最初に揃えべるき道具は?

初めてキャンプをやろうと思った人のほとんどはテントも何も道具が無いのがほとんどでしょう。
ところがいざキャンプ道具を揃えようと思いお店に行くと、テントのような大きなものから食器のような小物まで実に多くの道具が売られている事を知るでしょう。
それら全てを最初から揃えるのはなかなか大変です。
購入資金ももちろんですが、全て失敗無く無駄無く最適なものを探すための知識を得るだけでもう頭がパンクしそうになりませんか？
最小限の必要なものだけを購入して、最初は自宅で使っているもので代用するなりレンタルするなりで良いのではないでしょうか？
キャンプと言っても要は自然の中で一時的に生活するだけなのですから、自宅で使用している生活用具で代用出来ないことは無いはずです。
とは言えあまりにも生活感があり過ぎてはせっかくのキャンプで特別感が薄れてしまいますし…
ここは一つ何を購入すべきかを簡単にアドバイスしていきます。

まずキャンプ道具と言って誰もが最初に思い浮かぶのがテントではないでしょうか？

自分はテントは最初から購入しても良いと思っています。
「初めてのキャンプはテントなどをレンタルして、その経験を参考にテントを購入すれば良い」と言った意見も散見されます。
なるほど一理あるとは思いますが、果たして初めてキャンプをする人がレンタルしたテントでその良し悪しなどが判断できるのでしょうか？
経験者が、今まで使っていたテントと比べてならばしっかり判別出来るでしょうが何の基準も無い未経験者にはそれは無理なんじゃないでしょうか？

そんなわけで自分は比較的無難なテントを先ずは購入して、使い込んでからその先に買い替え等を考えれば良いのではないかと思っています。
とりあえずオススメを→こちらで紹介しておきます。

テントとセットで使うべきと自分が考えているものにタープがあります。

よくテントを家に例える人がいますが、あんな狭い空間に家の役割全てを担わせるには無理があります。
自分はテントを寝室と捉えています。
あとはリビングとしての役割も時としてはあります。
ではキッチンやダイニングの役割は？
そう、その役割を担うのにタープが適しています。

もちろん何も無い空の下で調理をし食べても良いのですが、陽射しが強すぎると快適とは言いかねます。
もし雨でも降ったなら…
わずか布一枚の天井でも有ると無いとでは大違いです。
もしかするとテント以上に長い時間をタープで過ごすことになるかもしれません。
是非テントと一緒にタープを購入する事をお勧めします。
お勧めタープを→こちらで紹介しておきます。

さて普通の人がキャンプ道具としてテントの次に思い浮かべるものに寝袋があると思います。

この寝袋はどうでしょう？最初から買うべきでしょうか？
これはなかなか難しいところです。
自宅のお布団でも代用は出来るからです。
こと寝ることに関してはむしろ寝袋よりも布団の方が快適なので、あえて布団を使い続けるベテランキャンパーだっているくらいです。
そもそも夏にしかキャンプをやらないなら、自宅同様にタオルケットだけで充分でしょう。
では自宅で使っている布団で代用決定でしょうか？
いや布団を持ち運ぶにはあまりにも布団は大きく嵩張るのです。
暑い夏ならばタオルケットや毛布一枚で事足りるので、そんな心配は無いのかもしれません。
ソロキャンプなので荷物が少ない方も大丈夫かもしれません。
あるいはマイカーが大きなワンボックスカーで積載能力が十分だったなら？
要するに全ての季節を布団で代用できるかはケースバイケースです。
ご自身のケースでは代用不可だと思う、あるいはテントを買ってもまだ予算に余裕がある人は最初から寝袋を購入しても良いでしょう。
お勧め寝袋を→こちらで紹介しておきます。

快適な睡眠のためには寝具の下に敷くシートやマットも必要です。

屋外の地面の上に薄い布一枚のテントの中ですから、どうしても小石やなんかでゴツゴツしているわけです。
そこをマットでならして眠りやすい環境を作ろうというわけです。
基本的には寝袋とマットはセットで考えた方が良い道具です。
しかし良いマットは結構な金額です。
段ボール等で代用出来ない事もありませんが、快適性ではやはり専用の道具に勝てるはずもありません。
予算に応じて考えてみて下さい。
一応お勧めマットも→こちらで紹介しておきます。

さてこのまま居住スペースを検証してみましょう
最初から買っておいた方が良いものとして、ランタンを上げておきます。

持ち運びできる照明器具の事です。
もちろん自宅の懐中電灯などでも代用は可能です。
しかし近頃のLEDランタンは非常に優秀でして、むしろ防災用途としてもこれを機に一つくらい購入しても良いと思うのです。
そんなわけでランタンのお勧めも→こちらで紹介しておきます。

