先日の記事でも触れましたが、緊急事態宣言の発出を受けて8月のキャンプは中止にしてしまいました。
しかしいつまでもキャンプ欠乏症ではストレスが溜まって仕方無い。
他県のキャンプ場に遠征するのは自粛したが、同県内は許して欲しい。
しかしいつまでもキャンプ欠乏症ではストレスが溜まって仕方無い。
他県のキャンプ場に遠征するのは自粛したが、同県内は許して欲しい。
このキャンプ場はケビン棟・オートキャンプサイト・テントキャンプサイトに別れています。
前回はとっても安価(2000〜4000円)なテントキャンプサイトの利用でした。
テントキャンプサイトは車が横付けできない事と区画面積が狭いことが欠点ですが、それさえ我慢出来れば案外快適なサイトでした。
なので今回も同様にテントキャンプサイトかと思いきや・・・
今回は豪勢(?)にオートキャンプサイト(4500〜10500円)を予約したのです!
理由はこれまた簡単、神奈川県民限定の割引キャンペーンが行われていたからです。


要するに、キャンプ場側も県を超えない同県在住民の利用は大歓迎という事です!
COVID-19では何かと「自粛」が叫ばれていますが、最終的な判断は当事者に任せられている事が多いので、行こうと思えば県外のキャンプ場でも受け入れてくれる所は多いです。
だけどやはりどこか後ろめたさと言うか、歓迎されざる客というような事を勝手に妄想してしまいがちです。
でもこうしたキャンペーンを展開しているって事は、キャンプ場としては同県民ならば大歓迎って事ですよね。
それなら心晴れ晴れ堂々と胸を張って利用できるじゃないですか。
ただしこのキャンペーンはキャンプテントサイトには適用されないんです。
まぁ元々キャンプテントサイトは利用料金が激安ですから・・・
なので今回はキャンペーンが適用されるオートキャンプサイトを利用しようと決めたのです。
久しぶりのキャンプ!
事前に色々と考えて朝早くから出発してキャンプ場でゆっくりと過ごすんだっ!
と、準備万端用意をしていたのですが・・・
直前になって出発日にどうしても外せない仕事が舞い込んできてしまった!?
2泊3日の予定を1泊2日に変更も考えましたが、久しぶりのキャンプですから少しでも長く堪能したいと思ったので、仕事が終わってすぐに移動することにしました。
当日は自分の悲しみを反映したのか朝から雨!
ほんの数日前までは晴れ予報だったのに!?
だけど夕方頃には雨は上がりそう。


って事は、当初の予定どおり朝から行っていても雨の中で設営して、テントの中に閉じ籠もるしかなかったってこと?
なんだ〜早く行っても意味が無かったんだな〜(苦笑
なんて罰当たりな負け惜しみを考えていたからか、予定よりも仕事は長引くは事故渋滞に嵌るは有料道路は閉まるはでキャンプ場に到着したのは19時40分過ぎ。
ちなみにこのキャンプ場のチェックインは20時を過ぎると入場すらままなりません。
もう本当にギリギリ!
あと20分遅れていたらスゴスゴと一旦家に帰らないとならないところでした。(汗
チェックインを済ませたらとにかく先ずはテントの設営。
キャンプ場ですからそんなに明るいわけもなく、暗闇の中で設営か?
今回持って来たのは慣れ親しんだロッジシェルター。
ルーメナー+があれば、妻と二人で手早く設営完了。
テントさえ組み上げてしまえば、あとは車から荷物をテントに移すだけ。
車が横付けできるオートキャンプサイトだと本当に楽ですよね。
駐車場から離れているテントキャンプサイトだったら、心くじけて車中泊に切り替えていたかも!?(苦笑
平日だからか?COVID-19の影響か?、思ったほどは利用者も少ない。
隣の区画も向かいの区画も人がいない。
おかげでこんなバタバタしていても迷惑をかけずに済んだ。
さて一通り住み処が完成したら、今度は食事だ!
今日の夕食は簡単お手軽にという事で、冷凍チャーハン。


ソロキャンならばいざ知らず、妻とのキャンプでこんな手抜き料理は申し訳無いが、今日は許して!


