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コモリバ 2022-秋

自分は甥っ子や姪っ子とキャンプに行くことがあるが、その甥っ子姪っ子は妻の妹さんの子供。
自分にも実姉が2人いて、その姉達にも子供はいる。
ただ実姉の甥っ子姪っ子達が小さな頃にはまだキャンプに復活していなかったので、キャンプに連れて行く機会が無かった。
本当は「あの子達とも一緒にキャンプをしてみたかったなぁ〜」という後悔がずっと自分にはあった。
全員がもう成人して社会人になっているのだが、どんなに大きくなっていようと可愛いものは可愛い!!
そんな姉家族達と、いきなりキャンプは難しいかもしれないが日帰りのBBQでもしてみようと考えてみた。
皆が来やすい場所で、良さそうなキャンプ場はないかと探して見つけたのがこちら「ときたまひみつきちCOMORIVER(コモリバ)
公式ホームページを見るとグランピングが主のようで利用料も高額だが、持ち込みBBQや持ち込みテントといったプランならば安価なようだ。
デイキャンプに相当する持ち込みBBQプランが良いかと思ったのだが、タープやテーブル・椅子などを貸してくれるおかげかちょっと高額。
それらの道具は全て自分が持っているし、高いお金を払ってわざわざ自己所有の物よりも狭いタープを借りる意味は見いだせない。
ならば、普通のキャンププランに相当する持ち込みテントプランを利用すれば、自分は泊まり込んで翌日にゆっくり片付けられて良さそうだ。
テントで寝泊まりしてみたい希望者がいれば、そのまま泊めてあげれば良いわけだし。
そんな構想で姉達に声をかけたら甥っ子や姪っ子も含め全員参加する事になった!?
総勢9名だ!!
今までやったキャンプでは最大で4名までしかやったことがない。
倍以上の人数をしっかりもてなすことができるのか自信は無いがまぁなんとかなるだろう!
当日は準備が出来上がるであろう14時頃に現地に直接来るように言い伝え、自分はチェックイン開始してすぐに現地入りした。
キャンプ場内に入るとベル型テントが建ち並んでいる。

管理棟も落ち着いた雰囲気。

その管理棟内は靴を脱いで、受付はホテルのフロントのようだ。
なるほどグランピング向けキャンプ場だと納得。でも貧乏性の自分が借りるのは、持ち込みキャンプの区画サイト。
このキャンプ場では区画サイトは3つしかない。

このマップだと左下の区画テントサイトのF-Cが今回予約を入れていた区画だ。
3つある区画の中でも一番広い6.5×12.2m
なんせ総勢9名で利用しようというのだから、小さなテントやタープでは狭苦しい。
自分が所有する中でも一番大きなテント=アルフェイム19.6(直径5mのワンポールテント)と焚き火タープTCレクタ(4.2×4.8m)
両方の長辺を足すと9m、張り綱を考えると最低10mはないとはみ出てしまうが12mもあれば余裕だろうと安心しきっていた。
しかしいざC区画を見てみると…

あれ? なんかけっこう微妙な気がする…
とは言えもう当日なのだから、あれこれ考えても仕方ないとにかく張るしかない!
先ず、向かって左側ギリギリに寄せてテントを建てるしかない!
と思ったのだが、桜の枝が大きく張り出していて何も考えずに立てようとすると頭頂部と枝が当たってしまって建てられない。
仮で立ててみてから、フロアをズリ動かし、ポールを立てるときも枝を折らぬよう妻に見てもらいながら弧を描くように枝を避けながら立てるしかない。

いつもの倍以上の時間と、3倍以上の神経を使ってやっとテントが立った。
もう一度やれと言われても次も上手くやれる自信が無いくらいギリギリだ。
でも苦労したおかげでテントは区画の端にしっかり設営できたので、タープを設営するスペースは余裕があるはずだ!
しかしやはり第一印象どおり、タープがすんなり設営できない。
マップの表記どおり6.5×12.2mなら、直径5mのアルフェイムを端に設営したら6.5×6.5mはあるはず。
ならば4.2×4.8mのタープは普通に設営できそうな物だが、すんなりいかない。
キャンプ場など自然の地形なのだから四角四面の地形なわけがない。
そんな事はわかっているが、それでもこれはちょっとなぁ…
などと言ったところで地面が広がるわけもない。
とにかく貸し与えられた区画の中で頑張るしかない。
タープを斜めに配すれば、何とかなりそうだ。
ところがペグを打つのが斜面にならざるを得ない。

