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進化系ワンポールテント Tasso タッソ

ワンポールテントは周辺をペグダウンして中央にポール一本を立てるだけという簡単な設営方法!
そして円錐型の形状がとてもスタイリッシュ!!
何より室内高が高く、腰を屈まず楽な姿勢でいられるテントが多い!!!
腰痛持ちの自分にはこれ重要なんです!(苦笑そんなワンポールテントが大好きで、自分は今までに大小いくつものワンポールテントを所有してきました。
ワンポールテント最大の欠点は、雨天時に出入り口から雨が吹き込む事だと自分は思っています。
そうした欠点を補うテントは既にいくつもあります。
テンマクデザイン サーカス TC DX
テンマクデザイン サーカス TC DX
しかし自分的にはどうもそそられず、既存のワンポールテントに庇を接続するなどしてお茶を濁していました。
しかしやはり完璧な製品とは言いがたく、満足していなかったのです。

そんな自分がお正月の福袋で購入したのがキャンパルジャパン(小川テント)の最新ワンポールテント=タッソT/C

ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ワンポール型 タッソ 【1~2人用】T/C サンドベージュ 2727
このテントは使用状況や好みに合わせて様々な形に変形するのが特徴です。
直径3.7m高さ2.5mの六角形

使用状況にもよりますが、一番の基本形はこの六角形だと思います。
この形状が室内高もあり、腰を屈めずに過ごせるスペースが一番広いのです。直径4.3m高さ2.2mの七角形
直径4.8m高さ1.95mの八角形
直径4.8mの八角形は数値的には一番広いように思われるかもしれませんが、高さ1.95mはあくまで外寸でそしてその一番高い位置にはポールがあるから人はいられません。
そのポールの脇だと170cmの自分でも頭が当たるくらいで、立って過ごせるスペースはほぼ無く常に中腰以下。
周辺部は高さの低い荷物を置くくらいしかできずデッドスペースが大きいのです。
ただ、全高が低くペグダウン箇所が多い八角スタイルは風に強いので、天候によっては安心感があります。
居住スペース的には一番有効スペースの大きい六角スタイルをベースに、天候や好みで変形していくのが一般的な使い方でしょう。メーカー側も六角スタイルが基本と考えているようで、インナーテントなど各種オプション等も六角スタイルを基本としています。
その六角スタイル、直径3.7mですがテント内は数値ほどの広さは感じません。
直径3m八角形のハイランダー ネヴィスTCからそれほど広くなったように感じないのです。
1人で使えばかなり広々していますが、2人で使おうとコットや薪ストーブを入れるとちょっと窮屈な感じです。
まぁメーカーも「ソロ・デュオにちょうどいいサイズ感」と言っていますしね。直径4.8mの八角スタイルも直径5m14角形のノルディスク アルフェイム19.6と比べるとビックリするほど狭く感じます。
直径の数値だけ見るとわずか20cmの差ですが、角数と高さの違いにより有効体積はかなり変わるもんです。とにかくそんな感じで設置面積の割りにはそれほど広くはなく、どの形に変形させても結局は1〜2人使いにちょうど良いサイズです。
(個人的には1人で使うにはちょっと広過ぎに感じています)しかしそんな面積を拡張する方法があります!
フライを張り出す事により、更なる多彩な変形が可能なんです!!

そう! これなら雨が降ってきても吹き込みはかなり抑えられます。
自分の不満に対し予想以上の改善策を形にしてくれたのです!!
ただし、このフライを張り出すスタイルはどう考えても風に弱いでしょう。
風向きによって設営方向をよく考えたり、場合によっては六角形スタイルに戻すなどの判断も必要でしょう。このフライ張り出しを更に進化させるオプションとしてとにかく魅力的なのがメッシュスクリーン

このスタイルも風には弱そうですが、室内を広げるにも雨の吹き込みを軽減するにもとっても有効な形です。
実際に使ってみると、六角スタイルから比べてビックリするほど広く感じます。
空間を壁で仕切る=テント内スペースを認識しやすくなるからか、メッシュスクリーンを付けずに張り出しのみの状態よりも広く感じます。正面のドアだけでなく、横もメッシュに切り替えられるので、換気も細かく調整できます。

このブログではリンクとしてアマゾンを張っておきますが、プレミアム価格で売っている事が多いので、気を付けて下さい。

ogawa(オガワ) タッソ/タッソTC用 メッシュスクリーン 3512

ogawa(オガワ) タッソ/タッソTC用 メッシュスクリーン 3512

メッシュスクリーンを装着した形を見ると、サバティカルのモーニンググローリーとよく似ています。

モーニンググローリー (テント本体/TC素材)
直径4.4m高さ2.7mと一回り大きいので2〜3人使用向けテントです。
モーニンググローリーはこの形にしかならないけど、タッソは状況に合わせて色々変形できる。
どちらがより幅広い使い方に出来るかは言うまでもありませんね。
モーニンググローリーは、リンクのアマゾンだとプレミアム価格で出品されているかもしれませんが、オプション合わせた定価で比べるとタッソの方が高額になってしまいます。
それとファスナー等での接続ではないので、隙間が生じて冬は隙間風が入ってきやすいのも欠点です。
こうした張り出し状態にするには130cmのポールが2本、210cmのポールが1本必要です。
メーカーも純正品を用意していますが→130210