でも時間がない時に冷食は本当に助かります。
冷凍食品は保冷剤代わりにもなるし、キャンプの強い味方!
利用客が少ないせいかとっても静かな夜なので、今日は早く眠ることにしましょう、おやすみなさい・・・
一夜明けて朝6時に起床。
気温は外が17度、テント内で18度。


たぶん一番寒くなった時でも15度以下という事は無かったでしょう。
今回のシュラフは小川のフィールドドリームDX、両サイドのジッパーを開いて寝ましたが暑くも寒くもなく、ちょうど良い感じ。
とても爽やかな朝を迎えることが出来ました。


朝食はいつものホットサンド。


スープはいつもの顆粒インスタントスープではなく冷凍オニオンソテーを使ったオニオンスープを簡単に作ったのですがこれは大成功!
ご興味有る方は試してみて下さい→レシピ
お手軽でシンプルな朝食ながら、キャンプだと妙に満足出来ます。
普通ならば朝食後は散策や観光に出かける方が多いのでしょうが、自分も妻も日頃の疲れが溜まりくっている。
事前に何の相談もしていませんでしたが、今日一日は何をするでなくただダラダラと過ごす事にしましょう。
と思っていたら問題発覚!?
お米を持ってくるのを忘れていました!?
これから近くのスーパーにお米を買いに行くか?
ノンビリしようと決めた後だと妙に億劫に感じます。
キャンプ場内の売店を覗いてみることにしました。
生米はありませんでしたがパックご飯があります。


炊く手間が省けたと思えば妥協できます。
早速このパックご飯を使って昼食の準備です。
基本的に今回は手抜き料理が続きます。
レトルトを使ったドリアです。


でもまぁスキレットを使って供すればキャンプ飯っぽくなるもんです。


ご興味のある方はお試し下さい→レシピ
昼食後は火を起こそうかと・・・
ってこのキャンプ場は国立公園内の自然保護区。
なので焚き火・直火は禁止なんです!
なのに何故火を起こせるかというと、調理目的に限っては焚き火も可能。
オートキャンプサイトだとわざわざ焚き火用のかまどが用意されているくらいです。


でもいくら涼しくなってきたとはいえ、9月に焚き火はやはり暑い!(苦笑
ちょっと冷たいお菓子でも食べたくなってきました。
アイスクリームはキャンプ場内の売店で調達です。
うぅ〜ん・・・
甘過ぎる!
本来が牛乳で作るフルーチェをバニラアイスで作るというアイディアですが、そりゃぁバニラアイス分で通常のフルーチェより更に甘くなるのは当然。
甘党の方やお子さんには良いと思いますが、我々にはイマイチでした。
でもなかなか面白かったので作り方も紹介しておきます→レシピ
そんなこんなですっかりシチューも煮込まれたことだし、そろそろ夕飯の準備もしましょう。
夕飯はそのビーフシチューと、最近話題の煉獄のたまご
元々イタリアのポピュラーな家庭料理で、それを最近になってサイゼリアが販売開始したのです。
ちょっと前まで大ブームだった鬼滅の刃のキャラクター煉獄さん人気と相まっての話題なんでしょうね。
とっても簡単そうだったので作ってみたのですが・・・


うぅ〜ん・・・
確かにそこそこ美味いけど、絶賛するほどでは無いかな?
でもまぁキャンプで簡単に作れるので、話題に乗っかるという感じでお試ししても良いかも。
よろしければ参考にして下さい→レシピ
なんとなくビーフシチューとかぶり気味なメニュー構成だったのも失敗の一因でしょうか。


キャンプ場の売店に地域限定のチューハイ=寶クラフト湘南ゴールドが有ったので妻はそれを飲みながらノンビリした夕餉。
雨が上がっているせいか、昨晩よりも多くの利用者で賑わうキャンプ場ですが、のどかな時間が流れます・・・
安心して熟睡していたら夜中の3時頃に雨音で目が覚めました!?
天気予報では初日以外は雨の心配が無いはずと思っていましたが、やはり山の天気。
油断は出来ませんね。
外に出しっぱなしにしていた薪の残りなどを仕舞って再び眠りに就きました。
そんなこんなでチョット眠りが浅くなってこの日は5時に目が覚めてしまった。
今回のキャンプは2泊3日。
すなわち今日が最終日。
撤収のためには早起きは好ましい。
起きたならさっさと朝食の準備をしてしまいましょう。
いつものホットサンドに、昨日のシチューの残りにと鯖缶ハリッサと残りのポテサラ。


最近我が家は今更ながらだがチュニジア生まれの調味料=ハリッサが静かなブーム。
このハリッサでトマトと鯖缶をただ和えたものを自分はサバ缶ハリッサと勝手に呼んでいるが、なかなか美味ですすよ。


わざわざ別記事にするほどの難しい料理ではないのですが、せっかくなのでこれも作り方紹介します→レシピ
今日はチェックアウトではありますが、早起きしたおかげで慌てるほどではない。
少しだけノンビリなんてしていたら、妻が雉を発見!