完成間近でペグが抜けたりと、トライアンドエラーを繰り返しいつもの4倍くらいの時間を費やしてなんとかやっと設営完了。
いつもなら設営完了の写真を撮って一休み…
なんて余裕はカケラも無い!!
早くBBQの用意をしなけrば姉達が来てしまう!!!
必死の勢いで各種道具を出してセッティングをして、途中からはBBQの準備をしながらセッティングの続きをやって…
あぁ〜っ! 時間が無いっっ!!!!
そうこうしている内に姉達が来た!!!!!
初めてみる自分のテントを見て歓声が上がる

やはりアルフェイムは素人ウケが良い。
特にこのキャンプ場ではグランピング用の常設テントは、アルフェイムと似たようなベル型テントが建ち並んでいるせいもあり、我が家のアルフェイムもキャンプ場の常設テントだと思ったようだが、我が家の持ち込みと言うと驚いていた。
せっかくだからと、場内の見学を勧めてみる。
管理棟の隣にはヤギもいるのだ。

10月下旬に行ったので、ハロウィンの飾り付けがあちこちになされているし
なんてノンビリ待たせるのにも限界がある。
既にお昼は回っているのだから、早くBBQを始めなければ!
しかしここで忘れ物に気が付いた!
自分はいつもBBQではオガ炭を使っている

【TFS】 椿備長炭【10kg】業務用 長時間燃焼 白炭焼き インドネシア産オガ炭 (10) 火が付きにくいです(すいません)
【TFS】 椿備長炭【10kg】業務用 長時間燃焼 白炭焼き インドネシア産オガ炭 (10) 火が付きにくいです(すいません)
オガ屑を圧縮して作った炭だが、備長炭に近い火力があるのに価格は安いのが嬉しい。
ただし火付きの悪さも備長炭並み。
なので炭起こし器は必需品。

【Amazon.co.jp 限定】 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 火起し器 折りたたみ火起し器 スリム チャコールスターター UG-3281
【Amazon.co.jp 限定】 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 火起し器 折りたたみ火起し器 スリム チャコールスターター UG-3281
それも今回は人数が多いのでBBQグリルも大型なので、使う炭も大量の炭が必要だ。
大量の炭を一度に着火するために、火起こし器を2つ使おうと考えていた。
キャプテンスタッグ製とユニフレーム製の2つを自分は所有しているのだが、今回はそれが1つしか入っていない。1つしか無いのでは一度に着火できる炭の量は半分、となれば想定していた時間の倍はかかる。
姉達を呼んでも安定の残念キャンプです!?(汗しかし何も無策ではありません。
大型のグリルとは言えいっぺんに焼ける量にも限界があるので、バーニャカウダーソースで肉が焼けるまでの間に

生野菜を先に食べさせようと元々考えていたのです。

これは大正解!
そうこうしているうちに、肉も焼けてきてなんとかBBQの体をなせた。

今回のBBQで使ったグリルはロゴスのチューブグリルLサイズ
ロゴス(LOGOS) LOGOS LAND チューブラルグリル L 81060730
ロゴス(LOGOS) LOGOS LAND チューブラルグリル L 81060730
リンク先の商品より古いモデルだが基本的には同じ構造。
このモデルの良いところは途中で炭の追加が容易なのだ。
*引用画像LOGOS H.P.
今回のように何度も炭を追加しなければならない時には本当に助かる。
次姉は自宅の庭でBBQをやることもあるが、炭を追加するには一々焼き網を外さないとならない製品を使っている。そうやって普段使っているだけにこの商品の使い勝手の良さには感心していた。

火起こしした炭の追加投入もひと段落
自分は落ち着くかといえばそうもいかない!!
次は夕飯の準備を始めないと!!!

