そこから苺が話題になり、「今までで一番美味しかったのは、ただかね農園の苺だったね」という話しで盛り上がった。
ならばと軽い冗談のつもりで「じゃぁまた、ただかね農園に苺狩り行こうか!」と言ったら、妻が真剣に考え出し『4月だったらこの週が休みとりやすいかなぁ・・・』とか真剣に考え込んでいる。
あれ?これってマジな流れ?
ならばと「秩父まで行くならキャンプもしたい!」と自分が要求して・・・
そんな流れで今回のキャンプは決まりました(笑前回に秩父でキャンプをした時はスプラッシュガーデン秩父を利用しましたが、妻も自分も使い勝手は悪くないと感じたけれどあまり良い印象は残っていない。
なので今回は違うキャンプ場にしようと考えて選んだのがコチラ
長瀞キャンプヴィレッジです!このキャンプ場は元々「長瀞キャンプ村」という名前で古くから営業していたのですが、2018年にリニューアルして最近流行りのお洒落なキャンプ場に名前と共に生まれ変わったようです。
なので我が家のようにカーナビの地図が古い場合は長瀞キャンプ村で検索した方が良いかもしれません。
関越道花園ICから車で約20分くらい、秩父市街からも約20分くらい、荒川沿いに位置しています。
秩父市街地から来た場合はこの看板が見えたら左折です。

この辺りは休日は渋滞しがちなのでゆとりを持って来た方が良いと思います。COVID-19の影響で受け付け方法が色々と変わったりしているようですが、自分が利用した時は先ず手前の駐車場に車を停め、代表者1名のみが歩いて管理棟で受け付けを行いました。

スタッフの説明もとっても丁寧でわかりやすくて好印象でした。ちなみに受付は12時〜で、サイト決めは早い物順だそうです。
土曜や休日はかなりの争奪戦になるという先行レビューも見たので、良い場所を抑えたい人は有料のアーリーチェックイン(10時〜)も考えた方が良いかもしれません。
自分は平日のチェックインでしたので、12時受付開始と同時にチェックインしたのは自分を含め2組だけだったので、平日利用ならそこまで焦らなくても良いのかもしれません。
あるいはそうやって平日=金曜日にチェックインする人がいれば、どんなにがんばってアーリーチェックインしても勝てないのであまり期待し過ぎない方が良いと思います。テント利用のオートキャンプサイトは小川を挟んで右側がRサイト、左側がLサイト


荒川沿いの区画を選んでも、あまり開けた雰囲気は感じられませんでした。
ただし対岸に秩父鉄道が通っていて週末はSLが走るのですが、そうした鉄道が見えるのはRサイトだそうです。
(自分では確認していないので、鉄道が見られなかったらごめんなさい)荒川沿いの眺めが良いのはLサイトの川沿いです。

川沿いの区画は開放的でとても気持ちが良いのですが、真夏は遮るものが無いので日差しが厳しいと思います。
広さを優先するなら川沿いよりも中央の区画の方が広そうです。
公式ホームページでは区画の広さは8x10mと表記されていましたが、実際には区画によってかなり広さに幅があり中央の区画は10x10m以上はありそうな区画が多かったように思います。
荒川と反対側の区画は林になっていて風が遮られるので、強風の日は安心かもしれません。
管理棟や子供向けの遊び場にも近いのでファミリーユースならば便利かもしれません。
隣接サイトの間には木々が植えられていますが、目隠しになるほどではありませんので、どの区画もプライベート感は薄いです。
ちなみに土質はけっこう硬めなので、ソリステなどの鍛造系スチールペグ等が向いていると感じました。
ただし先行ブログ等を見ると柔らかめの土質という方も散見したので、区画によるのかもしれません。
もしかしたら2019年10月の台風被害からの復旧時に以前と変わったのかもしれません。
自分達の区画は小砂利混じりで水捌けも良く、シッカリしたペグを用意しておけばとても使い易い土質でした。

たぶん2週間くらい前だったら、桜も綺麗だったんでしょうね。

でも桜が散っていても菜の花に癒されてとっても気持ちの良い区画でした。さて場所を決めたらさっさとテント設営をしましょうか。
キャンプ場に着いたと同時くらいに雨が降り出してきたので本降りになる前にテントを設営しないと!!

