夏の車中泊は暑さとの戦いです。
いきおいエアコンを使いたくなるのが人情。
しかし車のエンジンをかけたままでエアコン使用は、付近からの顰蹙を買い苦情が出やすくなります。
もちろん環境面からも長時間のアイドリングは悪い事だからですが、苦情が出ればその日の宿泊に支障が出ます。
環境に対する配慮はもちろんですが、ご自身の車中泊継続の為にもエンジンは切りましょう。
そしてそうなると、車内は灼熱地獄です・・・
対策としては先ず小型扇風機。

そして今回の主題=網戸の使用です。
先ず自分が検討したのは、ミニバンで一番大きな開口部=リアゲート用です。
汎用品もあるにはあるのですが
寸足らずでは用をなさない商品の特性上、どうしても大きめに合わせざるを得ないでしょう。
となれば実際に取り付ける際には大き過ぎて、「使いづらい・隙間が出来る」となることは容易に想像がつきます。
となれば専用品しかあり得ません。
本来はトヨタから純正品が販売されていれば一番間違いないのですが、そうした用品は無いので社外品を探すしかありません。
ただこうしたリアゲートに取り付ける専用品はハイエース用ばかりで、VOXY/ノア専用品は滅多に見かけません。
自分の場合はたしかヤフオクで見つけたような記憶が・・・

この商品、少し変わっていてメッシュが2枚構成になっています。
上の写真は2枚下ろした状態。
下は1枚のみの状態。

透け方が全然違うのが分かるかと思います。
ただその分、2枚下ろすと風も通らなくなっちゃうんですけどね・・・(苦笑
取り付けはウェザーストリップを外して隙間に押し込んで装着。

装着した後はピッタリとして、さすが専用品という感じ。

ゲートが閉まらなくなったりしませんし、雨水が漏ったりしたこともありません。
メッシュを完全に閉めても下部は締め切れ無いので

蚊などの侵入を完全には防ぎきれませんが、リアゲート付近で虫除けを散布するなどの対処で特に問題は感じていません。

蚊などの侵入を完全には防ぎきれませんが、リアゲート付近で虫除けを散布するなどの対処で特に問題は感じていません。
下部にベルクロテープが貼られているので、本来はボディーに両面テープ等で貼り付ける事を想定していたのでしょう。

でもよほど粘着力のあるテープでないと、ベルクロを剥がすときに一緒に剥がれるであろうことは容易に想像がつきます。
強い粘着力の接着剤はベタつきが予想出来ますし、無理に着ける意義を感じません。
どうしてもピッタリと網戸を塞ぎたい時は、一時的に粘着力弱めの接着テープなどで着けてしまうのも手かもしれません。
リアゲートへの装着は上手くいっていますが、全体としては無名のチャイナ製品レベルです。
いつもメッシュを閉めたままでは使い勝手が悪いので、普段は開けているのですが、上に巻き上げてベルトとボタンで留める形式。

しかしこの写真に写っているボタンは壊れていないのですが、もう片方は一度ボタンを嵌めただけで壊れました(苦笑
下の写真では右側は縛っているのがわかると思います。
また、構造的に2枚とも巻き上げようと思っても、あまり上まで上がらない。

これだとバックミラーで後方確認したくても邪魔でほとんど見えない(汗
なので、このベルトはボタン留めせずにもっと上の方で縛り上げているのが現状です。
そして自分が購入した商品は、リアゲートだけでなく左右のスライドドア用もセットになっていたのです。
しかし・・・
スライドドア用は何故か全く形が合っていない。
「少し大きさが」とかいうレベルではなく、全く形が合っていない!
スライドドア用だとは思うのですが・・・
誤って他の車種用かとも思って、連絡も入れましたが「ノークレーム・ノーリターン」との返信でした。
元々防犯上スライドドアまでは要らないと思っていたし、一番着けたかったリアゲートは問題無く装着出来たので、そのまま諦めました。
価格は覚えていないのですが、3枚セットにしては激安だったとと感じたことは覚えているので1万円以下なのは間違いありません。
先日ヤフオクを見てみましたが、自分が購入した商品は購入から数年経ったせいか見つかりませんでした・・・
製造元は中国の同じ工場なのか違うのかハッキリしませんが、楽天でこんなのを見つけました。
とってもよく似たような商品だと思うのすが・・・
もし検討されている方がいれば、参考にしてください。
こうして網戸を付けたからとリアゲート全開では防犯上、問題があります。
風の通りはそれほど良くありませんが、半開き状態で固定しておくのが望ましいでしょう。

自動車整備ではこうした状態をキープしたい時もあるわけで、そんな希望を叶える工具があるのです!
工具のロック部はバネ仕掛けになっているので、下の写真のように車のストライカーに取り付けます。
要するに車の受け金具を延長するようなものですね。
そしてゆっくりとリアゲートを降ろしていけばそのままバックドアを閉められます。

車としてのロック=鍵はかかりますが、工具はバネ仕掛けで外すことが出来るので防犯上完璧とは言いかねます。
でも自動車整備士でもない限り、このような工具を知っている人はほとんどいないでしょう。
となれば、普通にドアが開かない時点で泥棒も諦めると思うのですが・・・
この工具はもっと長いもの、すなわちもっとドアを広く開けた状態をキープするものもあるのですが、そうなるとどんな構造の器具か横から見てわかってしまうので自分はこの短いサイズを選びました。