野生の雉を見られるほどに自然豊かな環境なんだなと実感。
すっかり慣れているロッジシェルターの撤収だときっちり時間を予想できるので10時ちょっと前の撤収を考えてゆっくり丁寧に作業していたら、最後のテントを畳む段になって雨が降ってきました!?
大慌てで適当に収納袋にぶち込み、他の小物も適当に車に積み込み慌ただしく撤収完了!
なんとか10時前にチェックアウト出来ました。
本当はレイトチェックアウトにしたかったのですが、この日は満室とのことで定刻どおりだったのです。
こんな感じでもバタバタしながらも大きなトラブル無く無事にキャンプを終えました。
今回はオートキャンプサイトの利用でしたが、思っていた以上に快適でした。
理由は各区画に備え付けられている流し台の存在です。


安価なテントキャンプサイトにも共同炊事場があり、各区画からそれほど遠いわけではありませんし水道の数も充分にあるので何の不便もありません。
しかしやはり全く移動せずに専用の流し台があるのは本当に快適。
我が家のようにキッチンテーブルにツーバーナーといった装備だと、自宅と遜色無い調理環境が構築できます。


ジャグを減らせるのも荷物を減らせるという意味で有効です。
家庭の流し台と違い、高さが低いので完璧とは言えませんがとにかく快適でした。
この記事内で紹介したように場内の売店もそこそこの品揃えだし、ならば快適な高規格キャンプ場と呼べるかと言えばそれはちょっと厳しい。
まず場所にもよるが区画が狭い。
目安として7x8mとホームページでは紹介されているが、実際には場所によって差があります。
今回の我が家はチェックインが夜になるので、受付の方が配慮して一番手前の1番サイトに配してくれた。
ただこの1番サイトはお世辞にも広いと言えない。
床面積350x460cmなので大型2ルームテントほどは設置面積をとらないはずのロッジシェルターと車を配するとタープを張る余裕が無い。


下の画像のように、テント横のフラップを跳ね上げてサイドウォールを接続すれば、タープが無くても何とかなると思ったのだが、


この1番サイトだと木が邪魔になる。


曇りがちだった上に林間サイトだったのでタープ無しでも快適に過ごせたので結果オーライではあるが、真夏の直射日光に照らされたら厳しかったと思う。
それと蟻が多かったのがけっこう気になった。
林間サイトなのである程度の虫は覚悟していたが、標準よりは蟻が多かった。
壁面・屋根を合わせるとおそらく40〜60匹はテントに付いていたと思う。
帰宅後にテントをもう一度開いたらかなりの数の死骸が残っていた。
雨上がりの天候や1番サイトのみの問題なのかもしれないが、これは少し気になった。
とは言えテント内は半土間スタイルで過ごしていたせいもあり、許容範囲ではあった。
そしてこの場所は悪い事ばかりでもない。


写真右側の砂利スペースは1〜5番サイトの共用通路。
見てのとおりけっこう広い、すなわち隣接してるのは奥の2番サイトのみ。
なのでプライベート感がけっこうある。
サイト裏は管理棟からの道路なのだがサイトと道路の間も植え込みスペースが在るので、人や車が通っても思ったよりも気にならなかった。


小型テントだったならベスポジと感じられたかもしれない。
ちなみに地面は小砂利が敷き詰められていて、水捌けが良くペグの刺さりも良い。
気持ち固めなのでさすがにプラペグは厳しいが金属製ならソリステなどの鍛造ペグでなくとも問題は無さそう。
こうした狭さと、子供向け遊具等が皆無なことを許せるならかなり快適なサイトでした。
25区画中4区画と数は少ないが電源付きサイトもあります。
関東屈指の観光地=箱根というロケーション含め、快適性優先の初心者・ファミリー向けにはけっこうお勧め出来るキャンプ場と言えます。
これらの記事が皆様のお役に立てれば幸いです。