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70VOXY ヘッドライトのLED化

今回はキャンプとは無縁の記事です。
自分にとっての備忘録としてアップさせていただきます。
少数かと思いますが、自分と同車種・同グレードの方の参考にもなれば良いと思っています。
現在の愛車は旧型のトヨタ VOXY(ヴォクシー) TRANS-X(トランスX)
このTRANS-XはVOXYの中でもとりわけ積載能力が非常に高くたいへん気に入っています。
ただVOXYの中でもグレードとしては低いグレード。
なのでヘッドライトは旧式のハロゲンバルブで暗いのです。
当時のVOXYは最低グレード以外は、とても明るいHIDバルブが採用されていました。
その上HIDはハロゲンよりも長寿命なのです。
そんな優れた製品ならば、暗いハロゲンからHIDに付け替えれば良いと思うかもしれません。
ただこのHIDというのは構造がやや複雑になり部品点数も多くなるため交換取付がやや面倒です。
いわゆるポン付けとはいきません。
その上、ハロゲンバルブが2〜5千円なのに対して、HIDキットは3〜5万円とたいへん高価なのです。
そこで今回のLEDです。
ハロゲンよりは明るいもののHIDよりはやや暗い。
しかし最近の急速な進化により、かなり明るさも向上しています。
実用上は十分に明るさを実感できるでしょう。
その上ハロゲンほどではないにしろ比較的シンプルな構造なので、小型化も進み取付が簡単。
そして更に寿命がハロゲンはもちろんHIDよりも長寿命と言われています。
更に更に安価な中華製品から探せば3〜6千円とハロゲンと大差ありません。
要するにHIDよりもちょっと暗いくらいであとは欠点らしい欠点はありません。
あえて挙げるなら、発熱量が少ないので降雪時にライトパネルの雪が溶けない事くらいです。
ほとんどメリットばかりなので、最近は自動車メーカーも高級グレード以外はLEDを採用する車種が増えています。
雪国に住んでいるわけでもないので自分もLEDを選んだわけです。
安心感やお手軽を優先するなら整備工場にお任せですが、それだと高額なLEDバルブが選ばれて更に取付工賃もかかります。
たぶん全部合わせて1〜2万円くらい取られると思います。
自分でやっても簡単な作業ですし、安価な製品を探し放題です(苦笑
そんなわけでまずは取付可能なLEDバルブを探します。
今回はハイビームは変えずにロービームだけLED化することにしました。
純正ハロゲンバルブの型式はH11なので、このH11と互換性のあるLEDを選べば良いのです。
ちなみにH11とH8とH16は形状は同じです。
消費電力が55w・35w・19wと違うだけなんです。
LEDは先に述べたようにハロゲンよりも省電力なので、少ない電力で互換性のある製品がほとんどです。
そんなH11対応の中から自分が最初に選んだのは下記の製品
Autofeel【正規品】 ヘッドライト LED H8/H11兼用 6500K DC9V-32V LEDチップ搭載モデル 放熱ファン付き 5年保証
安さが魅力の中華製品ですが、欠陥商品が多いのが玉に瑕。
多くの高評価レビューが付いている=安定した製品だろうと予測してこの製品を選んだのです。
更にこのメーカーは5年保証をうたっています。
本来長寿命なLEDですが、実際には品質によって大きくバラツキがあります。
それでも欠陥個体に当たっても長期保証が有れば安心かと考えたわけです。
とは言えハロゲンバルブよりも暗くなってしまっては意味がありません。
散々暗いと酷評していますがH11バルブは55w、実はハロゲンバルブとしてはかなり明るい部類なんです。
なのでそこから変えるLEDですから明るさにも注目したい。
このLEDは36wとLEDにしては結構な高電力!おかげで明るさも8000LM(ルーメン)とそこそこの明るさ。
