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ちょっと微妙なカーサイドタープAL

車中泊のしやすさが決め手となった我が家の愛車VOXY TRANS-X
この車に決めるまでに随分と色々な車を見て回りました。
その中にはキャンピングカーもありました。
現物を見て、我が家のライフスタイルには合わないと感じて候補からは早々に外れましたが、その際にこれは良いなと思ったのがオーニング。
車の脇にタープを張るのは、過ごしやすそうだな〜と感じたわけです。

D&R 4WD【車用サイドオーニング】 防風 防雨 1~5人用タープ 多機能 防水車用タープ 組み合わせ自由 ソロ 広い サンシェード カーテント キャンプ用品 アウトドア 組立簡単 持ち運び便利 1.5x2~2.5x3m (カーキ, 1.5x2.5m) [並行輸入品]
上記リンクのようにガラガラとタープを引っ張り出す形式は、タープ設営的には楽だと思いますがこうした巻き込み動作をする道具はトラブルが起きやすいはず。
もちろん、防水性を含めシッカリ作り込んだものならトラブルも少ないと思いますが、そうした実績の高いものは非常に高額!
かと言って上記リンクのような安物を頻繁に手入れしながら使うのは面倒です。
他に何かないかな〜
そんな感じで調べて目に止まったのが今回紹介する小川キャンパルのカーサイドタープAL
ogawa(オガワ) タープ カーサイドタープAL 2332
組み立てが簡単手早くて安価という感じでとても評判が良かった。
今はコピー商品も有るようですが、当時は小川以外に選択肢がほとんど無かったので、すんなりとこのタープに決定。
で実際に使ってみると・・・
微妙かな〜?
なんと言っても気になるのがタープで覆ってくれる実行面積の少なさです。
冷静になって考えてみればわかるのですが、車側の接続部は後ろのスライドドア1枚分の幅しかありません。
その程度の幅で、快適に過ごせるわけがない。
上の写真だけ見るとなんか綺麗に収まっているように見えますが、実は椅子とテーブルでいっぱいいっぱいの幅です。
これ頭がギリタープで覆っている程度だとわかりますよね。
太陽は真上にしか来ないわけではありませんし、雨も風が吹けば斜めに降ってくるわけですよ。
要するにこれではタープの意味が無い!?
テーブルと椅子2脚をレイアウトするなら、この配置しかない。
目の前がタープの側面で圧迫感有り有りですし、隣の椅子との距離も近い。
なんかノンビリくつろいでって雰囲気じゃないですね。
で、その割には設置面積はとります。
横にほぼ車一台分の駐車スペースを潰すわけです。
床面積で言えばだいたい235x250cmくらい必要なわけです。
ガラガラの所なら良いのですが、多少なりとも他の車が来るような場所では遠慮せざるを得ません。
要するにもっと広々とした所でないと使いづらい。
で、そんな広々した場所ならば、もう普通にタープなりテントなりを張った方が良いんじゃない?って思うわけですよ。(苦笑
とは言え、設営は通常のオープンタープよりも簡単・手早いです。
ポールとか立てたりしません。
タープにポール2本ぶっ刺して、屋根に吸盤で止めて、地面にペグ2本刺せば終了。
ドームテントの設営に慣れている人なら、初めてでも10分かかりません。
でも車の天井に吸盤で固定だと風は大丈夫かな?と心配になります。
と、ネガティブな印象をあげつらいましたが、車中泊でずっと車内に閉篭もるよりはやっぱり開放感はあります。
収納はとてもコンパクトに済むので、車に積みっぱなしでも気になりません。
使える時はサッと張って、使えそうになければ諦める。
そのくらいの軽い気持ちで携行しておくには良いのかなと思います。
過剰な期待を抱かなければ決して悪い商品ではありません。
現在はこのタープを開発・販売したogawaから派生バージョンが色々と展開されています。
タープ・シェルター・リビング・ロッジ
大まかに分けてこの4種類があります(素材違いなどの派生モデルが更に増えます)。
この中からカーサイドタープオーナーの自分が今選ぶなら、カーサイドシェルターが1番のお勧めだと断言します。
ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア カーサイドテント カーサイドシェルター2 [2人用] 2337 サンドベージュ×ダークブラウン
これだと、タープよりもやや頭上面積が増え、更に雨が降っても横から吹き込みの心配もありません。
でもタープタイプと同様に設置面積は車の横に必要ですし、タープタイプと同様に普通のテントを別に設営した方が良いでしょうか?
普通のテントだと、この商品よりはもう少し設営に手間がかかるでしょうし、立って過ごせるようなサイズのテントだと設営面積ももっと必要です。
室内高を高くすると、安定性や耐風性を考慮してどうしても床面積もある程度の広さが要求されるわけです。
それがカーサイドタイプですと、車の天井に加重を分散できるので、安定性が確保出来るわけです。
だからおおよそ230x285cm程度の狭い床面積なのに、210cmの高さが可能なんです。
まぁ床面積230x280cmくらいのテント単独で使うと考えたら狭過ぎると思いますが、自分の車のように寝床が車内にしっかり確保できる車との組み合わせならば、食事などの居住スペースの拡張にちょうど良い組み合わせかもしれません。
車内だけでじっと座り込んでいるよりは、ずっと良いような気がします。
車中泊とテント泊の中間って感じで、案外悪くないような気がします。