前回のブログを見た人は「福袋のタッソT/Cじゃないのかよ?」と思う方もいるかもしれません。
今回は初日が雨予報だったので、雨天に強いロッジシェルターを選んだのです。ん?
私のブログをよく見ている方だと違和感がある方もいるかもしれません。
いつものロッジシェルターと色が違う・・・
でもまぁやっぱりロッジシェルター買い換えも諦めきれなくて・・・(苦笑
いやぁ〜最近主流の色使い&庇増設で気分も最高っ!
初日からいきなり雨に見舞われましたが、超快適でした♪テント設営が終わったらお昼ご飯!
我が家の初日昼ご飯のド定番=レタスチャーハンです。

お手軽&美味でこれは本当にお勧めメニューです。食後は少し場内を散策してみました。
まずもう一度管理棟へ

ここには受付以外にも売店と温泉施設があります。
温泉は毎日利用できるわけではなく、基本休前日のみのようです。
なので平日だった初日は利用できませんでした。
ちなみに利用料は無料です。
詳しくは実際に利用した2日目に・・・

飲み物やアイスも販売されています。

薪は1本単位でも販売されているので必要な分だけ購入出来ます。

平日の営業時間は短めで08:30〜17:30、土曜日は08:30〜21:00と長く営業してました。管理棟のすぐ脇にはシャワールーム

このシャワールームは温泉が利用できない時の代替施設という意味合いのようです。
温泉が使えない平日や、温泉が開いてない土曜日の午前中8:30〜11:00、こちらを利用出来ます。
逆に温泉が使える時間はこのシャワールームは使えない。
こちらも利用料が無料。温泉が使えないけどシャワーではなく、あくまで浴槽に浸かりたい人向けに、貸し切り風呂もあります。

ただしこちらは有料(大人1人300円)で、1つしかないので予約制でもあります。
我が家は浴槽に浸かりたかったので、チェックイン時に予約を入れておきました。
実際に使った利用紹介は後ほど・・・管理棟の向かいには喫煙所もあります。

管理棟から降りてLサイト手前に、子供向けの簡単な遊具があります。

写真だとわかりにくいのですが、ブランコもあります。
簡素な施設だと感じましたが、子供には大人気のようで脇を通る度に子供の嬌声が聞こえていました。
他に場内に流れる小川でも遊んでいる子供がいたりして、子供でも楽しめそうなキャンプ場です。区画数は約80区画とけっこう広いキャンプ場ですが、炊事場も数カ所に分散してあり不便を感じる場所は少ないんじゃないでしょうか。
Rサイト側の方が流し場は多いのですが、温水も出る流し台は1箇所だけです。
Lサイト側の方が流し場は少ないのですが、温水も出る流し台が2箇所なのでコチラの方が使い易いかな?

写真は温水も出る流し台ですが、シンプルで清潔な施設でした。
トイレはウォシュレットではありませんが、新しくて清潔です。

ただし、以前の長瀞キャンプ村時代からの古い施設は上の写真のものよりやや古びていました。
キャンプ場全体として、本当は古くからの施設ですが上手にセンス良くリノベーションした印象です。

今晩はきりたんぽ鍋です。
自宅周辺のスーパーではセリが見つからずに春菊で代用するしかないと諦めていたのですが、キャンプ場近くの道の駅みなので見つけました!

何でこんなにきりたんぽ鍋にはセリが合うのでしょう?
今シーズン最後のきりたんぽ鍋は美味しくいただけました。雨のせいか肌寒い天気でしたので、焚き火もちょうど良い感じ。

寝る前にお風呂で身体を温めておきたいと思ったので、貸し切り風呂の予約は一番遅い時間にしておきました。
家庭の浴槽よりは少し広めですが、それほど広いとは言えないので大人2人もしくは大人1人+子供2人くらいが限界じゃないでしょうか?

