自分が愛用しているロッジシェルター関連で色々と調べていたら、ちょっと興味深い激安のテントを発見した。
それがこれホールアースのアースハーモニーロッジ
ホールアース(Whole Earth) テント キャンプ 4人用 アースハーモニーロッジ WE2MDA16 SBEG (サンドベージュ/FF)
ロッジ型テントとは、一般的には家の形状をしたテントの呼称だ。
天井が高く壁が垂直に近いくらい立っているので、室内空間が広く居住性に優れるのがメリット。
しかしそうした形状を実現するためにフレームがしっかりした物でなければならず、どうしても太く重くならざるを得ない。
そのため高額になりやすい。
また風を受けやすいので強風に弱いのもデメリットだ。
数十年前は人気があり多くのメーカーから製造販売されていたが、軽量で風にも強いドームテントが進歩して大型化するにつれ製造販売メーカーは減り続け、一時期は国産ではogawaのロッジシェルターしか見かけなくなっていた。
しかし最近は個性的なテントが増えてきて、ロッジ型テントも少数ではあるが新たに製造販売するメーカーも見受けられるようになってきた。
その内の1つが今回紹介するホールアースだ。
ホールアースはスポーツ用品専門量販店ゼビオのプライベートブランドだ。
ちなみにAmazonや楽天でこのテントを激安販売しているヴィクトリアは2005年にゼビオに買収され、今はゼビオの完全子会社。
ゼビオは古くからアウトドアに力を入れていたわけではなく、近年のキャンプブームに便乗して廉価なキャンプ用品をホールアースブランドで販売している印象。
しかし他の量販系スポーツ店のプライベートブランドに比べると、ただのパクリ・コピー品にとどまらず独自の開発商品も見受けられる。
このアースハーモニーロッジもそんな独自性が感じられるテントだ。
サイズはロッジシェルターの半分くらいで、タープが接続されている形状。
使用人数は1〜2人で使うのにちょうど良さそうだ。
インナーテントの無いシエルターではなく、しっかりしたインナーテントが付いている。
形状的にはogawaだとType52Rにタープを接続したような形だ。
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ロッジ型 オーナーロッジ タイプ52R 【5人用】 2252
でもType52Rのような凝った造形ではなく、もっと簡素というか安っぽい印象。
おかげでogawaのパクリという印象は薄い。
そしてフレームもジュラルミンを採用するなどの独自の工夫が見られる。
おかげでロッジ型にしては比較的軽量。
インナーテントが全面メッシュで側面が跳ね上がるのもType52Rとは大きく異なる。
4面全て大きくメッシュ解放できるので、本家ogawaよりも通気性が良いので夏は過ごしやすさそうだ。
ogawa同様にスカートも装備されているので、冬の隙間風が防げる。
更に、フライシートは裏面にシルバーコーティングを施し遮熱効果を持たせたり、難燃加工で焚き火で穴が空きにくくしている。
パッと見の印象はともかく、中身はけっこうコストがかかったマトモなテント作りの印象。
そんなしっかりした装備のせいか、定価だと112,750円とogawaと大差無い強気な価格設定。
当然そんな価格で売れるわけもないだろうし、最近のキャンプブーム沈静化の煽りを受けてかなり売れ残ってしまったのだろう。
昨年末から大幅値下げをしていたようだが、ここにきて更なる値下げを断行していたようだ。
なんと脅威の9割引!?
11,980円!?
今なら楽天だと更に10%引き!?
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もう訳がわかりません。
ロッジシェルターを所有している自分ですが、とりあえず購入してみました。
本来なら商品を実際に使ってから、紹介するべきだと思いますが、今日頼んで届くのが18日以後でした。
その間に売り切れたら…
もしかしたらこの後更なる値下げの可能性もあります。
でもAmazonを見ると在庫は残り7張り何ですよね…
まぁそんなわけで、とりあえず紹介しておきました。
正直なところ、このテントが良い製品か悪い製品かはわかりません。
前述したようにカタログデータ的にはマトモそうなテントですが、実際に使ってみない事には不具合や使い勝手はわかりません。
アウトドア専業メーカーでは無いメーカーが作った製品ですから、大なり小なりの問題点はあるだろうと考えるのが普通です。
例えば、フライシートを跳ね上げれば通気性が良さそうですが、締め切った時に換気性はどうなのか?
それに付随しますが結露はどうか?縫製やシーム処理などなど、カタログからでは読み取りにくい問題が噴出する可能性は高いです。
と言うか、断言しちゃいます。
絶対に10万円超えの価値があるテントなわけはありません。
9割引なんて数字には惑わされないで下さい。
叩き売りを始める前でも半額の5万円くらいで売っていたんじゃないですか?
実際の実力は3万円くらいかな〜?と自分は想像しています。
3万円のテントが1万だったら安いなと思って自分は購入しました。
ちなみに以前に他での販売実績を調べてみたらヨドバシカメラでは81,400円、ナチュラムでは59,781円で販売していたようです。
思ったよりも高額で売っていたんですね(苦笑
それがゼビオスおよびヴィクトリアで2024年夏過ぎには約2万円くらいの処分価格に下げ出し、秋頃には1万4千円くらいになっていたようです。
そして現在に至る(笑
ゼビオスの店頭では1万円を切っているなんて情報も見かけました。
そんな実売価格12000円未満のテントでアレコレ言うのは野暮というものでしょう。
少ないながらも使用者のレビューもいくつか見かけましたが、致命的な欠陥は無さそうな感じです。
過剰な期待をしなければ、最低限は使えるんじゃないかと予想しています。
ロッジテントとしては軽めなのでソロキャンプにも良いかな?と考えています。
居住性の高いロッジテントのお試しにも向いているんじゃないかと想像しています。
購入は自己責任でお願いします!
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