簡単設営で床面積小さくて室内高は高いテントとなると、ワンタッチタイプかと思いますが…

ADVANCE OUTDOOR ワンタッチ タープテント 3段階調節 3m/2.5m/2m UVカット 耐水 スチール キャンプ アウトドア 耐水専用横幕/サイドシート4枚付属 テント キャンプ用品 ワンタッチテント タープ(グレー,2.5m)
この手のタイプは横風に弱いですから、強風が吹いたら車に当たって大変なことになるんじゃないかと思うんです
そう考えると車2台分のスペースでそこそこの居住性を有しながら、手軽に設営できそうなカーサイドシェルターは悪い選択肢では無いと思うんです。
まぁ車との接続部(特に車の下側)との隙間とか、快適に使うためには工夫や改良が必要だろうと思いますが、車中泊を拡張するにはかなり良さそうだと思います。
予算は高くなりますが、自分と同様の簡易なタープタイプよりはもう少し予算を足して、このようなシェルタータイプの方が実用性は高いと思います。
この記事を書いていたら、カーサイドタープからの買い替えを結構真剣に考え出しいます(苦笑
これよりももっと広いカーサイドリビングは、床面積320x330cmでさすがに大き過ぎます。
設営面積も大きく必要とするために気軽な車中泊の拡張レベルでは済みません。
普通のキャンプサイトとかでないと使いどころが無い。
また大きくなると設営も簡単とは言い難くなります。
少し小ぶりなカーサイドシェルターですら風が強い時には設営が大変とユーザーは口を揃えて言っていますが、カーサイドリビングではもちろん更に苦労します。
要するにこうした商品のメリットがほとんど感じられない。
これなら普通にテントをお勧めしますね。
シェルタータイプでT/C生地の製品が2024年に新発売となりまして、焚き火はもちろん調理など火を使うには安心ですから、車中泊の拡張という目的には一番合致しそうですが定価6万円超えで流石に高額過ぎるのが欠点です。
ちなみにogawa以外のブランドからも似たような製品は色々と見受けられますが、個人的にはお勧めしかねます。
この手の製品は、車の天井と接続する構造上けっこう不安定になりがちです。
コールマンですら、「吸盤が外れて天井が落ちた」なんてレビューが散見されます。
コールマン(Coleman) テント カーサイドテント 3025 4人用 キャンプ&ハイキング
これ以上に安価な中華製品なんて考えるまでも無いんじゃないですか?
自分の所有する初代カーサイドタープALがこの手の製品の元祖ですから、そこから十数年で蓄積したノウハウのアドバンテージはまだ活きているってことなんだろうと思います。
ogawaのカーサイドシリーズの欠点はカラーバリエーションだと思っています。
車に接続するという製品の特性を考えると、愛車と色合いを揃えたくなりません?
実は自分のカーサイドタープは当時既に型落ちとなっていた旧カラーでした。
紺色の愛車に合わせたくて、わざわざ店頭在庫を探しまくって入手したんです。
こんな苦労をしなくて済むように色が複数設定されていれば良いのにと思います。
車2台くらいのスペースで車中泊を拡張する程度のお手軽さと快適さを求めるというピンスポットな利用にのみ有効な製品群ですが、その用途に絞ればけっこう良い選択だと思います。
購入を検討されている方がいらしたら、ご参考まで・・・
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