MENU

アウトドアワゴンは必要か?

駐車場から離れたサイトへの荷物の運搬。
こんな時に欲しくなるのがアウトドアワゴン。
どちらかと言えば自分は否定派でした。
理由はアウトドアワゴン自体が車に積むのに場所を取り過ぎるからです。
折り畳んでも下手なテントよりも大きいのですから、キャンプ道具としては大き過ぎると思うのです。
よほど車内の積載スペースに余裕がないと、道具を運ぶためのものなのにその道具を減らさないと持っていけないという矛盾!?
更に言えばアウトドアワゴンはけっこう重量があるので、省力化にどこまで繋がるのか疑問でした。
必需品でないのなら無理に購入しなくても良いのでは?というのが自分の考えでした。
でも冒頭に挙げたような駐車場から離れたサイトの場合には、テントなどの大きな荷物を手に持って何往復もするよりはカラカラと引いて運べれば省力化出来るのも間違いありません。
ならば、何もアウトドアワゴンのような大きな物でなくても良いのではないかと思っっていたのです。
自分は仕事のための道具が多く、普段は自動車で移動する事が多いのですが、稀に公共交通機関で移動する事もあります。
そんな時のためキャリーカートと呼ばれる小型のものをかなり以前から所有して使っていたのです。
これをキャンプにも流用してみようと考えたわけです。
この手のカートは安くて軽いので、気軽に導入できます。
BUNDOK(バンドック) キャリー カート Sサイズ BD-334 折りたたみ式 ゴムひも付属 耐荷重30kg
ただし見てのとおり荷台スペースは狭い。
写真はオガワのTassoを比較に置いてみましたがこのくらいまでが載せられる限界の大きさじゃないでしょうか?
それに合わせてテーブルなど嵩張る道具も比較的小型軽量のものを選んで、何回かに分けて運べば何とかなるのではないか?
そうやって不便を覚悟して使ってみたのですが、ちょっとした段差や緩いカーブでも簡単に傾いてしまって荷崩れをおこしやすい。
一度に積む量を減らすと往復回数ばかり増えてしまい、やはり実用的とは言い難い・・・
ならばもう少ししっかりしたキャリーカートならどうか?
このタイプも実は仕事用に使っています。
値段は幾分か上がりますし、畳んでもけっこう大きい。
MAGNA CART マグナカート 折りたたみ式 ハンドトラック 軽量アルミ製 MCK ホワイト
でもタイヤが大きく、積載部が低いおかげで傾きづらく安定性が高いので。重い荷物でも楽に安全に運べるのです。
市街地で機材を運ぶ分には結構役立っていたので、車内で場所をとるのは覚悟でキャンプでも使ってみました。
しかしキャンプ場のような不整地ですと、積載部分が低過ぎて段差などに引っかかりやすくて市街地のようにはスイスイと進まない。

