ソロキャンプ及び夫婦2人のデュオキャンプで使っているテント、ノースイーグル(North Eagle) コットンワンポールテント300の紹介です。

このテントは自分がキャンプを復活する際に最初に買ったテントです。

このテントは自分がキャンプを復活する際に最初に買ったテントです。
キャンプを復活しようと思ってテントを物色した時に真っ先に欲しくなったのがノルディスクのアルフェイムだったんです。

でもまぁやっぱり高額なんで一旦は諦めて他のワンポールを検討してみたわけです。
真っ先に候補に挙がったのがノースイーグルのワンポールテント300でした。
何と言っても魅力はその価格、実売2万円以下ですからね〜
見た目もパッと見た印象はアルフェイムにそれほど劣らぬ可愛らしさ。
ただ素材がコットン系でないのが残念だと感じたのです。
ポリエステル素材のテントは昔にさんざん使ったから、コットン系のテントを使ってみたかったんです。
通気性に優れ、結露しづらく、可燃性が低いのは冬に魅力なんですよ。
何よりナチュラルテイストな雰囲気が好きなんですけどね(苦笑
でまぁ次に候補に挙がったのがこのコットンワンポールだったというわけです。
コットンという名前が付いていますが、フライ生地にコットンを使っているわけではなくインナーテントのみがコットン混紡生地を使っているだけなんです。
フライが化繊丸出しじゃぁナチュラルもへったくれもありません。
だから自分の希望とはだいぶ違うのですが、インナーだけでもコットン混紡なら結露はかなり防げるんじゃないかと予想できます。
一番の目的の雰囲気はありませんが、フライの耐圧値はノーマル1500mmから3000mmに上がっていますし、インナーテントのボトムはターポリン(PVC)ですからスペックは何気に上級テントのそれですよ。
(ターポリンはゴムボートの素材などに使われている完全防水な素材です、ノルディスクのアルフェイムでは別売のフロアがこのターポリン製でフロアだけで3万くらいします)
ただフライの色が緑になってしまい、ノーマルのような可愛らしさが感じられないんですよね…
キャンプ復活にあたり一番意識した事は「妻に受ける」ことです。
独りよがりな趣味でなく、夫婦で楽しむ事を主眼に置いていたんです。
だから妻が「可愛いテントでキャンプに行ってみたい」と思わせることが大事だと思っていたからこそ、アルフェイムが妻の好みに一番合うんじゃないかと思い拘っていたのです。
なので妻にずばり相談してみました、まずアルフェイムの写真を見せるとやはり予想どおり非常に受けが良い!
しかし販売価格を見せると一気にテンションダダ下がり…
次にノースイーグルのワンポールテントを見せるとこれまた受けは良い。
価格も納得の様子。
そして最後にコットンワンポールを見せると、やはりノーマルに比べて受けはイマイチ。
でも価格は数千円しか変わらないので、不満は無い様子。
最終的にはどちらでもかまわないと言うのです。
まだキャンプに嵌っていない妻にとっては、ある意味どれでも一緒のようです。
どちらが可愛いと聞かれれば好みを選ぶが、積極的に好みを重視する程にはキャンプに興味が無いのでしょう。
ならば自分の責任という事で、このコットンワンポールテント300を選んだわけです。
結果は大満足です!
実際に使ってみて気に入った点は
・サイトを選ばないちょうど良い大きさ
・大人が背を伸ばして立てる高さ
・ダブルドアとメッシュドアのおかげで抜群の通気性
・結露とももちろん無縁
・ボトムも完全防水で安心
・慣れれば15分程度で設営できる簡単さ
一方で問題に感じた点は
・キャノピーが無いこと
円錐形の構造なので上から降ってくる雨で出入り口付近はもろに雨が吹き込んでくるんです。
そこはタープをうまくレイアウトすることにより被害を最小限にとどめられますが、キャノピーがあればもっと完全に防げますからね…
小川テントのピルツのようなキャノピーがあればなとは思います。
とまぁ問題点よりも、良い点ばかりが目に付く素晴らしいテントです。
本当にこのテントは選んで良かったと思っています。
そんな素晴らしいテントなのに、現在は廃盤になってしまいました…
このテントだけに限らず、メーカーであるノースイーグルがワンポールテント全てを廃盤にする意向のようです。
ノルディスクから起きたワンポールテントブームの裾野を広げたのは間違い無くノースイーグルのナイロンワンポールなのに…
他サイズでもコットンインナー化はしたら良いと思うし、キャノピーに関しては420サイズではビッグフロントというモデルで対応していたのです。
他メーカーがノースイーグルの後追いで、廉価なナイロンワンポールテントを展開しているのに、何故か先行していたノースイーグルがワンポールテントから撤退しているのです。
本当に残念です。
付属ペグはプラペグ・プラハンマーで使い物にならないので、そこは換えましょう。