計測したわけではありませんが、実際に交換して元々のハロゲンよりも1〜2割は明るくなった気がしました。
変えて良かったと思ったのですが・・・
交換後1年半くらいして片方だけ光量が落ちてきました。
写真だとあまり違いを感じないかもしれませんが、実際にはもっと右側(向かって左)だけ暗く感じています。
なので保証で交換してもらおうと思ったのですが・・・
同封されていた保証書や箱にも連絡先が記載されておらず、購入したアマゾンのサイトにもメールアドレス等のリンクもありません。
アマゾンのカスタマーサービスにも相談しましたがメーカーに取り次いでもくれませんし、連絡先も教えてくれません。
とにかくメーカーと連絡が取れないのでは交渉もできません、実質的に長期保証は受けられないのです。
要するに誇大広告に騙されたというわけです。
これって問題じゃないかと思うのです。
メーカーの誇大広告もそうですが、それが明らかな状態でも購入者に何も協力してくれないAmazon・・・
これらのやり取りは別記事にまとめました→リンク
とにかくいつまでもライトが暗い状態では安全性に問題がありますから、交換しなければなりません。
もちろん同じメーカーの製品を購入するつもりはありません。
次に選んだのは下記の製品。
前回同様に高評価レビュー数が多く、安価な製品から選びました。
この製品は60wと以前よりも更に高電力!!(むしろ元のハロゲンバルブよりもやや電力大きい)
12000LMと前のLEDよりも1.5倍の数値です!!!
まぁ中華製品ですからそのままの数値が出るとは思っていませんが・・・(苦笑
2年保証と明記されていますが、先の例から考えるとこれもあまり当てには出来ませんね。
*2024年1月現在、アマゾンでこの製品は販売されておらず、リンク等も残っていません。
 現在はもう2年保証も切れましたが、保障が残っていた時すでに、アマゾンからは連絡の取りようがありませんでした。
 アマゾンという販売店は本当に売ったらその後は知らぬ存ぜぬという企業ですから、そうしたリスクは覚悟して利用して下さい。
自分のように安価な中華製LEDバルブを選ぶには相応のリスクが伴うと言うことを最初にお知らせしたかったのです。
参考までに純正のハロゲンバルブの形状はこんな形。
今回取り付けたLEDバルブは写真に撮り忘れましたが、以前に付けていて壊れたLEDバルブと比較するとこんな感じ。
発光部の大きさはさほど変わらないのが分かりますね。
これならライト照射はほとんど変わらないと思われます。
ただし、固定金具より後ろに冷却ファンが付いているのですが、この部分はかなり大きくなっているので要注意。
VOXYのヘッドライトユニットは作り的に後部のクリアランスに余裕があるので問題無く収納できます。
更にコネクターがコードで別出しになっているので自由度が高く取り付けも容易になります。
今回取り付けた製品はこのLEDよりももう少し小ぶりになったので、その点も更に安心。
前置きが長くなりましたが、早速取り付けてみましょう。
後期70VOXYはロービームが外側でちょっと手が入りにくいので慣れていない人は少し大変かもしれません。
作業は左側のライトの方が作業しやすいので先ずはやりやすい方で慣れていくのがお勧めです。
左側にはエアクリーナーダクトが付いていて邪魔なんですがそのダクトを外します。
ピンで留めているだけで簡単に外せるのでこのピンを抜きます。
1本ピンを抜くだけで、エアダクトを上に引っ張れば手で簡単に外せます。
これで容易に手が届きます。
次に防水カバーを外します。
見ればわかりますね、OPENと書いてある方向=反時計に回します。
横に2本線が入っているのがわかりますね。
15度くらいでしょうか?下の線から上の線まで少し回すだけです。
パッキンが入っているのでちょっと力を入れないと外れないかもしれませんがとにかくここまで回せば必ず外せます。
というかこれ以上は回りません無理に回すと壊れますので無茶はしないように!