やはりこのタイプのカートは舗装路で使うように想定されているんだと感じます。

それにある程度の量の荷物を運ぶためには、重ねて積んでゴム紐等で固定しないとなりません。
この作業は地味に面倒なんですよね・・・
日帰りBBQなどの少量の荷物でしたら有効ですが、ファミリーキャンプなど大量の荷物を運ぶにはやはり手間です。
ちょっと考えればわかることではありますが、これらのキャリーカートはキャンプでは簡単便利とは言えません。
ちなみに、仕事で機材を車から降ろして運ぶ際に台車も使っていました。
アイリスプラザ 台車 折りたたみ ブルー 耐荷重 150㎏ コンパクト 軽量 静音 キャスター付き スッキリ収納 スチール製 PH1504
こうしたタイプの方が荷台のスペースが大きいので、台車への積載はまだ使いやすいです。
ただ持ち手が畳める程度なので、積載時にかなり大きく場所をとる・・・
とにかくキャンプで試してみよう!
やはり一度に詰める量は飛躍的に増えました!!
しかし自分が使っていた台車は車輪が小さいので柔らかい土質ですと沈んでしまい、押すのにけっこう力が必要でした。
車輪の大きなタイプだとキャンプでも使いやすそうですが、それだとアウトドアワゴン以上に大きくなってしまう・・・
そんな事を考えているうちにその台車を紛失してしまったので新しく購入を考えている時に、台車の代わりにアウトドアワゴンを使っている同業者と知り会ったのです。
実際に少し使わせてもらったら、これが素晴らしいっ!
台車は荷台部分から少しくらいはみ出ても構わず荷物を置いていける適当さが魅力ですが、何かの拍子に荷崩れを起こしやすい危険性があります。
不安だったらゴム紐をかければ良いのですが、やっぱり面倒に感じるのが本音。
それがアウトドアワゴンだと側面が囲われているので、そこから溢れない限りは落ちたりしないので積み込みが異常に楽チン。
それに加えて大型の車輪なので、少しくらいの段差も楽々越えて行けます。
中型の台車と比べればむしろ小さくなる。
これは台車よりもアウトドアワゴンの方が仕事にも良さそうだ。
だけどパッと見た感じ台車よりも高額そうだし、どれを買って良いかわからない。
お試しに安い製品を使ってみたいと思っていたら、ちょうどリサイクルショップで安価な在庫があったので早速購入してみました。
これなら今まで使っていた台車と変わらないお値段です。
折りたたみ式は、コールマンに代表される収束式よりも、畳んでも表面積は広いけどその分薄いのでまぁなんとかなるでしょう。
使いにくかったらすぐに手放しても、大した損害にはならない。(苦笑
ちょっと薄汚れていたけど、簡単に洗ったら綺麗になりました!
早速仕事に使ってみたら素晴らしい!!!
少しくらいの段差でもものともせずに、大量の荷物をしかも落としたりせずに安定して運べるのです。
ならばとキャンプにも持って行くと、当初思っていた以上に使い勝手が良い!
大量の荷物を楽に安定して持ち運べるのはもちろんですが、オートサイトに拘らなくても良くなったという意味では、キャンプ場選びの幅が広がったとも言えます。
最近のキャンプブームで希望のキャンプ場が予約できない事が多いのですが、不人気な非オートサイトなら比較的予約が取りやすいわけです。
ちょっと神経質な使い方かもしれませんが、地面が濡れているような時でも荷物を地面にベタ置きしなくて済むので、設営・撤収時にも役立っています。
設営時に荷物を運び終わったキャンプ中でも、全ての荷物道具を使うわけでは無いのでそうした不要な物をアウトドアワゴンにまとめておくとサイト内の整理整頓にも一役買えます。
ハイスタイルに拘っている自分はやりませんが、天板を乗せてテーブル代わりにする人もいます。
自分の文章ではうまく表現しきれませんが、言葉では表しきれない絶妙な便利さがアウトドアワゴンにはあります。
断言できます!
キャンプにアウトドアワゴンは役立ちます!!
しかし一方でハッキリと欠点もあります。
導入前から予想していた事ですが、とにかく積載時に場所を取ります。
特に我が家が最初に購入したアウトドアワゴンは降りたたたみ式は予想以上に場所取りでした。
テントと並んで最大級の道具です。
薄いからなんとかなると思っていましたが、畳んだ後の強度はそれほど無いので上に荷物は置きにくい。
逆に一番上に積んだら良いのか?と考えると、けっこう重さがあるので壊れにくい物の上でないと積みにくい。
積載には色々と気を遣う道具です。
これはちょっと誤算でした。
結局もう少しコンパクトになる収束式のコールマンのアウトドアワゴンに買い替えたのですが、逆に言えばわざわざ買い替えてでも使い続けたい有用性の高い道具だったという事です。
最初に述べたようにキャンプにアウトドアワゴンは必要無いと思っていた私でしたが、使い出したら予想以上に活用しています。
車が横付け出来るオートサイトでなければほぼ毎回持って行くのはもちろん、普段の日常生活でもけっこう活躍しています。
まぁ元々が仕事の道具を運ぶために購入したくらいですからね。
ただ本当に車内で場所は塞ぎますね〜
積載量に余裕がある車ならば積みっぱなしに出来るから予定していない時にも活用できて便利さを実感できますが、トランクが狭い車なら持って行く道具を厳選しなければならずに悩みの種となりがちです。
積載量に余裕があるならば絶対に有った方が良い道具ですが、無ければ無いでどうにかなるのも本音です。
なので購入するならば、コンパクトに収納できるものを選ぶことが重要だと思います。
アウトドアワゴンを2台購入した、自分なりの選び方を別にまとめてみました。→リンク
購入の際に参考にしてもらえれば嬉しいです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。うちはアウトドアワゴン持ってるんですが、キャンプでは使えないです。車に入る隙間がありません。でも、子供の運動会やデイキャンプの時には使ってます。

  • >ヒロスケさん
    こんにちは!
    コメントありがとうございます。
    そうですよね〜
    我が家も車に積むスペース作り苦労しています。
    でも自分の仕事用途やヒロスケさんの運動会など、キャンプ以外でもけっこう多用途に使えますよね。

目次