今までキャンプ向け衣類も登山向けもまとめて紹介していましたが、多すぎてページ表示に時間がかかるとのご意見を受けました。
なるほど追加のし過ぎて確かに情報多過ぎですね・・・
というわけでキャンプ向けと登山向けに分割してみます。
なるほど追加のし過ぎて確かに情報多過ぎですね・・・
というわけでキャンプ向けと登山向けに分割してみます。
ここは登山向け衣類のページですのでキャンプ向けは→こちらへ!
ではワークマンの登山向け2021春夏ウェアの紹介開始!
軽登山・トレッキング・ハイキング向けウェアの紹介です。
まずはメリノウール50%とポリエステル50%の混紡Tシャツ


このクソ暑い夏にウール?と思う方もいるでしょう。
しかしメリノウールは普通のウールよりも吸湿速乾性に優れるので意外と暑くても使えるのです。
この商品は比較的薄手の生地ですし。
この商品は比較的薄手の生地ですし。
とは言えメリノウールとは言えさすがに真夏にウール100%は無理です(苦笑
なので速乾性に優れるポリエステルを半分混ぜるのはちょうど良いでしょう。
何よりウールは抗菌・防臭効果に優れるので、汗をかいても匂わないのが嬉しい!
この時期行動中は常に汗をかいているので、100%化繊の速乾生地のシャツでも乾くよりも早く汗で濡れていきます。
ならば速乾性には多少の目をつむり、防臭効果に期待しようという算段です。
2泊程度でしたら、夜寝ている間に乾かして翌日着ても臭くないので、荷物の軽量化にも貢献できます。
実際に着てみると、やはり速乾性はそれほどではないので汗に濡れたままの時間がやや長いのですが汗臭くはならないので不快感は薄まります。
ただしウール特有のチクチクは少し感じます。
ですが自分はやや敏感肌なので100%化繊のシャツを半日着ていれば首元がかぶれるのです。
かぶれとチクチクどちらを我慢するかという選択になるわけです。
(肌触り優先ならば100%綿のシャツを選んで汗濡れと匂いは我慢するしかありません)
色は紺とグレーの2色。


サイズはM・L・LLの3種類です。
M=身長165〜175cm胸囲88〜96cm・L=175〜185cm96〜104cm・LL=175〜185cm104〜112cmというサイズ表です。
ワークマンのサイズ表はあまり当てになりませんが・・・
身長170cm体重67kgとややメタボ体型の自分がMサイズを着てみると、心持ちタイトフィットに感じますがほぼ適正に感じました。
それと生地表面に毛玉が出来やすそうな雰囲気です。
メリノウールシャツが1500円は激安なので、そこは仕方ないかなと思います。
この商品、今シーズンのカタログに載っておらずいつの間にかひっそりと新発売になった商品ですが、これは久しぶりのヒットだと思います。
ちなみにメリノウール採用のシャツだと、カタログにも載っているし今シーズンの早い段階から売り出されていた商品で
しかしこの商品はウールの混紡率わずか10%です。


(タグには8%オーバーと更に控えめな表記!?)
この程度ではさすがに防臭効果も期待できません。
しかも肌面にはそのわずか10%のウールすら当たらない作りです。
いったい何がワークマンはやりたいんだ?
このあたりが毎度自分が言っている「ワークマンの開発陣にはアウトドアマンがいない」って感じるところです。
型番を見ると去年と同じCS003Cです。
2月に見た時のタグはたぶん去年と同じ機能表示だったのですが


3月に見たらタグが変更されて、


「花粉・ホコリが落ちやす」という機能表示が追加されています。


たぶん物自体は変わっていないと思うのですが、カタログには「毛のつきにくい生地でペットと楽しむウェアとしても」なんて表現がされているので帯電防止加工が施されるよう変更されたかもしれません。
ですがウールなどと比べて化繊は元々花粉などが付きにくいのです。
なので何も表面加工は施していなくても決して嘘や誇大広告の部類には当たらないでしょう。
ただ他の製品と差別化というか、違いを際立たせるためにこうした表示をしているかもしれません。
と言うのも同一型番のCS003Cですが、DGブラウンだけは防虫加工が施されているからです。


要するに生地表面の加工により機能性に違いがあるので、その違いを強くアピールしているのでしょう。
自分は去年この防虫加工のDGブラウンを購入していますが、正直に言って期待するほどの効果は感じられませんでした。
でもやっぱり無いよりは効果が薄くても有った方が良い機能だと思います。
そして、この防虫加工モデルを購入しようと決めた方は少し気をつけて下さい。
コレ最新モデルは腰紐が装備されました。