高額な割りに応用もきかないので、自分は別製品をお勧めします。
有名ブランドに拘って格好良いポールが好きなら
[ ローベンス ] Robens テントポール タープリンクポール 85?210cm アルミ製 高さ調整可 タープ クリップ ポール 690026 ブラック Tent Accessories キャンプ アウトドア [並行輸入品]
[ ローベンス ] Robens テントポール タープリンクポール 85?210cm アルミ製 高さ調整可 タープ クリップ ポール 690026 ブラック Tent Accessories キャンプ アウトドア [並行輸入品]
この製品だと130cmも210cmもどちらにも対応出来ます。
ただちょっと細いので、大型タープなどに使おうと思った時には個人的にやや不安かな?
ちょっと高額だし・・・

あ130cmだとこんなアジャスタブルポール
テンマクデザイン 炎幕フロンティア張り出しポール(オプション品)
テンマクデザイン 炎幕フロンティア張り出しポール(オプション品)
自分はこのテンマクデザインのポールを使っていますが、気持ち少しだけ長いような気がしますが実用に問題はありません。

価格を考えたら一番のお勧めですね。

ただし、このポールはスチール製なので少し重いと考える人もいるかもしれません。
210cmは、タープ用ポールとして兼用で使おうと思うならある程度の強度があった方が安心なので28mm以上の太さの製品を勧めます。
安心感優先で33mm経の
8tail ポール アルミ 製 28 mm 【ソコノアジャストポール】 2本セット 4連結 分割式 プッシュボタン式 多段階調節可能 キャンプ テント 【底で長さ調節できる】 (BLACK)
自分はこの8tailのポールを使っていますが、5cm毎での調整が建てた後から出来るのがとっても使いやすく気に入っています。
スカートの接地を微妙に変えられるのは本当に素晴らしい!
Soomloomのアジャスタブルポールも以前から使っていますが、調整箇所は上方よりも下方にあった方が使いやすいと思います。
よく考えて、皆さんのお好みの製品を選んで下さい。
他に純正オプション品だとインナーが用意されています。
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント用 インナーテント ツインピルツフォークL用
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント用 インナーテント ツインピルツフォークL用
ただしこの製品はタッソ専用品ではなく、ツインピルツフォークL用のハーフインナーを流用品としてメーカーが推奨しているのです。
先に触れたように六角スタイルで使えるサイズで、一見するとジャストフィットしているように見えますが・・・
実は接続用ループなどで側面を接続したりしていません。
メーカーが推奨する割りにはドンピシャという感じはせず、壁面がやや垂れています。
その上元々がハーフインナーですから狭く、圧迫感を感じます。
1人で使うなら問題ありませんが

2人分の寝袋を敷くにはちょっと狭いですね。

奥の壁面側だとお尻をついたままの着替えすら出来ないほどです。
逆にポール付近だと立つことも出来るんですけどね。
素材がポリエステルなので結露の心配もあります。

手放しで良い製品とは言い難いのですが・・・

ちゃんと小物入れなどもあり、
作りはさすがに悪くありません。
正面出入り口だけではなく後方にも大きなメッシュドアが有り、
これがタッソ後方の出入り口にピッタリと合っているのも嬉しい。
これなら夏も快適に過ごせそうです。
狭いと言っても端の方に着替え等の荷物を置くスペースは何とか在ります。
色々と不満はありますが、最低限は使えるインナーテントかな?と思っています。
散らかっていてお見苦しいですが、インナーテントを使った室内の雰囲気。
コットを2台入れて使った雰囲気。
どちらが使い易そうですか?
まぁどちらにもメリット・デメリットあるので、一概にどうとは言いかねるのですが・・・
メーカー純正品には設定がありませんが、グラウンドシートは下のシート(325x370cm)を六角形スタイル用に購入してみました。
スカートで覆えば隠れるので実用的には使えます。

(上の写真は、スカートを捲った状態です)
こうしたグラウンドシートをペグダウンするためのロープって普通はベルト状の製品が多いと思うのですが、この製品は紐状のガイロープだったりとかなりショボイ作りです。
でもグラウンドシートとしての機能に特に問題は無いと思います。
地面剥き出しのシェルター使いがお好きな方は必要ありませんが、フロアーが欲しい方や設営撤収時に幕の内側を汚したくない人などは有ると便利です。
安価な製品なので、破れたら買い換えれば良いやと開き直って気兼ねなく使っています。
こうやって各種オプションまで購入すると思ったよりも高額になってしまうのが実情。

ですが、幕自体の変形とこれらのオプション品を組み合わせる事により様々なスタイルに進化していくのは、変形合体ロボが大好きな少年的遊び心をくすぐられます!

