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ムササビウィング 13ft.TC焚き火バージョン

ムササビウィング
比較的小型のタープで、種類としてはヘキサタープになります。
自分の悪い癖で見た目だけで衝動買いしちゃったんですが、惹かれるデザインなんですよね〜

名前のごとくムササビが飛膜を広げたようなフォルム。
元々は、カヌーやテレマークスキーなどで野遊びをしている堀田貴之氏が考案デザインし、数十張りだけ作って知人のプロショップで販売した幻のタープ。
それをWild-1のオリジナルブランドTent-Mark Desingで復刻したのが現在のムササビウィングタープです。
堀田氏は専用のポールなどを用意するのではなく、
「元々が自然の中で快適に過ごせるよう生まれた『ムササビウイング』はポールは木の幹やカヌーのパドル等、ペグは木の枝や岩、砂を詰めた袋等、場所に合せた道具や物を使って設営されていました。このコンセプトを受け継ぐ現代の「ムササビウイング」も最初からポールやペグは付属せず、ユーザーのキャンプスタイルに合わせて市販のポール・ペグをお選びいただくようお勧めしています」
と、説明されていました。
ネーミングを含めて上手いなぁ〜
なんかロマンが感じられませんか?
実際には付属品を省略して、コストダウンしただけともとれるんですが・・・(苦笑
素材は何種類かありますが、自分が所有しているのはT/C素材。
実はこれネットオークションで仮張りしただけという新古品を購入したのです。
自分がこのタープを買おうと思った頃は品不足が続いていてなかなか購入できなかったんです。
それが比較的安価に落札できたんです!
しかも発売してまだ間もないコットンバージョンがっ!?
ところが届いた商品を見てビックリ!
TCバージョンだったわけです。
詳しい人は出品商品名と写真の違いに気がついていたんでしょうね。
だから比較的安価に落札できたのでしょう。
TCバージョンの定価よりほんの少し安かった。
返品含め色々考えましたが、これも縁かなと・・・
以来そのまま使い続けています。
ただし、焚き火でも安心なんて油断していると、大きな火の粉だとやっぱり穴空いちゃうのはお約束。
使ってみるとけっこう微妙ですね。
ろくに寸法を見ないで購入した自分が悪いのですが、思っていたよりも面積が狭い。
もう少し横方向に広い方が使いやすいように感じます。
ロースタイルで張ると格好良いのですが、自分がよくやるハイスタイルで張るには横方向が広く無いので有効面積が狭くてイマイチ使いづらい。

これだけしか影の部分が無い。
基本的には1人で使うサイズかなと思います。
まぁ単独〜少人数での野営を想定して作られたタープですから当たり前と言えば当たり前ですね。

でもその割には張り綱含め設置面積を取り過ぎるんですよ。
こういう混雑した状況だと周りの人がガイロープに足をかけないか、ちょっと心配になります。
だけど小〜中型のテントに接続すると、これがけっこう使い勝手が良い。