利用者が自分で浴槽に湯を張って、利用を終えたら湯を落とすシステムです。
2人で利用してもあくまで1グループにつき40分の時間貸し。
なので40分でお湯を張って交代で身体を洗って湯に浸かるとなると正直あまり時間は無い。
更にCOVID-19対策でドアノブや脱衣棚など全て消毒拭きするよう言われています。
この日はたぶん貸し切り風呂を借りたのは我が家だけだったようです。
おかげで湯温が上がるのにけっこう時間がかかってしまい、正直身体を温めるどころかむしろ冷えてしまいました・・・
この貸し切り風呂、夏なら良いのですが冬だったらちょっとキツイかな?
ちたみにこちらはごく普通のお湯で、天然温泉では無いそうです。
とは言え、シャンプー・リンス・ボディソープも備え付けられていたし、脱衣場にはドライヤーも有りましたし、不便は感じませんでした。
これで1人300円は良心的な方かなと感じました。
凍えるような寒さではありませんが、今日は早くダウンシュラフにくるまれて眠ることにします



この後のことを考えて小食にしています。この後に何があるかというと・・・
今回のメインイベント!
そう!! ただかね農園で苺狩りです!!!
と言うか、本来の目的はあくまで苺狩りですから!!!!(笑

苺狩り いくら食べ放題だと言っても、たかが苺。
実際には、そんな腹が膨れるまで食べることは無いだろう。
自分もそう思っていました。
しかし前回の利用時に本当に苺だけで満腹になるという初体験をしたので、今回は準備万端です!時期によって品種は違いますが・・・
かおり野・あき姫・やよい姫・もういっこ・紅ほっぺ・とち乙女
六品種の食べ比べです。

どれも大差無いかと思いきや、意外と個性豊かでいくつ食べても食べ飽きません。
30分間思う存分食べ放題♪
とは言え今回はまだ満腹になるわけにはいきません。
通常の六品種に加え、高級・希少種三品種を加えた九品種食べ放題=プレミアムコースに申し込んだからです!
プレミアムコースの利用者のみ途中でハウスを移り、更に20分の贅沢時間が過ごせるのです!
あまりん・かおりん・天使の苺

苺ってこんなにおいしいんだぁ・・・
本当に感動しました。
以前に栃木で天使の苺は食べたことがありましたが、ただ色が白いだけで特別美味くも何ともないと感じた記憶があります。
しかしただかね農園で食べると、もの凄いジューシーで瑞々しいという言葉がピッタリなんです。
あまりんの甘さは尋常ではなく、これを食べちゃうとさっきの六品種は薄味に思えてきます。
そして個人的に一番気に入ったのはかおりん
単純な甘さはあまりんに一歩譲るもののスッキリした甘さでくど過ぎず爽やかな芳香が鼻を抜けていきます。
ちなみにこれらの品種は希少種で採れる数に限りがあるとの事で、我が家たった2人で6畝を独占して割り当ててくれているので、時間だけでなくスペースの余裕もありました。
もの凄い贅沢な待遇です!
奮発してプレミアムコースにした甲斐がありました。なんて感慨にふけっていたら初老の男性が水やりに来ました。
よくよく話しを聞くと、この農園の前社長=創業者さんでした!?
とっても興味深い話しを聞くことができ、より一層この農園が大好きになりました!!!
夢のような50分はあっという間に過ぎ、またの再々訪を約束して農園を後にしました。苺で満腹になりすぎたので、腹ごなしを兼ねて長瀞の石畳を散策。

長瀞駅前でマルシェが開催されていたりもしました。

昨日までの閑散とした雰囲気が一転!? 受け付け開始約1時間ちょっとで既に場内の区画はほぼ埋まって大混雑!!

