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バランスの良い スーパーディープ10インチ

昨日、初心者にお勧めのダッチオーブンという記事をまとめましたが、今度は自分が使っているダッチオーブンの紹介記事です。
自分が使っているのはユニフレーム スパーディープ10インチ

このダッチオーブンの特色は黒皮鉄を素材にしている事です。
ダッチオーブンは元々は鋳物鉄で作られた鍋なのですが、とにかくまぁ扱いが面倒です。
非常に錆びやすく、雑に扱うと割れることもあります。
鋳物鉄に比べると黒皮鉄はあまり気は使わなくても大丈夫です。
とは言え基本的には鉄で出来た鍋なわけですから、油断していれば錆びます。
なので余裕のある時は、鋳物鉄のダッチオーブンと同じように扱うと良いような感じです。
ステンレス製のダッチオーブンだと扱いは全く気を使わなくて良いので楽なのですが、今度は雰囲気がイマイチ盛り上がらない。
ダッチオーブンならではの雰囲気とお手入れがそこそこ楽だというバランスが一番良いのが黒皮鉄だと自分は感じています。
購入直後のシーズニングは必須です。
サビ留め材=クリアラッカーが塗布されているのでそれを焼き落として、クズ野菜などを炒めることにより金気臭さを取り除くための作業です。
シーズニングが終わったらもう料理をするだけ。
手軽なのはガスコンロなどで加熱する方が手軽ですが、ダッチオーブンならではの調理という意味では蓋の上にも炭を置く炭や薪で加熱する調理方法をお勧めします。
これらの調理が終わった後の洗い方に関しては、黒皮鉄はそれほど神経質にならずとも済むのがメリットです。
洗剤を使っても金タワシを使っても大丈夫です。
あまり使い過ぎない方が良という人もいて、それはそれで間違えてはいないと思います。
要するに完全に油気を取り除かない方が良いっていう認識であれば、どちらでも良いのです。
最終的には、乾いてからオリーブオイル等を塗り込むので、そんなに神経質にならなくても良いんじゃないかと自分は思います。

ダッチオーブンとして本当によく出来た製品だと思います。
蓋と本体の噛み合いなど含めて、ガタつきなどもありませんし、精度の高さを感じます。
ツルは常にクロスして吊り下げやすくなっていて、ツルを下ろしても本体に当たらず熱くならないように出来ていたりと、細かい所まで本当に工夫が凝らされています。
安価な鋳物鉄製ダッチオーブンと比べると高価だとは思いますが、満足感は十分に得られます。
鋳物鉄製と比べて劣っているのは、ブラックポットに育てる楽しみが無い事だけです。
でも最初から黒光りしていて十分格好良いと思うんですよね。
ステンレス製と比べると、錆びやすい事だけは劣っていますが、それも普段から油を薄く塗っておけば錆びることはまず無いですからね〜
すぐに熱くなるので油を引いておけばそれほど焦げ付きにくいなど、調理のしやすさはステンレスに優っていると思います。
唯一の欠点は重い事ですが、それはステンレス製を含めてダッチオーブン共通の欠点なので諦めています。
トータルで考えて、これは本当にバランスの取れたダッチオーブンだと思います。
ちょっと高価ではありますが、ダッチオーブンを使い続けられるなら間違いのない逸品です。
本体以外の付属品は
底網

スタンド

それにレシピブックの3点です。
有用なオプションについても紹介しておきます。
蓋が熱くなるのでリフターは必要です。

これは純正に拘る必要性を感じなかったので、自分は他社の安物を使っています。

キャプテンスタッグ リッドリフター30cm M-5703
キャプテンスタッグ リッドリフター30cm M-5703
これで特に不具合を感じたことはありません。
ちなみにユニフレーム純正だと約6倍の価格。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブンステンレスリフター 661239
流石に物は良いです。
作りが良くて頑丈でその上見栄えも良い。
自身の好みで選んで下さい。

