立て方がプリントされています。
ブッチャケ、こんなの見なくても初見で誰でも組み立て出来ると思うのですが、こういう目立たない所に気遣いを配されると感心しちゃうと思うんです。
これってそういう心理を演出するために、わざとやってる事だと思うんです。
こういう演出的なデザインがされ尽くされているのは本当に感心します。
ノルディスクの4万円超えは流石にボッタクリ過ぎますが、自分が購入した2万円くらいならば高級品としてはまぁ妥当ですね。
正直に言ってタラスブルバの2670円を知らなければ、もう1脚購入を検討しても良いかと思えるくらいです。
まぁタラスブルバの2670円を知ってしまった以上は、もう2万円では買う気は湧きませんが…
逆にタラスブルバの2670円は完全に異常です。
いや4450円でも十分異常です。
デザインで手を抜いているとは言え、ヘリノックスのパチモン=通称パチノックスなどとは一線を画すマトモな軽量キャンプチェアが6千円以下なら超お買い得です。
皆さんもそう思っていたようで、4450円でも茶色はすぐに売り切れてしまいました。
そして2670円の黒も現在は売り切れています。
ブランド消滅の噂もありますし、このまま再生産は無いような気がします。
パチノックスは、どこか不信感があって壊れないかとどこか不安ですが、タラスブルバはノルディスクが認めた品質と思うと安心感があります。
それが5千円以下で買えたと思うと…
うぅ〜ん惜しいことをしたと思います。
店によってはまだ在庫が残っている可能性もあるので、ちょっと探してみるのも悪くないと思います。
*Amazonだとスポーツオーソリティ販売ではありませんが、茶色が4800円(送料無料)でまだ残っています(2024.09.26.現在)
スポーツオーソリティだと本来は送料がかかるので、これも悪くは無いですね。
先述していますが、黒は色褪せが不安ですし、他の道具とカラーコーディネイトしやすさを考えても茶色は悪い選択ではありません。
などと、この記事を書くために調べてみたら現在(2024.09.26.現在)AmazonでノルディスクからKONGELUNDが14800円!?
自分の購入した並行輸入品ではなく日本正規品とのこと。
それで14800円!?
このタイミングで何故急に???
タラスブルバの2670円を知らなければ即決してますよ!!
うぅ〜ん既に必要な脚数は揃えてるしなぁ〜
しかし悔しい!
軽量コンパクトな椅子を探している方は、ちょっと候補に加えてみては如何?という情報でした!
追記(2024.10.09.)
仕事でとある地方に行ったら、現地のスポーツオーソリティで茶色を見つけたので買っちゃいました!
我ながら本当にバカですね〜
–
関連記事
コメント