
機能的には最高なんですけどね〜
そんなロッジシェルターシリーズは、2018年にロッジシェルターT/Cが追加。
ロッジシェルターIIとなりました。

庇や2分割横幕だけでなく、たしかトリプルファスナーの採用もこのロッジシェルターIIからで初期のT/Cはダブルファスナーだったと記憶している。
とにかく、元々実用性が異常に高かったロッジシェルターが更に完成度を高めたわけです。
思うにこの赤いパイピングが悪目立ちしているように思う。
10年くらい前までのスノーピークも同様ですが、これが高級テントという感じの色使いだった時代もあるのですが、一昔前のグランピングブーム以降はナチュラルテイスト狙いの、カーキやブラウンで単色〜2色くらいの色使いが主流だと思います。
赤いパイピングが廃止され、ブラウン基調でT/C版よりもイカツイ感じで自分にはむしろ好み。
で、気がつくと買ってしまった(爆

庇用ポール3本を購入すれば、初代のロッジシェルターのフレームがそのまま使えます。
後述しますが、ロッジシェルターはポリエステル素材のフライシートでも支障無く薪ストーブが使えます。
でもやっぱりT/C素材の方が、より安心感があります…
導入前の予想よりも薪ストーブをよく使うようになった事もあり、やっぱり冬はT/Cの方が気分が上がるだろう!なんて考えるようになり…
T/C幕もIIの時と同様にフライシートのみを安価に購入しました!!

現在はもうフライシートのみの販売はしていないのですが、稀にアウトレットセールなどで見かける事があります。
ogawaの直営店=グランドロッジに相談すると良いことがあるかもしれません。
初代ロッジシェルターオーナーはこういうアップグレード方法もあるのです!
これでもう何の憂も無く、ずっとロッジシェルターを使い続けられます。
初めて自分のブログを訪れた人のために、以前の記事と内容が被りますがご了承下さい。


上記の写真の状態から、2つ折りにくらいにしたらフレームから降ろして、この後は地面の上で畳んだ方が良いとアドバイスを受けています。




これだけ通気性が良ければ雨だけでは無く、蒸し暑い夏にも最適です。




このライナーシートは天井を覆うと言っても真ん中に切れ目が入っているので、天井のフレームにS字フック等を引っ掛けてランタンを吊るしたりして利便性を損なわないように考えられています。



これはやはり直線で構成された構造のおかげですね。
ロッジシェルターの床面積は3.5×4.6m=16.1平米で中型テントの部類ですが、同床面積のドーム型やワンポールとは比較にならない1クラス上の大型テント並みの居住性なんです。
利用人数は、ロッシェルをテントとして単独使いするなら2〜4人までが限界だと思います。
家族構成の変化にも柔軟に対応出来るというわけです。

土間スタイルだと、設営・撤収が簡単で手早いのが魅力です。

これだと夜間にテーブル等を仕舞おうと思ったら手前に簡単に置けるので使い勝手がとても良かったです。

でもまぁやはりコットだと2人利用が限界だというのもわかるでしょう。

ただこうしたインナーテントを張ると、室内空間をブロック毎に区切るのでどうしても狭く感じるかもしれません。


或いは、ロッジシェルターよりも全長が短いオーナーロッジType52Rを接続すると更にピッタリです。
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ロッジ型 オーナーロッジ タイプ52R 【5人用】 2252
この組み合わせはオガワが公式に推奨しているわけでは無いのですが、同社のコンセプトストア=グランドロッジ各店で組み合わせて展示していることがあります。
*グランドロッジ福岡から引用
それ以上の強風の時は、ロッジシェルター室内でフレームから地面へ筋交い状にガイロープを張ってしっかりペグダウンすれば強度が上がり、相当な強風でも持ちこたえます。→紹介記事

こうしたやり方は頑丈なスチールのフレームだからこそやれる方法で、普通の細いアルミフレームだと曲がってしまってむしろ危険です。
とは言え、最大瞬間風速15〜20mくらいの強風に見舞われた時には、鉄骨と呼ばれる程のフレームが折れてしまいました!?

まぁこのくらいの風ならば、ロッジシェルター並みの居住性を有する大型のドーム型やトンネル型のテントでは倒壊していた可能性が高いと思いますが…
とにかく風には要注意です!!