靴紐のような細めのただの紐ですが、それでもベルトが無くてもずり下がらないのは嬉しい進化です。
自分が去年購入したモデルには装備されていません。


万が一、昨年モデルの在庫が並んでいたらやっぱり今年の最新モデルの方が良いじゃないですか。
大丈夫だとは思いますが、一応ウェスト周りは注意してから購入した方が良いと思います。
しかし今年のクラパンはよくわかりません。
ワークマンではマイナーチェンジすると型番表記末尾のアルファベットが無印→A→B→Cと更新されるのが慣例だと思っていたのですが、どうも必ずしもそうとは限らないのかもしれません。
こちらも同一型番のCS003Cのままで、更にバリエーションが追加されました!
DRチャコールだけ特別仕様のゆったりシルエット!


クライミングパンツは大人気商品ですが、マイナーチェンジする度に細身になって、太ももが動かしにくくなるのが個人的には嫌だったのです。
一昨年のCS003Bと比べて1〜1.5cmはワタリが細くなっています。
下の写真だと上の茶色い方がCS003Cです。


自分以外にもそういったリクエストが多かったのでしょうか?
現行通常モデルよりもやや太め=ゆったりシルエットが追加されたのです。


ダーク系の似たような色でわかりにくいかと思いますが、下がゆったりシルエットで上のやや細身が通常の細身シルエットです。
(去年の防虫加工モデルなので最新モデルと微妙に違う可能性もあります)
ではただ少し太めにしたというか旧モデルに戻しただけかというと違います!


一昨年のCS003Bと比べてみると、太ももなどのワタリはほぼ同じような太さですヒップラインは更にゆったりとなっています。
何と細部の仕様も変えています。
ウェストが従来のスナップボタン留めと合わせてベルクロとの2重留め。


防虫加工モデルと同様に、内側に腰紐が通されています。
更に後ろポケットは大型化・2重にして片方はジッパーも付きました。


こちらが通常モデル


ただし前ポケットは減りました。


通常モデルだと全部で4つ、その内3つはジッパー付き。


更に裾丈を捲ったら、ベルクロテープで仮止め出来るようにクライミングアジャスターも装着。


コレだけ色々と変更点があって、価格は同じ1900円!
最初は凄い!太っ腹!! と思ったけど、コストのかかるジッパーを省略したので案外コストはむしろ下がったのかも?
とは言えコレは良いです!!
色はあまり好みじゃないけど、自分は即買いました。
ゆったりシルエットと表示していますが、一昨年はスリムスタイルと言っていた旧CS003Bと似たようなシルエットですから、やり過ぎないスリムスタイルと捉えては如何かと?
ハイキング程度でただ坂を登り降りするだけなら、現行のスリムスタイルでも足の動かしやすさに極端な差はありません。
むしろ裾がバタつかない分、動きやすいと思う方もいるかもしれません。
ただ手足を使って攀じ登るような動きをする時は間違いなく、最新のゆったりシルエットが一番動きやすいです。
個人的にはコレこそがクライミングパンツの本当の進化版だと思いました。
そういう意味では、全く別の型番かせめてマイナーチェンジとして型番末尾は変えた方がわかりやすいと思うのですが・・・
とにかく、自分のように旧クラパンが好きだった方は是非一度見にいって下さい。
そしてクライミングパンツの新展開はコレで終わらない。
デニム調の生地を使った


CS003D AERO STETCH デニムクライミングパンツも登場しました。
そう!コレは型番末尾が他と違うんです。
わざわざ型番を更新したくらいですから、何かしらの変更があります。
何が変わったかというと・・・ 生地が変わりました。
生地が綿80%ナイロン28%ウレタン2%であまり伸縮しないんです。


形は「細身シルエット」で通常モデルと違いが無く、動かしやすさでやや劣る細過ぎな形です。
正直コレをクライミングパンツと呼ぶのはどうなんだろう?
従来生地のクラパンはストレッチ生地のおかげで細身でも動きやすいのが良かったのに、伸びない細過ぎのパンツでクライミングって・・・
コレもう完全にクライミングとは別目的用途ですよね?(苦笑
一方で尖った岩などに引っ掛けて簡単に破けたり擦れたりしていたので、耐朽性は大幅に上がったと思われます。
決してこの製品が欠陥商品だと言ってるわけではありません。
ただ、使用目的に有ったネーミングにして欲しいというだけなんですが・・・
まぁ好きな人はどうぞって感じです。
他に気になった新作がこちら


春夏向けメリノウールソックス各種
2019年秋冬から登場したメリノウールソックスは大変な話題となり、各種な長さや種類が登場しました。
特に1072 レギュラーレングスの人気は絶大で、自分も3足購入出来ただけでそれ以後は全く見かけず追加購入が出来ていません。