こうした変形を可能にしているのは、ジッパーで開閉することにより側面を増減させるギミックです。

このジッパー部は強度と精度が求められますが、そこは流石の老舗ブランド!

また高さが可変するという事はポールの長さも変わるわけですが、凸と穴が見失わないようにガイドラインがプリントされていたりと丁寧で実用的な作りの良さがあります。

ハンマーなども含め、付属品はどれもしっかりしたものです。

ペグダウンするためのガイドシートも使い易くシッカリした作りです。

向かって左がタッソ、右がハイランダーのネヴィス用です。
価格が違うので当然ではありますが、ショボイ作りのネヴィスと比べると驚いてしまいます。
原理を考えれば簡素な作りのものでも大差無いだろうと思っていましたが、実際に使ってみると視認性の良さからくる操作性の良さが段違いです。

付属品だけでなく本体ももちろん色々と工夫がされています。

スカートは冬場は隙間風を防ぐのに有効ですが、夏場は換気のためにも無い方が良いと思う時も多いのです。
そんな時はスカートを捲って留める事も出来ます。

写真ではスカートを外に捲っていますが、本来は内側に捲って使います(雨が降ってきたら水を溜めてしまいますから)
ただスカートは地面に接するものなので、どうしても濡れやすいのに乾きにくいものです。
なので撤収前にはこうして外側に捲っておくことによって、乾きやすくすることも出来ます。
自分は撤収時に必ずこうやっています。
これは本当に便利ですよ〜

頂上部の換気窓は室内から開けることが出来ます。

こういう細かな工夫は本当に感心してしまいます。
基本的な作りの良さ、実際に使った時の使いやすさ、各種の工夫。
ハイランダーなどの安価なワンポールテントと比べると、単純な価格で考えると安いとは言い切れませんが、本当の意味でのコストパフォーマンスに優れるのはオガワのタッソの方だと感じてしまいます。

特に秀逸なのがトリプルファスナー。
最近の流行として薪ストーブを想定してのものでしょうね。
煙突を出す位置を自在に空けて、それ以外の位置は閉められるのです。

左右どちらにも開けられて拡張も出来るフロントドア、片側のみ開けられるリアドア、どちらのファスナーもトリプルファスナーになっているので、前からでも後ろからでも煙突を出せます。
先行ブロガーを見ると、ほとんどの方がリアドアーから煙突を出して、フロントドアーは普通に出入り口として使っているようです。

自分も確実な方法として一番最初はこの出し方で薪ストーブをインストールしました。
ですが薪ストーブ導入を考え出した頃から考えていたのですが、跳ね上げたフロントドアのトリプルファスナーから煙突を出した方がより魅力的なのではないでしょうか?

この方法ならばメッシュスクリーンの入り口を開放すると薪ストーブの炎を見ながら外の景色も開放的に眺められると思っていたのです。
実際にやってみたら、目論見どおりバッチリです!!

テント外で焚き火にあたりながら景色を眺めるのも良いのですが、テント内ならば暖かさが段違いです!
ホテルなどでガラス越しに見る風景は快適ですが自然との一体感はありません。
快適性を確保しながら自然との一体感を味わえて、もうこれ以上ないくらいに最高です!!!
もちろん、触れると熱い・倒したら危ないストーブを端の方に置けて、テント内を広く使えるというメリットもあります。
強風でメッシュスクリーンが煽られたら、とても危険なので天候を選ぶやり方ですが、とても魅力的な方法です。

このように、工夫次第でこのテントはいろんな張り方・使い方が出来るのです!
テント本体の素材はT/C(テクニカルコットン)だけではなく、ポリエステル製も有ります。

ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ワンポール型 タッソ 2726
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ワンポール型 タッソ 2726
焚き火などした時に火の粉で穴が空きにくく結露も気にならないのはT/Cですが、雨の日の安心感と乾きやすさを考えるとポリエステル製のメリットはとても魅力的です。なので、自分はポリエステル製も買ってしまいました!?

季節や天候に合わせて好きな方を選べて、インナーテントなどのアクセサリーを共用出来るってのは理想的です。
と言うか自分の感覚としては、雨天用のオプション品としてポリエステル製フライシートを購入したような感覚です(苦笑ちなみに最近タッソULというとても軽量な製品も発売されましたが、

ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア ポールテント タッソUL [2人用] 2728 カーキ
ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア ポールテント タッソUL [2人用] 2728 カーキ
大きさ(高さ)だけでなく変形パターンも違うのでお気を付け下さい。
これは何も共用できないので、完全に別製品の感覚です(苦笑
自分好みに進化していくテントとして本当に溺愛しています!!
これからも末長く愛用していきたいと思います。


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