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石油ストーブのお供に石油ポンプ

*この記事は2018.12.12.に書いたものを2021.01.08.に加筆修正したものです。
自分は、キャンプ向け暖房器具を色々お勧めしてその中でも特に石油ストーブを推しています→こちら
そして我が家は自宅でもそうした石油ストーブを使っています。
そうやって自宅でも使うなら必ず必要なモノの一つが石油ポンプ(灯油ポンプ)です。
(後述しますが、キャンプ場で使うなら灯油ポンプよりも、小容量のポリタンクとフューエルファンネルの組み合わせをお勧めします。)

石油ファンヒーター等を普段から使っているご家庭は電動ポンプを使っている人が多いと思うのです。

工進(KOSHIN) 乾電池式 タンク 直付け 灯油ポンプ EP-503F 自動停止 手元 スイッチ 単三電池 4本 使用 灯油 ストーブ 給油
ところがですね、キャンプに向いていると定評のあるフジカハイペット・アルパカストーブ・アラジンブルーフレームは給油口が小さいのでノズルが入らないものが多いのです!
ノズルが細い製品と言えばこちら。

一番安くて電池も何も使わない、Dr中松が中学生の時に発明したと主張しているポンプです。
(醤油ちゅるちゅるという登録名だそうです)
何と言っても安さが魅力、100均でも売っていますからね。
でもまぁこれけっこう面倒だし使いづらいのですよ。

そこで家庭でフジカやアラジンなどを使っている人の定番なのがこちら。

タカギ(takagi) 灯油ポンプ ポリタンク用 ポリカンポンプ 電池いらず D089RF
タカギ(takagi) 灯油ポンプ ポリタンク用 ポリカンポンプ 電池いらず D089RF
使用前に手動で圧力をかけて、その内圧を利用して給油するというもので、電池を使わない点などが受けているようでけっこう人気があります。
アラジン向けには同系色の製品があるくらいです。

ポリカンポンプ アラジン×タカギコラボ商品 給油ポンプ
ポリカンポンプ アラジン×タカギコラボ商品 給油ポンプ
でも電動ポンプと違って、スイッチ一つというわけにいかないのです。
アマゾンのレビューを見ると20年使えて耐久性が高いという方もいますが、早くに破損して灯油が噴出した人もいるようです。
内圧がかかっているのでかなり勢いよく噴出するようで、それはちょっと嫌だなぁ・・・
そんなわけで自分はやはり、自宅で使うには電動ポンプくらいがちょうど良いかなと思って、昔からアラジンブルーフレームと共に電動ポンプを使っていたのです。
自動停止装置が付くよりも昔のポンプ。
そのおかげでノズルが細かったので何の苦労も無く使えていました。

ハッキリとは覚えていませんが多分10年くらい使い続けて故障してしまった。
今まで同様に自動停止の付いていない電動ポンプをホームセンターで探してみたけど見つからない!!
メーカー名を見てみると「SENDAK」の文字が読めます、型番はSP-75E。
ネットで検索してみると同ブランドの停止装置付き製品は見つかったのですが、同じ物は当時は見つかりませんでした。
さて困ったな〜と思っていたら先日とあるお店で発見したのです!!!

それも何と庶民の味方ダイソーです!!!!

残念ながら100円ではありませんが、電動ポンプとしては格安の500円!!!!!

自動で止まりません」というこの文字がむしろ心強いです。
ちなみにこちらの商品はダイソーのPBではなく、コーシンという一般メーカーの製品でEP-105が型番。
ホームセンターではコーシン製の他の電動ポンプは何度も見つけましたが、こちらの製品を見た事はありません。

ちなみに、この記事を最初にアップした当時はダイソーでしか見かけませんでしたが、現在はアマゾンでも500円で販売されています!

工進(KOSHIN) 乾電池式 灯油ポンプ EP-105 単三電池 2本 使用 灯油 ストーブ 給油
工進(KOSHIN) 乾電池式 灯油ポンプ EP-105 単三電池 2本 使用 灯油 ストーブ 給油
消費税分アマゾンの方が安いですね!
ただし合わせ買いプログラム対象商品なので、合計2000円以上の購入が必要です。
製品としては全く信用できないような怪しいメーカーのものではないようです。
保証も2年間付いていますし。
アルパカストーブやアラジン等では使えないと思いますが、自動停止付きの機種もダイソーで売っていて、そちらは800円でした。

こちらの自動停止付きの機種もアマゾンでも販売しています。

工進(KOSHIN) 乾電池式 灯油ポンプ EP-305 自動停止 単三電池 2本 使用 灯油 ストーブ 給油
アルパカストーブに給油してこんな感じ、ノズル先がスッポリ入ってちょうど良いくらいの余裕があります。

以前に使っていた製品は単一電池2本を使うので、電池交換のコストがかかりましたが、このポンプは単三電池なので安価に済むのが嬉しい。

では吸引力が落ちたかと言えば、むしろパワーアップした印象。
と言うかむしろパワーがあり過ぎて気をつけないと、すぐに溢れてしまいそうです。
スイッチもスライド式でしかも動きが少し固いので、止めようと思った瞬間から指を動かす分、ほんの少しですが時間がかかります。