リフターが有っても鍋自体の移動などに耐熱グローブは有った方が良いです。

[MinistoreDirect] 防災 安全 保護用品 BBQ アウトドア用 作業 MLS301
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逆にリフターは無くとも、耐熱グローブで蓋の開け閉めは何とか出来ますが、指などが厚手で持ちにくいんですよ。
なのでやはり、安物で良いからリフターは別に有った方が作業しやすいです。
ちなみに自分は耐熱グローブは分厚くて使いにくいので、普通の革手袋で全部作業しています。

TRUSCO(トラスコ) 革手袋普及タイプ

でも革手袋すら無くとも、ボロ雑巾で代用できないわけではないので、結局は当人の好みですね。

有れば良いけど、無くとも何とかなる。
リフターも耐熱手袋もそんな物です。

収納ケースも安価な社外品を選びました。

キャプテンスタッグ フタ付ダッチオーブンバッグ(25cm用) M-5709

キャプテンスタッグ フタ付ダッチオーブンバッグ(25cm用) M-5709

リフターなども入るし、機能的には問題無いけど素材感など全体的に安っぽいのは否めません。

当時の純正品はかなり野暮ったいデザインだったのでこちらの方が色合いが好みと思って買ったけど、ロゴが悪目立ちします・・・
この後に純正品が最近の流行のデザインにモデルチェンジしたので、結局買い替えました。

[ユニフレーム] ダッチトート 10インチ カーキグリーン 661307

カーキグリーンの帆布製で、いかにも最近の流行って感じですね。
本当はasobitoの蝋引き帆布の方が好きな質感なんですけど、何故かダッチオーブンケースは廃盤になったままなんでユニフレームで我慢しています。

他に買って良かったと感じたのがスクレイパー

焦げ落とし専用器具です。
ちょっと高いかな?と思ったものの、柄がちょうど良い硬さで形状も力をかけやすくて、ダッチオーブンは傷つけずに良い感じで焦げを落とせます。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチ スクレイパー 661260
これは何を作るのかによるのですが、底上げ網

標準で付属品として付いてくる底網と似ていますが、別の製品です。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、これでちょうど鍋の真ん中の高さになるよう作られているのです。
蓋の上に炭火を乗せる上火使いで、熱が伝わりやすくなります。

ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン底上げネット10インチ用 661734
ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン底上げネット10インチ用 661734
さすが純正オプション、よく考えられているな〜と感心して買ったものです。
でも自分が作ろうとする料理に必要なのかよく考えてから購入しましょう。
自分はピザを焼くために一度使っただけで眠っています・・・
オプションというのはちょっと違うのでしょうが、必ずセットで使って欲しいのが
ユニフレームファイアグリ=焚き火台です。

紹介記事は→こちら
上記の写真は普通の網ですが、これをダッチオーブン用の網に変えると無類の安定感です。
ダッチオーブンは絶対にこの焚き火台と一緒に使った方が良いと思っています。
オプションの紹介は以上です。
本体も高額ですが、これらのオプションも全て揃えていくとかなりの金額になります。
なのに使い続けずに部屋の片隅で埋もれていたり手放す人が少なくありません。
理由は人それぞれでしょうが、突き詰めると「面倒だから」に集約されると思います。
手入れが面倒だと感じる人がいたり、重さが面倒だと感じる人もいるでしょう。

自分の場合は重さが面倒でした。
持ち運びの重さも気になりましたが、一番は洗う時の重さですね。
これは使ってみないと実感しにくい事だと思いますが、本当に重いっ!

ダッチオーブンで作るシチューや煮豚は大好物なので、ダッチオーブン自体は使い続けています。
ただしアルミ製のダッチオーブンです。
見た目や雰囲気を重視して選んだ黒皮鉄のダッチオーブンよりも、調理器具としてのダッチオーブンの本質のみ有したアルミ製ダッチオーブンの方が自分には合っていたようです。

結局は自身で使ってみないとわからない事だとは思いますが、ご自身にとって何が重要なのかよくお考えになって良いダッチオーブンをお選び下さい。
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