テーブルと椅子も考えてみましょう。

これがかなり悩ましいのです。
折りたたみ椅子やチャブ台を自宅で使っている人ならば、それで代用は可能かもしれません。
ただどのご家庭にも必ず有るとは限りません。
それと現在の流行りのキャンプスタイルとしてロースタイルというものがあります。
要するに椅子などを低い位置で座って過ごす事なのですが、流行っているだけあってメリットが多いのです。
しかし自分は昔ながらのハイスタイルと呼ばれる高さが好きです。
腰痛持ちなので、低い椅子での立ち座りには苦労を強いられるからです。
こればっかりは各自の好みがあります。
見た目だけでなく実際に過ごしてみないと良し悪しは感じられません。
もし可能ならばここはロースタイルのテーブルと椅子をキャンブ場で借りてみて一度試される事をお勧めします。
ハイスタイルは普通の椅子とテーブルの高さなので比較は容易だと思うので…
その後に検討するためのお勧めのテーブルは→こちら、お勧めの椅子は→こちらです

あとは色々な小物を整理するのに収納棚・ケース等があれば居住スペースはひと段落です。
それこそ段ボールで代用でも構いませんが、比較的安価で優秀な商品もあります。
最初から揃え無くても良いと思いますが、必要性を感じたら→こちらを参考に検討してみて下さい。

初めてのキャンプでは行わない人も多いかもしれませんが、是非やって欲しい事の一つに焚き火があります。

しかし焚き火は地面で直接行う事を禁じているキャン場がほとんどです。
焚き火台という道具を使って行う事がほとんどです。

これは火を使うという性質上、危険性を考えると安易に代用品をお勧めするわけにはいきません。
専用の商品をお使い下さい。
焚き火はハマる人と馴染まない人に別れます。
レンタルでお試しが無難かと思いますが、小学校等で焚き火を体験して既に焚き火大好きな人は最初から購入した方が無駄なレンタル代をかけずに済みます。
ご自身の嗜好で決めて下さい。
お勧め焚き火台は→こちら

さてそろそろ食事に関する道具を考えましょう。
これらはほとんどが家庭の調理道具・食器で代用可能です。
割れやすい食器を自宅から持って行くことに抵抗がある方は100均で買い求めても良いと思います。

収納性を考えるとキャンプ専用の物は使いやすいので、最初から専用品を買うのもありですがキャンプを続けなければ不必要なモノになってしまいます。
だったらまずは紙皿・紙コップで様子を見ても良いと思います。
とにかく始めての方は、まだ専用品は買わない方が良いと思います。
お勧めのキャンプ用食器類は→こちら。

調理に必ず必要な加熱器具、これはご自宅で備え付けのガスコンロを持って行くわけにはいきません。
だけどカセットコンロはありませんか？

あればそれで充分です。
自分は、状況によっては今でもカセットコンロを使うことがあるくらいです。
カセットコンロが無い方は→こちらを参考にしてみて下さい。

調理するには鍋などが必要です。
もちろんご家庭で使っている鍋で代用可能です。
特にティファールのようにスタッキング出来る鍋があれば、街運びもしやすく最適です。

自分も当初は、自宅のティファールを持ち出して使っていました。
調理のしやすさではキャンプ用品を’凌ぐくらいです。
でも遠慮無く豪快なキャンプ料理にガシガシ使っていたら、焦げ付き防止のコーティングが剥がれてしまい妻にこっぴどく叱られてしまいました。（苦笑
やはりキャンプにはキャンプの専用品が適していますね。
このように、後々にキャンプ専用品が欲しくなるかもしれません。
そんな時に→こちらを参考に検討してみて下さい。

キャンプと言えばBBQ！

もちろんそんなルールなんてありませんが、そんなイメージが初心者の方には強い傾向があるような気がします。
それだけに「手ぶらでBBQ」なんてプランも多いので、そうしたプランを活用して先ずはレンタルで良いような気がします。
BBQ関連は油汚れが酷いので、後の手入れも大変です。
今後はBBQは滅多にやらないようなら、手入れの手間をレンタルで済ますのも手です。
逆に今後も頻繁にBBQをやりたいと感じたなら、敢えてレンタル品でも自分で洗ってみるのも良いと思います。
その手間を体験して、道具を購入するかどうかを決めてみるのは如何？
BBQ道具の購入を決意した方のために→こちらで紹介しておきます。

食材を入れるクーラーボックスは自宅にあればそのまま使いましょう。

無ければこれを機会に購入される事をお勧めします。
キャンプのために専用品をわざわざ買い直す必要はありませんが、ご家庭での買い物などに兼用として買っておいても良いのではないでしょうか？
お勧めのクーラーボックスは→こちら。

包丁・まな板・お玉などなど細かいものは全てご家庭のものを代用しましょう。

以上簡単にまとめると
テント・タープ・ランタンのみ最初から購入。
寝袋・マットは人によって購入か、布団で代用がケースバイケース。

　カセットコンロ・クーラーボックスは自宅にあればそのまま流用、無ければ要検討。
椅子・テーブル・焚き火台・BBQグリルはレンタルでお試し推奨。

　それ以外の物は自宅の物で代用。

こんな感じでどうでしょうか？
キャンプはレジャーなので、できれば日常とは離れた非日常空間を演出した方が楽しみやすい傾向にあります。
なので出来れば日用品からの代用は少なくした方が良いとは思います。
でもだからと言って全て新規に購入するのは…
冒頭で述べたように、全ての道具を失敗無く無駄無く揃えるなんてほとんど無理ですから。
最初は焦らず緩く始めましょう。