油断して灯油を溢れさせてしまった事もあります。
そこだけは気をつけましょう。
でもすぐに停止しづらい事以外は、使っていて不満はありません。
あまりギレギレ満タンを狙わず、燃料目盛りを注意して見ながら給油すれば溢れるようなことはありません。
500円でこれなら十分満足です。
このまま長持ちしてくれたら万々歳だったのですが・・・
約2年経過したところで、残念ながら故障してしまいましたっ!?
今シーズン、自宅のアラジンブルーフレームに給油しようと思ったのですが、ポンプがうんともすんとも動きません!?
電池が液漏れしたりしないように、シーズンオフは電池は抜いておいて、シーズン始めには新品の電池を使用しています。
念のため他の電池も試しましたし接点を拭いたりもしましたが、やはりモーターがピクリとも動きません。
おそらくモーターの故障か、内部の接触不良だと思います。
昨シーズン使っていた時はそんなそぶりは無かったのですが・・・
2シーズンは使えたので、購入価格からすれば及第点かなと思いますが、以前使っていたセンタックの製品は10年以上使えたことを考えるとちょっと微妙と言わざるを得ない。
たぶん購入時からギリギリ2年経っていないと思うので、まだ保証期間内のはずですが購入時のレシートが見つかりません。
(皆さんはレシートをちゃんと保管しておきましょう!)
残念ながら今回は修理も諦めようと思います。
さて、同じ製品をダイソーで購入するか?アルパカストーブやアラジンに使える他の製品を探すか?
以前に検索した時に見つけた自動停止機能付きのポンプなら今でも普通に販売しています。
センタック 灯油ポンプ 自動停止 スーパーポンプ3 単1電池対応 SP-97F
センタック 灯油ポンプ 自動停止 スーパーポンプ3 単1電池対応 SP-97F
しかしその自動停止機能のノズルが、我が家で使っているアラジンブルーフレームやアルパカストーブの給油口にはギレギレ入らなさそうなんです・・・
どうしようかな〜?
とAmazon内を徘徊していると・・・
あれ?
これは昔使っていた電動ポンプにソックリじゃネ?
デルデル 給油ポンプ オートポンプ SP-75E
デルデル 給油ポンプ オートポンプ SP-75E
ブランド名は「北陸土井工業」と知らない名前ですが、サムネイルを見る限り同じ物にしか思えません。
型番はSP-75Eで同じです。
マーケットプレイスでの販売なので価格は販売者によって変わりますが、自分が購入した時(2020.10.26.)は「電材堂」というショップが送料無料の308円で販売していたのです。
この程度ならば失敗しても諦めがつく金額と考えて、即購入!
翌日には即到着!
確認してみると・・・
しっかり「SENDAK SP-75E」と記載されています。
使ってみると以前の製品同様に問題は無し。
もちろんアラジンブルーフレームにも給油できます。
以前同様に使用電池が単一なのは、電池の実勢価格を考慮するとランニングコストが高くつくのも同じ。
単一電池を使っているからこちらの方がパワフルならばまだ納得もいくが実はこちらの方が非力。
コーシンEP-105の吐出量は12L/分
センタックSP-75Eは11L/分
これは双方のカタログデータで、電池の消耗度によって性能は変わるのですが、実際にはもう少し単一電池のセンタックの方が劣るように感じます。
さすがに電池の持ちは単三電池のコーシンが1シーズンくらいだったのに対し、単一電池のセンタックは3シーズンくらいは交換無しで大丈夫です。
でも液漏れなどのリスクを考えると、下手に年を越して長持ちするよりも1年毎に交換が必要になるコーシンの方が自分は好きです。
3倍以上長持ちしても、価格差も3倍以上あるのでランニングコストは劣ります。
コーシンの方が好ましいのが操作方法。
コーシンは頭頂部のボタンを押し込む操作。
クリックも何も無いので押し続けないとならないのですが、満タンになったなと思った瞬間に指を離せばピタッと止まるので溢れる心配が少ない。
コーシンはスライド方式のスイッチでしかも少し動きが固いので、何度か溢れさせた事がありました。
ただこのボタンを押し込んでいる動作は意外と力が要るので、力の弱い女性やお年寄りは少し疲れるかもしれません。
このポンプしか知らなかった昔は、面倒だと思っていた事が他のポンプを使ってみたら実は利点だった事に気が付かされました。
総じて一長一短でどちらの方が明確に優れていると言い難いです。

個人的にはランニングコストの悪さを覚悟しつつ、溢れ難い点を考慮してセンタックSP-75Eの方が好みですかね・・・

このセンタックSP-75Eを自分が購入した時は、別の出品者がもう少し安くしかも送料無料で販売していたのでダイソーよりも安価に済みました。
現在の出品者だと、送料などを考えるとダイソーよりもだいぶ高額になってしまいます。
センタックのブランド名ではなくマーケットプレイスでの出品だということも併せて考えると、Amazonでずっと確実に購入出来るとは限らないと思います。
ホームセンター等ではこの数年見たことがありません。
その時々の状況と好みを鑑みて、選択して下さい。
これらの電動ポンプは、キャンプに持って行くには大ぶりで嫌だという方もいらっしゃるでしょう。
それはそうですよね、自分もキャンプ場には給油ポンプや大きなポリタンクは持って行きません。
キャンプにはわざわざ給油ポンプを持って行かなくても、小容量でノズルのついたポリタンク・携行缶と

TRUSCO(トラスコ) ハンディ缶携帯用5L L-5P
TRUSCO(トラスコ) ハンディ缶携帯用5L L-5P
ロートやフューエルファンネル

コールマン(Coleman) フューエル ファネル 2000016489 2000009367
この組み合わせの方が合理的だと思います。

それらの紹介記事もご興味のある方はご覧下さい。→こちら

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