色合いもいろんな色のテントと合わせやすい。
タープ単独での実用性は微妙なんですが、こうした組み合わせの応用性が高い。
しかも見た目は格好良いし、ソロで使うなら自己満足に浸れて良いと思います。
要するに見た目が好きなら、及第点は出せるタープだと思います。
元々は木の枝やパドルをポール代わりに想定してたとは言え、実際にキャンプで使う時に毎回そうした代用品を現地で探すのは正直面倒臭い。
オートキャンパーなら専用ポールを用意する方が効率的です。
自分がいつも使っているのは中国メーカーSoomloomの無段階調整伸縮ポール。
張った後からも高さ調整などが出来るので、形が綺麗に整えやすくて使い勝手が最高に良いのですが、残念な事に現在は廃盤の様子。
他メーカーですが、おそらく同一品と思われるのが下記の商品
自分が2017年1月に購入したSoomloomは2本で3770円だった事を考えると高過ぎる気はします。
微妙な調整に拘らなければ、4本繋ぎでプッシュボタン式他段階調整のポールでも問題はありません。
8tail ポール アルミ 製 28 mm 【ソコノアジャストポール】 2本セット 4連結 分割式 プッシュボタン式 多段階調節可能 キャンプ テント 【底で長さ調節できる】 (BLACK)
8tail ポール アルミ 製 28 mm 【ソコノアジャストポール】 2本セット 4連結 分割式 プッシュボタン式 多段階調節可能 キャンプ テント 【底で長さ調節できる】 (BLACK)
この商品は、高さ調整が最下段のポールで出来るので使い勝手が良い。
細かいところ仕上げなんかはSoomloomの方が良いのですが、使い勝手を考慮するとトータルでこちらが一番お勧
またテントと合わせずとも、単独でタープ泊というのも良いかもしれません。
自然を近くに感じられて荷物も軽くできる。
とは言え夏だと虫に悩まされるのがタープ泊の欠点。
そんな人のために以前はオプションでメッシュインナーがあったのですが、いつの間にか廃盤になっていたようですね。
床有りと床無しの2バージョンあり自分のは床無しバージョン。
正式な商品名は「Musasabi Mesh Inner Goodnight with Bottomless」長いっ!(苦笑

使ってみるとなるほど廃盤になっちゃうかな?って気もする微妙さ具合。
先ず何と言っても当時で価格が高かった。
自分のフロアレスで15800円ですから、タープ本体と大差無いお値段。
吊るしても弛まないように専用ポールで張る構造だったため、むしろタープよりも凝ったつくりでしたからね。
ちなみにそのポールはDAC製。
タープ本体16800円と専用インナー合わせると3万円超え!
だったら普通にテント買った方が良いと思うのが普通でしょう。
更に風が吹くと煽られてかなり不快です。
まぁこれはタープ泊で蚊帳を吊る場合、全般の悩みですが。
それに有効スペースも狭過ぎます。
コットを1台置いたら、中ではもうほとんど何も出来ません。
ただ元々の設営面積が狭いだけで、内部はその設営面積がキッチリ使える。
天井部を専用ポールで広げてあるので、頭上が不快に感じることは無い。
頭上が良いなら足元はどうかと言うと・・・
フロアレスと言っても、スカート付きしかも内巻きなので密閉性は意外と高い。

ペグダウンして隙間が出来ないようにすれば虫は入ってきません。
虫が入らないようにとの当初の目的はしっかり達成しているのです。
さすが蚊帳の割りには高額な製品、良く考えられているのかと言えば詰めが甘い!
なんと出入り口のためのジッパーが無いので、出入りする度にペグから外してめくって出入りしないとならない!?
これは強烈に面倒です。
(フロア付きだとジッパー装備しています)
タープ泊ならばコット寝を想定していたので、コットの足でフロアを破く心配も無くシンプルなフロアレスの方が趣旨に合うだろうと思ってフロアレスを購入したのですが、完全なリサーチ不足でした。
もし中古等で探している方がいらしたら、フロア付きをお勧めします。

設置は前後2本のガイロープで吊るすだけの簡単設営なので、ガイロープを吊るせれば何処にでも設置できる。
ムササビタープでの使用は諦めたけど、他の大型テントやタープ内で蚊帳として使っている方が多いようです。
とにかくなかなかに微妙なインナーですが、設営の簡単さはなかなかのものです。
ほんのもう少しの改良がされていれば汎用の蚊帳としてヒット商品になれたような気がします。
タープ本体もオプションもこれだけ文句を垂れておきながら、いまだに使い続けているのはひとえに恰好良さが際立っているからです。
キャンプは数泊するだけの遊びです。
わずか数泊の間くらいはちょっとくらいの不満も我慢できます。
それよりは恰好良い自分好みの道具に囲まれている方が、満足できる人も多いでしょう。

皆さんはどんなタープがお好きですか?
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