そして円錐型の形状がとてもスタイリッシュ!!
何より室内高が高く、腰を屈まず楽な姿勢でいられるテントが多い!!!
腰痛持ちの自分にはこれ重要なんです!(苦笑そんなワンポールテントが大好きで、自分は今までに大小いくつものワンポールテントを所有してきました。
そんな自分がお正月の福袋で購入したのがキャンパルジャパン(小川テント)の最新ワンポールテント=タッソT/C
直径3.7m高さ2.5mの六角形

使用状況にもよりますが、一番の基本形はこの六角形だと思います。
この形状が室内高もあり、腰を屈めずに過ごせるスペースが一番広いのです。直径4.3m高さ2.2mの七角形


そのポールの脇だと170cmの自分でも頭が当たるくらいで、立って過ごせるスペースはほぼ無く常に中腰以下。
周辺部は高さの低い荷物を置くくらいしかできずデッドスペースが大きいのです。
ただ、全高が低くペグダウン箇所が多い八角スタイルは風に強いので、天候によっては安心感があります。
居住スペース的には一番有効スペースの大きい六角スタイルをベースに、天候や好みで変形していくのが一般的な使い方でしょう。メーカー側も六角スタイルが基本と考えているようで、インナーテントなど各種オプション等も六角スタイルを基本としています。
その六角スタイル、直径3.7mですがテント内は数値ほどの広さは感じません。
直径3m八角形のハイランダー ネヴィスTCからそれほど広くなったように感じないのです。
1人で使えばかなり広々していますが、2人で使おうとコットや薪ストーブを入れるとちょっと窮屈な感じです。
まぁメーカーも「ソロ・デュオにちょうどいいサイズ感」と言っていますしね。直径4.8mの八角スタイルも直径5m14角形のノルディスク アルフェイム19.6と比べるとビックリするほど狭く感じます。
直径の数値だけ見るとわずか20cmの差ですが、角数と高さの違いにより有効体積はかなり変わるもんです。とにかくそんな感じで設置面積の割りにはそれほど広くはなく、どの形に変形させても結局は1〜2人使いにちょうど良いサイズです。
(個人的には1人で使うにはちょっと広過ぎに感じています)しかしそんな面積を拡張する方法があります!
フライを張り出す事により、更なる多彩な変形が可能なんです!!

そう! これなら雨が降ってきても吹き込みはかなり抑えられます。
自分の不満に対し予想以上の改善策を形にしてくれたのです!!
ただし、このフライを張り出すスタイルはどう考えても風に弱いでしょう。
風向きによって設営方向をよく考えたり、場合によっては六角形スタイルに戻すなどの判断も必要でしょう。このフライ張り出しを更に進化させるオプションとしてとにかく魅力的なのがメッシュスクリーン

このスタイルも風には弱そうですが、室内を広げるにも雨の吹き込みを軽減するにもとっても有効な形です。
実際に使ってみると、六角スタイルから比べてビックリするほど広く感じます。
空間を壁で仕切る=テント内スペースを認識しやすくなるからか、メッシュスクリーンを付けずに張り出しのみの状態よりも広く感じます。正面のドアだけでなく、横もメッシュに切り替えられるので、換気も細かく調整できます。

このブログではリンクとしてアマゾンを張っておきますが、プレミアム価格で売っている事が多いので、気を付けて下さい。
ogawa(オガワ) タッソ/タッソTC用 メッシュスクリーン 3512
メッシュスクリーンを装着した形を見ると、サバティカルのモーニンググローリーとよく似ています。
それとファスナー等での接続ではないので、隙間が生じて冬は隙間風が入ってきやすいのも欠点です。
高額な割りに応用もきかないので、自分は別製品をお勧めします。
有名ブランドに拘って格好良いポールが好きなら
[ ローベンス ] Robens テントポール タープリンクポール 85?210cm アルミ製 高さ調整可 タープ クリップ ポール 690026 ブラック Tent Accessories キャンプ アウトドア [並行輸入品]
この製品だと130cmも210cmもどちらにも対応出来ます。
ただちょっと細いので、大型タープなどに使おうと思った時には個人的にやや不安かな?
ちょっと高額だし・・・
自分はこのテンマクデザインのポールを使っていますが、気持ち少しだけ長いような気がしますが実用に問題はありません。
価格を考えたら一番のお勧めですね。
Soomloomのアジャスタブルポールも以前から使っていますが、調整箇所は上方よりも下方にあった方が使いやすいと思います。
ただしこの製品はタッソ専用品ではなく、ツインピルツフォークL用のハーフインナーを流用品としてメーカーが推奨しているのです。