夕飯は牛スネ肉をダッチオーブンでじっくり煮込む計画だ。
その為の焚き火をしないとならない。

ちなみにこちらのキャンプ場では薪の持ち込みと直火は禁止されていて、場内で販売されている薪を購入して焚き火台使用の焚き火でなければならない。
管理棟の入り口手前に針葉樹と

広葉樹の

薪が積まれているので、自分で選んで購入です。
ちなみに5kgで1100円

4kgだったら880円とかではなく、あくまで5kgまで一律1100円。
我が家は広葉樹だけを適度な重さの薪の組み合わせを探して大体5kgくらいで購入。
着火剤も1つ付きますが、このサイズの広葉樹を着火剤1つだけで着火するかは疑問だ

まぁ本来は針葉樹と混合で購入して、針葉樹から火を起こすための着火剤だろう。
料金含め、比較的に良心的な販売方法だと思う。
我が家は手斧で小割りを作り、BBQで起こした炭を着火に利用したので紅葉樹だけで問題無し。
甥っ子が興味津々の様子なので、薪割りを手伝ってもらった。

既に30歳を超えている甥っ子だが、やはりいくつになっても男の子なんだなぁ〜と感じます。

その間に一旦BBQで使った食器などを妻と女性陣が洗ってくれた。
お湯が出ない洗い場なので寒くなり出したこの頃だとちょっと苦労していた様子。

そうやって洗い物がひと段落ついたら、我が妻は退場。
本当は最初から来られないはずだったのですが、皆に会いたいのと自分が一人では準備出来ないだろうからと無理して途中までは参加してくれたのです。
忙しい中を手伝ってくれて本当に深く感謝!
そしてここからは一人で全てをやらないとならなくなったわけです…BBQでのお約束でマシュマロを焼いたり

姪っ子が用意してくれたビンゴ大会で盛り上がったり

そしてメインディッシュのビーフシチュー

かなり大きめの塊肉をあえて切らずに煮込むのが自分流ですが、こちらもかなり好評でした。

COVID-19の影響で集まる機会が減ってしまったけれど、久しぶりに親族一同で集まれたので本当に話しは尽きません。

とは言えそろそろクワイエットタイムが近づいてきます。
大人数でワイワイとやるのは、そろそろお開きです。
姉達は後片付けを手伝ってくれると言ってくれますが、そうすると帰りが遅くなってしまいます。
明日一人でのんびりやるから大丈夫と言って、姪っ子と一緒に皆を見送ります。

ん? 姪っ子と一緒?
そう! 姪っ子は最近キャンプに興味が湧いていたらしく、テントで泊まりたいと言っていたのです。
アルフェイム19.6のインナーテントは

NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アルヘイム19.6 専用インナーキャビン レガシーシリーズ ティピー型 4人用 【日本正規品】 144013
NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アルヘイム19.6 専用インナーキャビン レガシーシリーズ ティピー型 4人用 【日本正規品】 144013
左右2気室に分かれるので、年頃の女の子には最適!と、妻方の姪っ子とキャンプをした時に痛感したので用意してきたのです。
しかし我が方の姪っ子は気にしないようで「えっ!? わざわざそんなのしなくても良いよ」と全く気にしません。
先日一緒にキャンプに行った妻方の姪っ子は「絶対に個室!」って感じなので同様に個室を喜ぶかと思ったら…
女の子と言っても性格はみんなバラバラなんだなぁ〜と思い知らされました。(苦笑
でもまぁせっかく準備したのだからとインナーテントを吊るすと、これはこれで感心していました。
そんなキャンプ道具をたくさん見た甥っ子も泊まりたいようでしたが、仕事の都合で今回は残念ながら帰らないとならないそうで…
今度また休みの合う時にキャンプしようねと約束して帰りました。

皆が帰りテントの中で姪っ子と二人きりで久しぶりにゆっくり静かに過ごそうと思った時にバラバラっと音がしました!?
えっ! まさか!? と思って外に飛び出ると大粒の雨が降り出してきました!!!
天気予報では晴れのち曇りという程度だったので、全くの予定外です。
クワイエットタイムを過ぎた今から急いで真っ暗な中で片付けるというわけにもいきませんから、とにかく色々な道具類をタープの下に移動するくらいしか出来ません。

しかも雨脚はけっこう強い!(泣
何とか最低限の移動を済ませると、もうすっかり疲れ果ててしまいました。
だけど明日の撤収は難易度が更に跳ね上がったのは間違いない。
あぁ〜明日の撤収が怖い…

一夜明け雨脚は弱いもののまだ小雨は降り続いています。

朝食の準備をする前に、少しだけ場内を散策してみました。
今回のキャンプで初めてのノンビリタイムです。
昨日は不慣れな大人数へのおもてなしでてんてこ舞いだったので、自分はほとんど写真も撮る暇が無く、妻や姉が撮った写真を掲載しています。
ようやく、自分の写真の登場です(苦笑
いや〜でもさすがグランピング施設!
場内見てまわると、 本当にあちこち興味が惹かれます。
スラックラインなんかあるんだ〜!?