この程度で鉄骨と呼ぶのは大袈裟だと感じているのですが一般的には敬遠しがちなんでしょうね・・・
居住性に優れているおかげで、ファミリーテントとして勧められる事が多く、実際に当のogawaもそのように推奨していますが、使ってみると意外と中途半端に狭く感じる事が有ります。
年々体力の衰えていく我が家では、これ以上の大重量化は厳しいので、今のロッシェルのままでいこうと自分は思っていますが、サイズのバリエーションに乏しいのも欠点の1つかもしれません。
まぁ最近はフロアやインナーテントが最初から付いているオーナーロッジがあるので、サイズ感に不満のある方はそちらを選ぶことになるでしょう。
このようにメリットが多いけど、欠点もハッキリしているのがロッジシェルターです。
ご自身の嗜好に合うかどうか、よくお考え下さい。
先述しているようにフライシートの素材によって、ポリエステル製のIIとテクニカルコットン製のT/Cの2種類どちらかを選ばないとならないのです。
メーカーで2種類用意しているくらいですから、どちらにもメリットとデメリットが有り、どちらが優れているというような単純な選択は出来ません。
一般的なそれぞれのメリットデメリットを挙げますと。
ポリエステル製のIIの方が優れている点は
・雨に強い
・乾きやすい
T/Cの方が優れている点は
・結露しにくい
・熱に強い
・風合いが良い
と言った辺りだと思いますが、両方所有している自分が実際に使ってみるとほとんどの事が五十歩百歩の世界です。
例えばポリエステルの方が軽いとは言え、それでも合計26.1kgです!?
T/Cだと28.2kg、その差2kgは20kg超えのテントでは大した差では有りません。
雨に強いと言ってもロッジシェルターT/Cは屋根部は同じくポリエステル製なので、実際には差は無いに等しいです。
逆にT/Cのメリットで結露しにくいと一般的に言われていますが、実際には結露します。
ただ結露してもT/Cは生地に給水されるので、結露による滴りが無いというだけの話しです。
ライナーシートを備え通気性に優れたロッジシェルターではポリエステルでも結露に悩まされた事は有りません。
T/Cは熱に強いと言っても程度問題で、焚き火で大きな火の粉がかかればやっぱり穴は空きますし、薪ストーブは煙突ガード等を適切に使えばポリエステルでも普通に使えます。
もちろん安心感はT/Cの方が有りますが、要するに五十歩百歩の世界って事ですよ。
と、ほとんどの事がポリエステルでもT/Cでも実際には大差無い使用感です。
ただし、雨等で濡れた場合だけは大きな違いが有ります。
先ず乾く時間に大きな違いがあります。
ポリエステルが30分で乾くような環境ならばT/Cは1時間半はかかります。
要するに1時間以上は撤収に時間を余計にかけないとならないのです。
そして乾かせなかった場合は、帰宅後だいたい3〜5日以内に乾燥させないと必ずカビます。
自分の経験上、だいたい1週間経つとカビてきます。
これは致命的な欠点だと思います。
ご自身の環境を鑑みて、雨に見舞われた場合に帰宅後速やかに乾かす環境にあるのかどうか?これを最大の判断材料にされるのが良いと思います。
そして乾燥できる環境にあるのなら、見た目とかフィーリングで決められるのが良いと思います。
もちろん理想は自分のように、両方の幕を購入してしまう!
五十歩百歩とは言え五十歩分の差があるのですから、やはり使用条件によって使い分けられればベストです!数年前と状況は変わり、現在はオーナーロッジも複数種類揃ったので、そちらも比較検討の対象になりますが、大きさが違うのでそこが一番の比較検討要素かと思います。
2〜3人で使うには、ロッジシェルターが大き過ぎず小さ過ぎないベストバランスと自分は思っているので、我が家がオーナーロッジに買い換える事は無いだろうと思っています。長々と思いつくままに述べてきましたが、本当にいろんな状況に対応しやすく、極めて居住性の高いテントだと思っています。
自分はとっても気に入っているので、これからも体力が続く限りロッジシェルターを使い続けたいと思っています。