昨日までの雨が上がったのは良いのですが、風が強くなってきたのが気がかりです。
大型タープを小川張りしている我が家はちょっと心配なので、タープは外してしまいました。

これで安心。設営で慌ただしい他サイトを尻目に、我が家はノンビリ昼食です。
昨晩のきりたんぽ鍋の残り汁でおウドン。

はぁ〜 我が家の大好物きりたんぽ鍋も今シーズン食べ納めです。
午後は空いている内に温泉に入りましょうか。
温泉は前に述べたように毎日利用できるわけではなく、基本休前日のみのようです。
そのくらいですから、もちろん利用時間も24時間とはいきません。
自分達が利用した時は、土曜日のみで14:00〜21:00までで、利用時間は概ね30分以内にするように言われました。
ちなみに利用可能な日でも、現在はCOVID-19対策で人数制限をしながらの営業なので、受付で確認してからの利用です。
(屋内浴場と露天風呂を合わせて10人くらいは入浴可能なので、それほど厳しい人数制限ではありません)
とは言っても、利用回数に制限は無く空いているなら何回でも入浴可能。
利用に際しては大きなビニール袋を渡されて、着替え等の私物は全てそのビニール袋に入れて、直接脱衣棚には置かないようにするのが現在の利用ルールです。
面倒と言えば面倒ですが、それだけCOVID-19対策を徹底して安心して貰おうという事なんだと思います。
こんな感じでダラダラとノンビリ過ごしながら、ちょっと早めに夕食を
今日は横着をしてレトルトカレーです。
レトルトとは言えちょっとアウトドアっぽくしようと思ってmujiのジビエカレーにしたのですが、わざわざジビエと言う程のものでは無かったのが本音。
すっかり陽も落ちてきて風もだいぶ収まってきたので、今日も焚き火。
せっかくなので焼き芋を楽しみます♪
食後はサイレントタイムまでまだ時間の余裕があるのでもう一度温泉に入ってきました!
そう言えば、この温泉は「ランタンの温泉」と名乗って、ランタンを前面に押し出していますが浴場にはちょっとランタンを照明に使っているくらいでそれほどとは思いませんでした。
どちらかと言うと浴室外の方がランタンを並べまくって壮観ですね。
以前にベアボーンズリビングのLEDレイルロードランタンの購入を検討したことがありますが、やはり本物のレイルロードランタンの方が格好良いなと実物を見て感じました。
昨日の家族風呂よりも温泉の方が断然身体を温められましたが、昨晩よりも外気温は下がっています。
晴れたので放射冷却が進んだのでしょう。
しかしCB缶のガスファンヒーターを使えば、テント内もヌクヌクです。
冬用ダウンシュラフと合わせて、今日も快適に眠りにつけました・・・
最終日の朝はけっこう冷えていました。
四月中旬の長瀞は春というよりは晩冬と思った方が良い日もあるんですね。
最終日の朝食は、ハンバーガーにしてみました。
知人から大量のパテをいただいたからなんですが、これがなかなか美味かった!
ホットサンドメーカーで温めたので、焼き上がりの形は不格好ですが味は上出来!!
菜の花と荒川を眺めながらの食事は最高です!
本当に気持ちの良い区画でした!!
食後はその荒川に降りてみました。
Lサイトですと33と34の間に細い通路があって、そこから降りられます。
これは、なかなかの景観じゃないですか〜
最後まで気持ちの良いキャンプ場でした。
景色の良さ、区画の広さ、設備の充実度、施設の清潔さ、どれをとってもかなりの好印象でした。
高速道路のインターからはやや距離があるものの首都圏からの利便性はまぁまぁだと思います。
いやぁ〜最近のキャンプ場はレベル高いなぁ〜と感じました。
まぁ決して利用料は安いと言えませんが(苦笑
平日1泊・土曜日1泊・大人2名の利用で9800円ですから、最近のキャンプ場としては普通なのかな?
欠点はAC電源区画が無いので冬場のファミリー利用はややハードル高いと思います。
それとせっかくの温泉ですが、実質土曜日のみしか利用できないのは寂しいのが本音。
利用者が少ないと経営的に厳しいのは理解できるのですけどね・・・
あとは、区画間を遮る木が乏しいのでプライベート感が薄いのもやや気になるかな?
ともあれ、我が家では妻共々とても気に入ったので是非また再訪したいと感じました!