全高が高い割には八箇所で分散するので、それほど保持力に拘らなくても大丈夫だと思います。
フライシートにスノーピークのジュラルミンピンペグ
張り綱に中華製鍛造スチールペグ20cm

地質が柔らか過ぎて上記のペグが役立たずだった時用に純正のプラペグも一応、そのまま残しています。


ハンマーも中華製の安価なペグハンマーで十分。

張り綱等は変えていません。
せっかく安価なテントなのですから、ペグも安く済ませたいと考えてのセレクトです。
大きさとしては1〜2人でちょうど良いと思います。
元々は甥っ子を交えた最大4人使用を想定して購入したのですが、実際には3人で使ったらちょっと手狭に感じました。
ティピータイプは周辺部の起ち上げが無いので、床面積から考えるよりもデットスペースが大きいのです。
また中央部にポールがあるので、レイアウトの自由度が低いとも言えます。
まぁポールは二股化する事により解消する事も出来ますが、それは追々考えましょう。
自分としては1〜2人用の傑作テントと思っているので、大事に使っていこうと考えています。
このサイズ感は案外貴重なのです。
そもそもソロ・デュオ用と銘打ったテントで、室内高が190cm以上のテントはほとんど無いのです。
最近、大ヒットしているテントの1つにテンマクデザインのサーカスTCがありますが、あれは直径約4mのティピータイプ。
なのに何故か冬のソロ用テントとして大ヒットしているのです。
自分にはソロ用としては大き過ぎと感じられるます。
やはりせいぜい直径3mまでのこのサイズまでが、例え冬だとしてもソロには適しています。

ドーム型でソロと言うなら2.5mくらいかと思いますが、そうなるとアンバランス過ぎて室内高はどうしても落とさざるをえません。
ティピータイプだからこそのこの室内高なのです。
スカートが付いていないしインナーテントは通気性が良いので冬はやや寒いのですが、3シーズンテントとしては非常に完成度の高いテントです。
とは言っても自分は冬も大活用していますけどね。

インナーがTC素材なので安心して石油ストーブが置けます。


アルパカストーブがついていれば通気性が良くても十分ポカポカです。
スカートを自作しようかと毎年思うのですが、絶対的な必要性は感じないのが本音です。
キャノピー代わりにタープを接続すると、使い勝手は更に向上します。
自分はテンマクデザインのムササビを接続していますが、入り口上部の本来はガイロープをかけるためのループにタープを接続しています。


強風時にはかなり強いテンションがかかるのでテント・タープが破損する可能性があります。
自己責任で使用して下さい。
インナーマットは他の製品を流用している方をネット上では見かけますが、自分は最初からメーカー純正の専用品を使用しています。

専用品なので当たり前ですがジャストサイズですし、ジッパーで半分に分かれるので設置しやすいので設営も楽です。


更に半分のみマットを使った半土間スタイルとしても使えます。
クッション性がイマイチな割りに収納性が悪いのが欠点ですが、当時は安価に購入出来たのでコスパを考えると大満足です。
使っている人をウェブ上でもあまり見かけませんが、これはお勧めです。
他に専用のグラウンドシートもオプションとして販売されていました。

インナーテントのボトムの素材は先述したようにターポリンなので防水性で考えたら、グラウンドシートは不要です。
でも汚れ防止にはもちろん役立ちます。
何より設営時に、先にグラウンドシートを置くことにより、ペグを打つ場所が正確にわかるのがメリットです。
安いブルーシートにベルトを縫い付けただだけの、安い作りですが意外と役立っています。

そう言えば、当時は新品で購入してもインナー内部に髪の毛がよく落ちていて「やはりチャイナクオリティ」と揶揄するのをネット上で散見しましたが、自分の個体ではそんな事はありませんでした。
縫製などは国産品に比べるとやや落ちますが、価格以上の質だと思います。
ファミリーキャンプ用に購入した時は失敗したかと思いましたが、ソロキャンプ用としては大成功でした。