2人分の寝袋を敷くにはちょっと狭いですね。
手放しで良い製品とは言い難いのですが・・・






370cmは直径3.7mの六角スタイルでは、はみ出さないギリギリですが、


(上の写真は、スカートを捲った状態です)

ですが、幕自体の変形とこれらのオプション品を組み合わせる事により様々なスタイルに進化していくのは、変形合体ロボが大好きな少年的遊び心をくすぐられます!
こうした変形を可能にしているのは、ジッパーで開閉することにより側面を増減させるギミックです。
このジッパー部は強度と精度が求められますが、そこは流石の老舗ブランド!
また高さが可変するという事はポールの長さも変わるわけですが、凸と穴が見失わないようにガイドラインがプリントされていたりと丁寧で実用的な作りの良さがあります。
ハンマーなども含め、付属品はどれもしっかりしたものです。
ペグダウンするためのガイドシートも使い易くシッカリした作りです。
向かって左がタッソ、右がハイランダーのネヴィス用です。
価格が違うので当然ではありますが、ショボイ作りのネヴィスと比べると驚いてしまいます。
原理を考えれば簡素な作りのものでも大差無いだろうと思っていましたが、実際に使ってみると視認性の良さからくる操作性の良さが段違いです。
付属品だけでなく本体ももちろん色々と工夫がされています。
スカートは冬場は隙間風を防ぐのに有効ですが、夏場は換気のためにも無い方が良いと思う時も多いのです。
そんな時はスカートを捲って留める事も出来ます。
写真ではスカートを外に捲っていますが、本来は内側に捲って使います(雨が降ってきたら水を溜めてしまいますから)
ただスカートは地面に接するものなので、どうしても濡れやすいのに乾きにくいものです。
なので撤収前にはこうして外側に捲っておくことによって、乾きやすくすることも出来ます。
自分は撤収時に必ずこうやっています。
これは本当に便利ですよ〜
頂上部の換気窓は室内から開けることが出来ます。
こういう細かな工夫は本当に感心してしまいます。
基本的な作りの良さ、実際に使った時の使いやすさ、各種の工夫。
ハイランダーなどの安価なワンポールテントと比べると、単純な価格で考えると安いとは言い切れませんが、本当の意味でのコストパフォーマンスに優れるのはオガワのタッソの方だと感じてしまいます。
特に秀逸なのがトリプルファスナー。
最近の流行として薪ストーブを想定してのものでしょうね。
煙突を出す位置を自在に空けて、それ以外の位置は閉められるのです。
左右どちらにも開けられて拡張も出来るフロントドア、片側のみ開けられるリアドア、どちらのファスナーもトリプルファスナーになっているので、前からでも後ろからでも煙突を出せます。
先行ブロガーを見ると、ほとんどの方がリアドアーから煙突を出して、フロントドアーは普通に出入り口として使っているようです。
自分も確実な方法として一番最初はこの出し方で薪ストーブをインストールしました。
ですが薪ストーブ導入を考え出した頃から考えていたのですが、跳ね上げたフロントドアのトリプルファスナーから煙突を出した方がより魅力的なのではないでしょうか?
この方法ならばメッシュスクリーンの入り口を開放すると薪ストーブの炎を見ながら外の景色も開放的に眺められると思っていたのです。
実際にやってみたら、目論見どおりバッチリです!!
テント外で焚き火にあたりながら景色を眺めるのも良いのですが、テント内ならば暖かさが段違いです!
ホテルなどでガラス越しに見る風景は快適ですが自然との一体感はありません。
快適性を確保しながら自然との一体感を味わえて、もうこれ以上ないくらいに最高です!!!
もちろん、触れると熱い・倒したら危ないストーブを端の方に置けて、テント内を広く使えるというメリットもあります。
強風でメッシュスクリーンが煽られたら、とても危険なので天候を選ぶやり方ですが、とても魅力的な方法です。
テント本体の素材はT/C(テクニカルコットン)だけではなく、ポリエステル製も有ります。
焚き火などした時に火の粉で穴が空きにくく結露も気にならないのはT/Cですが、雨の日の安心感と乾きやすさを考えるとポリエステル製のメリットはとても魅力的です。なので、自分はポリエステル製も買ってしまいました!?

季節や天候に合わせて好きな方を選べて、インナーテントなどのアクセサリーを共用出来るってのは理想的です。
と言うか自分の感覚としては、雨天用のオプション品としてポリエステル製フライシートを購入したような感覚です(苦笑ちなみに最近タッソULというとても軽量な製品も発売されましたが、
大きさ(高さ)だけでなく変形パターンも違うのでお気を付け下さい。
これは何も共用できないので、完全に別製品の感覚です(苦笑
これからも末長く愛用していきたいと思います。