この防水カバーを外せば、コネクタに触れるのでコネクタを抜いて、バルブを反時計回りに回せばバルブが抜けます。
これ狭いので写真が撮れないんです・・・
まぁやればわかると思います。
バルブのコネクタは内側に横に向いています。
左側のライトは作業しやすいので慣れていない人でも手探りで出来るはずです。
頑張ってください。
とにかくハロゲンバルブを外したら、LEDバルブのコネクターを繋いで同じ場所に取り付けるだけです。
気をつけて欲しいのはLEDには極性(+ー)があり、たぶんどのLEDバルブにも極性が記されているはずです。
自分のVOXYは黒と青色のコードでしたが基本的には黒い配線がー(マイナス)なので、向きを合わせて嵌めて下さい。
間違えて結線しても点灯しないだけですぐには壊れたりしないので、怖がらずにドンドン作業を進めて大丈夫!
コネクターを繋げたら、LEDバルブを挿して時計回りに回せば固定できます。
取り付けたコネクタも中の隙間に押し込んで、防水カバーで蓋をします。
ちょっと硬いと思うけど、とにかく逆手順で確実に作業していけば難しいことは何もありません。
左側で感覚を掴んだら右も同様に行います。
右はダクトボックスが無いけど他のパーツがが邪魔なんです。
ただ外すのが面倒だし外さなくても手が届くので、自分はそのまま作業しちゃいました。
左で慣れていれば右もどうにかなります。
とにかくどちらも見ながら作業出来ないので、手探りでやるのがちょっと大変なんです。
作業自体はメチャクチャ簡単なんで慣れたら数分で出来るような作業です。
もちろん車種によって作業方法は変わるのですが、とにかく自分の後期70VOXYのハロゲンバルブ交換は簡単だったわけです。
そんな簡単な作業なんですが、検索してみたら意外と見つからなかったんですよ。
数少ない情報はHID装備のVOXYばかりでハロゲンのものは見当たりませんでした。
それも先ずバンパーを外してから作業していたりとか、無駄に面倒なやり方だったり・・・
実際にはエアダクトを外すだけで作業は出来ました。
ドライバーやレンチも必要ない簡単な作業なのに、情報が無いと敬遠しがちな人も多いかと思ったのです。
自分も2回目の作業なのにやり方を忘れていて、「あれ?バンパー外さないと作業できないんだっっけ?」なんて戸惑ったりしてしまいました。
「バンパー外さないと出来ないなら面倒だなぁ〜」と思ってなかなか作業に取り掛からなかったのです。
諦めて作業に取り掛かったら、「あれ?これ手が届くよな?バンパー外さなくても出来るじゃん」なんて感じでやり方を思い出したのです。
なので、ほとんどの人には無意味な情報かと思ったけれど備忘録も兼ねてこの情報をアップしたわけです。
あと注意点としてはバルブ交換すると光軸がズレる事があります。
光軸調整は厳格な基準があって、適合しないと車検が通らなくなります。
大きくズレると対向車が眩しく感じて迷惑にもなります。
(普通はそこまでズレることはありませんが・・・)
自分は目視で確認した後に、ディーラーの定期点検時に確認してもらいました。
目視で確認した時に感じていましたが、ちょっとだけ上を向いていたそうなので修正してもらいました。
自分で交換してみようと思う方は、車庫等で元々の照射状態を見ておいて交換後に大きくズレていないかチェックしておきましょう。
今回のLEDバルブを点灯してみたところうぅ〜ん12000ルーメンは盛り過ぎな気がします(苦笑
それでも8000ルーメンの以前のLEDよりは心持ち明るくなったと思います。
ハロゲンバルブよりは確実に明るくなりました。
光の色もハロゲンは黄色っぽかったのがLEDは白に近いので、より明るく感じます。
このLEDバルブもすぐに壊れるかもしれませんし、保証もあてには出来ません。
それでも一般的に売られているハロゲンバルブの多くは1年保証でしょうから、そのくらい持てばまぁ諦めもつきます。
(実際には2年以上経っても壊れていません)
総合的にLED化は、リスクよりはメリットの方が優っていると思います。
自分同様にハロゲンの70VOXYの方はLED化を考えられては如何でしょうか?
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