普通はビジネスホテルに泊まるのでしょうが、やっぱりキャンプでしょ〜(笑
以前に利用して気に入ったまつもと里山キャンプ場にするか?もう何回も利用している芥子坊主農村公園キャンプ場にするか?
しかしどちらも松本市なので、伊那で仕事を終えてから移動すると到着する頃には日が暮れそうだなぁ・・・ならば伊那でキャンプ場を探すか!という感じで見つけたのがこちら蛇石キャンプ場
この蛇石キャンプ場は予約不要で利用料金も無料!
無料ですがトイレや炊事場(水道の水は飲めません)がちゃんと設置されています!!
なのに自然溢れる環境で評判がとても良い!!!実は長野県のキャンプ場は冬季閉鎖している所が多いので冬は選択肢が少ない。
冬季閉鎖しないこのキャンプ場はとっても貴重な存在。
場所はトヨタ純正カーナビだと検索されませんでしたが、かなり簡単な道順なのでナビが無くても問題無く辿り着けると思います。
国道153号から川島駅入口交差点を横川ダム方面に曲がります。
交差点から約10kmくらいで到着したと思います。
まぁグーグルマップ等を使えば何も考えなくても大丈夫です。
ずっと舗装路で行けますが、標高約930mに位置するキャンプ場ですから冬季は雪が残っている場合もあります。
自分が行った3月下旬だと道路脇に少し残るくらいでしたが、スタッドレスやタイヤチェーンの準備は必須でしょう。
横川ダムを過ぎてキャンプ場近くなってくると落石等もあるようなので気を付けましょう。
ちなみに上の写真は落石を撮ろうと思ったわけではなく、野性の猿が現れたので車を停めてiPhoneを出したのですが間に合わずに猿は写らず落石だけが写っていたというわけです(笑
そうして辿り着いたのがこちら。
このまま下るとトイレのある広場になり、ここが駐車場。
原則的に自動車はこの駐車場に停めてテントはサイトに張るのが原則。
ただこの日は雪予報の平日だったので自分を含め2組のみ。
マナーを守りつつ上手に使いましょう。
ロータリー状になっているので、写真の右手前に車を停めるのが一般的ですかね?
自分が行った3月下旬ですと、トイレは冬季閉鎖されていました。
なかなか立派な建物で、先行レビューによると洋式の簡易水洗で比較的綺麗なようです。
この駐車場にはサイクルラックも設置されていて、自転車乗りにも優しいキャンプ場ですね。
駐車場の右手奥には炊事場があります。
ちゃんと、カマドも有るのですから、直火などせずにマナー良く使いましょうね!
冬季のため栓が止められていましたが、どちらにしても飲料には勧められません。
たぶん沢の水をそのまま引いているんだと思います。
食器等の洗浄には全く問題無く使えますが、飲料用にはあらかじめ水を用意して来た方が良いです。
この炊事場の奥にテント設営出来ます。
水はけは良さそうですが、地面が締まっているのでプラペグなどでは苦労しそう。
駐車場左手に小川が流れていますが橋が架かっているので、橋を渡った先がキャンプ場としてはメインかもしれません。
自分もこちらのサイトを利用する事にしました。
橋はアウトドアワゴンも通れました
カマドはありませんが炊事場もあるし、屋根のかかった東屋もあります。
この後は降雪予報が出ているので、緊急時は東屋に退避することも出来ますね。
藤棚もあって芝地なので寝心地も良いと想像できます。
ただ見てのとおり緩やかな傾斜があるのがやや難点。
東屋付近から川に降りていくと、このキャンプ場の名前にもなっている蛇石(じゃいし)が見られます。

国の天然記念物にも指定されている珍しい石なんだそうです。

アンケートがあったので接続してみましたが・・・

このアンケートは既に終了しているようです(苦笑
いや、でも本当に感謝しています。なのに直火で焚き火をしてそのまま帰る人が多いのは悲しくなります。

火の不始末なんて言語道断ですが、
後に利用する人のためにも完全に綺麗に戻せないなら焚き火台を使いましょうよ。それと場内のあちこちにこうした警告があります。

調べたところ、脅しとかでは無く本当に熊の目撃情報があります。
そう言えば先述したように、この日に自分も野生の猿を3頭ほど目撃しています。
熊がキャンプ場を餌場として認識しないように、食べ残しなどは絶対に放置してはいけません!
自分自身の安全の為にもこれは絶対のルールです!!
これは早くテントを設営しないと!!(汗
自分は橋を渡ってすぐの辺りに設営させてもらいました。

川の近くで情緒があって、雪が降っても屋根のある炊事場・東屋が近く安心、平らで使い易い場所でした。石油ストーブにダウンシュラフも準備完了!

雪予想が出ているような寒空ですが、テントの中はヌクヌクです♪設営を済ませ少し一休みしたら、今度はお風呂に行こうかと思います。
キャンプ場に来る途中、手前約5kmの地点に「かやぶきの館」という宿泊施設が日帰り入浴も受けてくれるようです。

名前のとおりりっぱな茅葺きの建物ですね。
こちら温泉ではありませんが、400円で大浴場に入浴出来ます。
受付が19時まで利用が20時までです。
自分は勘違いして利用時間の20時までに入れば良いのだろうと思って19:05に入館してしまったのですが、快く受け入れてくれました。
COVID-19の影響でシャンプーや石鹸が撤去されていましたが、とても快適に利用できました。
食事なども提供されているようなので翌朝にでも利用しようかと思ったら、生憎翌日は休館日でした。
まぁ次回の楽しみにしておきましょう。

場内は何も灯りが無いのでヘッドライトなどは必需品ですね。

自分の定番キャンプ飯=鍋焼きうどんと一緒に調理します!

まずはおたぐりだけ石油ストーブで温めます。

思ったより癖も無く、豚モツと似たような感じです。
スーパーで売られていた総菜ですが、下処理が上手なようで臭みもあまり感じません。
ただ煮込みが足りないのか少し硬い。
ある程度、モツが減ったらウドンを投入してモツ煮込みうどん。

もちろんスープまで完飲です!外は零度近くなってきましたが、石油ストーブとおたぐりでポッカポカです。

これなら濡れずに撤収できるかと一瞬考えたがやはり甘かった。
朝食を食べている間に降り出し、あっという間に銀世界。

これはこれで雪中キャンプを楽しめたから良い感じ。
ひとしきり雪景色を眺めのんびり・・・

とは言え、いつまでものんびりしているわけにもいかないので気合いを入れて撤収!駐車場を出るとすぐに上り坂なんですが、スタッドレスを履いているとは言えしょせんはFF。
勢いをつけないと登り切れませんでした。
タイヤチェーンも持って来ているので、どうにでも出来るとは思っていますが、雪道に不慣れな人は万全の準備と早めの移動をお勧めします。
仕事の合間を利用した慌ただしいキャンプではありましたが、かなり楽しめました。
素晴らしいキャンプ場を開放していただいている辰野町に深く感謝します。
ありがとうございました、きっとまた来ます。