メリノウールは吸放湿性にも富むため汗を素早く排出するので、冬以外も活躍するのですがさすがに生地が厚すぎて夏の着用は躊躇われてしまいます。
なので今度の新作はやや薄手の生地に甲メッシュ編みで、夏でも爽快感アップを狙っているようです!
メリノウールは消臭効果が極めて高いので、夏こそ重宝すると思われます。
色は3色展開で、5本指タイプもあります。


メリノウールの混紡率は65%以上ですので、大ヒットした1072 レギュラーレングスの60%よりもほんのちょっとですが向上しています。
これが2ペアーで780円は超お買い得だと思います!!
思いますが・・・
何故かまた丈が短い!
これじゃぁハイカットの登山靴には使えないじゃないですか!!!
本当にもう・・・
くどくなりますが、こういうところがワークマン開発陣には本当のアウトドアマンが居ないんだろうなと感じるところです。
ただし、メリノウール混紡率50%ですと、丈の長さが2種類から選べます。
レギュラーよりも気持ち短目のミドルレングス
辛うじてくるぶしが隠れるショートレングス
この50%の方は、吸汗速乾性に優れたドラン糸との混紡だそうです。
価格は200円ほど高額になってしまいますが、2ペア980円のミドルレングスをとりあえず購入してみました。
ちなみにグレーを購入したのですが、薄いグレーとやや濃いめのグレーの2色がセットになっていました。


買ってきたばかりでまだ長時間歩いていないので断言はできませんが、うぅ〜ん登山用としては微妙かなぁ・・・
触ってみると少し厚手のパイル編みのようで、クッション性は高いです。
しかしリブ編みのようにしっかりとフィットする感じは有りません。
冬用メリノウールソックスも同様だったのですが、メリノウール高配合の方がホールド感があり歩きやすさに格段の差があります。
それと汗の吸収が冬用低配合はけっこう劣っていたように感じたのです。
要するに登山用と街用とで企画意図を分けていたんじゃないかな?
そしておそらく夏用50%の方も街用だと思います。
それでも普段履き用にと考えて3セット買っちゃいましたけどね(苦笑


50%でも消臭効果はそれなりに期待出来るんじゃないかと予想しています。
メリノウール最大のメリットは消臭効果だと最近は感じているのです。
2ペア980円の街用靴下としてもけっこう優秀だと感じています。
しかしいくらメリノウールとは言え、普段履きで夏に使うには生地が厚すぎるのが素直な感想。
5月頃は毎日のように履いていたのが6月に初旬には段々控えるようになって、下旬には全く履かなくなったのが実情。
普段履きにするには春・秋に季節が限定されますね。
残念ながら春夏カタログにはコレ以外のバリエーションは無かったので、今シーズンはコレでメリノソックスは打ち止めのようです。
65%の方でレギュラーレングスが販売されたら、また爆発的に売れると思うんですけれど・・・
本当に不思議です。
と、予想していたのですが打ち止めではありませんでした!?
メリノウール65%高配合製品が追加で新登場!!


先に紹介したメリノドラロンメッシュ靴下よりも薄手で通気性が良さそうなのでこれからの酷暑には良さそうです。
ただ残念ながら、相変わらずくるぶしまでのショート丈ですので登山には不向きでしょう。
と言うかパッケージに「普段使いにゴツ過ぎない履き心地」なんて書いてあるので、登山などのアウトドアスポーツ用途ではなく普段履き用に作られた製品のようです。
でも履いてみるとフィット感・ホールド感も良く、クッション編みで薄手の割りにはクッション性もそこそこあります。
これスネまで覆うロング丈が有れば、中敷と併用で夏山登山に使えるかな?と感じました。
更に足裏に滑り止めのシリコンゴムが塗られていて靴の中で滑るような事もありません。
ただしこれは滑り止め効果が高すぎるかな?
靴の中で滑り過ぎるのは好きではありませんが、ひっかかるような感覚で動かないのもちょっと違和感があります。
とは言えこの滑り止めと丈が短いこと以外はかなり良い出来の靴下と感じました。
いつの間にワークマンはこれほどの靴下を作れるようになった!?
と思ってよく見てみると・・・

これ製造元はグンゼです!!

これ製造元はグンゼです!!
どうりで良い製品だと思った・・・
なのに価格はワークマンらしく2足で780円!
このグンゼ製靴下は他にくるぶしが出るスニーカー丈も有りました。


価格は同じく2足で780円。
自分は丈が短い靴下が好きでは無いので、こちらは購入しませんでしたがお好きな方でしたら普段使いに優秀だと思います。