そしてハロウィンのディスプレイも上手で感心しますね。

自分でもハロウィンの飾り付けは色々持ってきたけれど、予想以上に忙し過ぎて半分くらいは出す暇が無かった(泣き
「今から出して姪っ子を喜ばせようか?」

なんて考えは一瞬で諦める。
チェックアウト時間までそう長くは無いのだからのんびりしてられない。

自サイトに戻り、すぐに朝食の準備に取り掛かる。
雨が吹き込んだテーブルなどを拭きながら、ホットサンドを作る。

昨晩の残りのビーフシチューもある。
しかし流石に昨日から食べ過ぎたのか、姪っ子は全部は食べきれないと言うのでアルミホイルに包んでお弁当として持たせることにした。

今日はキャンプ場から直接出勤するのだそうだ。
片付けを手伝うと言ってくれたが、仕事に遅れたら大変なので余裕を持って送り出す。

さてついに一人ぼっちだ。
とにかく慌てず確実に1つ1つ片付けていこう!
先ずは昨日から溜めている洗い物を片していきましょう!
前日に妻から「お湯が出ない」と聞いていたので、シチューなど脂がこびりついた物の対策でお湯を沸かしたケトルを持って洗い場に行く。

えっ! 屋根が無い!?
小雨降る中、濡れながら洗うしかないのか!?!?
正直これは酷いと思う…

などと愚痴っている暇も無い。
チェックアウトは10時までだ!
それまでに過去最大人数の参加者分の後片付けを雨の中しかも一人でやらないとならないのだから!

このキャンプ場の土は黒い砂利っぽい感じでテントもタープもかなり汚れてしまった。

その上ずぶ濡れでクソ重い!!
雨で膨れ上がっているので、もちろん収納袋に入るわけもない。
100Lのビニール袋に押し込んで車に積むしかない。

悲壮感を漂わせとにかく黙々と作業を進める。
結局全て終わったのは予定時間を大幅に過ぎた10時50分頃。
何とか次のお客のチェックイン時間前には退出出来た。
受付で陳謝し超過時間分の料金を支払うと言ったが、「いやぁ〜お一人で大変でしたね、代金は結構です」と慰めてくれた。
このようにスタッフは良心的で丁寧な応対でした。

ただ全てを終えて、このキャンプ場に対する感想は正直微妙な感じです。
例えばチェックインして最初に自分達の区画に行って、地面を見ると前の利用者が焚き火した灰がそのまま残っていたんです。

チェックアウトが大幅に遅れた自分に責める資格は無いのかもしれませんが、雨撤収だったせいもありタープがかなり汚れてしまったのは否めません。
屋根の無い洗い場などもそうですが、区画サイト利用者向けの施設は全体に手抜きをされているように感じます。
まぁ利用料金も大人数で使うと安価ですし、仕方無いかなと思いますがグランピング施設と期待して行くとちょっとガッカリするかもしれません。

それと全体的に説明不足な気がします。
例えば散策していたら、初心者でも容易に薪割りが出来る道具=キンドリングクラッカーを見かけたのですが、これは薪を購入したら勝手に使って良いのでしょうか?

チェックイン時に何も説明はありませんでした。
レンタル焚き火台が置かれた辺りに、有料の薪割り体験の張り紙があったので多分それ用かな?と思うのですが…
ベタベタと禁止事項の張り紙があるよりは、良いような気もしますがなんか微妙な気がします。
ちなみにレンタルの焚き火台は、いろんな製品をいくつも取り替えながら試せるプランもあってこれは面白いなと感じます。

2200円で取り換え放題なら次回は是非利用したいです。

こんな感じで良いところも沢山あるので、全否定する気はありませんがとにかくまぁちょっと微妙に感じたキャンプ場でした。

帰宅後テント・タープを乾かしましたが今までで一番汚れていて乾燥後も汚れが落ち切りませんでした。

過去最大人数で、過去一番設営に苦労し、過去一番撤収にも苦労しました…

でもとても楽しく幸せな時間を過ごせたのは自由度の高い利用方法のおかげ?
そう考えるとグランピング以外の利用者は放っておかれてむしろ良かったのかな?

スタッフの皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、ありがとうございました。


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