既に記事にまとめましたが、薪ストーブを購入しました。→記事
道具を入手したら使いたいのは人間の性。
年末で忙しいけれど、自分一人ならばどうにか日程の調整が’出来たので初火入れに行ってきました!
時間が無いのだから近場で済ませば良いのですが、秋のキャンプがどうも不完全燃焼だった。
リベンジがしたい!
あの時はキャンプビレッジGNOME(ノーム)さんでしたが、自分一人ならばあれほど施設が整って高額なキャンプ場でなくとも構わない。
自分向けの良さそうなキャンプ場にあたりはつけていたのです。
それが今回利用した福住オートキャンプ場。
この福住オートキャンプ場は公式ホームページもSNSも何も無い!
ネット上での口コミを見てみると「予約無しで当日受付のみ」「管理人は普段常駐しておらず朝夕に集金に来るだけ」「施設は炊事場とトイレのみ」「区画は無くフリーサイトのみ」と、かなり緩い運営の様子が伺える。
そんな緩い運営のおかげか、「他グループがうるさかった」「早朝深夜にチェックインして設営する人がいてうるさかった」など不評の声も多かった。
それと、あまり広い敷地では無いので、「ハイシーズンは早く行かないと満員になってしまう」と言った評判も散見された。
さて実態はどんなもんでしょう…?
当日は予定外のトラブルが発生してしまい出発が遅れてしまった!
忘れ物もあったのでフォレストモール富士河口湖で買い物をして、キャンプ場に着いたのはお昼を過ぎてしまった。
河口湖方面から行くと「いずみの湯」のすぐ手前
この看板を左折
坂を下っていくと左側に管理棟っぽい建物が見えますが、基本的にここに人はいません。
(この時は管理人さんの軽トラが停まっていますが、普段は誰もいません)
実はここは管理棟ではなく、炊事場とトイレです。
口コミによると、この周囲にテントを設営しても良いらしいけれど、基本的にはもう一段下ったところがサイトです。
舗装路はここまでで、ここからは未舗装路を下ります。
写真に写っていない手前当たりは少し荒れていて、車高低めの車だとちょっと苦戦しそう。
でもこの景色を見たら細かい事は気にならなくなりますよね!
自分が到着したのは13時半頃でしたが、平日だったおかげかソロキャンパーが2組だけでした。
でもその2組は湖畔から大きく離れて土手際にいます。
えっ!何で?
自分の感覚だとせっかくの絶景なのに、何故わざわざ湖畔から離れるのか不思議です。
自分の感覚だとせっかくの絶景なのに、何故わざわざ湖畔から離れるのか不思議です。
強風を警戒しての事だと思うのですが、それにしてもなぁ… ?
もしかしたら水際に設営したらまずい理由があるのだろうか?
うぅ〜ん聞いてみるか…
なんて悩んでいたら、車が一台下りてきます。
もう1組キャンパーが来たのかな?と思ったら、真っ直ぐ自分の方にやってきます。
「こんにちは! キャンプのご利用ですか?」どうやら管理人の方のようです。
でもそれにしては似合わない(失礼)スーツを着て、何かキャンプ場にマッチしていない。
自分の不安を察知したのか名刺を差し出して「このキャンプ場の者です、お一人ですか?何泊?」
あぁ〜オーナーさんが何処かに移動中に利用客が見えたから立ち寄ってくれたんだなと納得。
『一人で一泊だけなんです』と言うと「じゃぁ2千円ね」
1人1泊千円+車1台千円のようです。
千円札2枚を渡すが、領収書も何も無い。
ん? 翌朝また二重に請求されたりしない?と思ったが、名刺も渡されたしまぁ大丈夫だろう。
「どこでも好きなところでキャンプして下さい」と言ってくれたので、
水際を指差して、『あの辺りにテント張ってもかまいません?』と聞くと
「ど〜うぞ、どうぞ、自由にやって下さい」ととっても気さくに言いながら去って行った。
オーナーからのお墨付きを得たので気兼ねなく水際に設営が出来ます。
とは言え、先客の眺めを遮らないようにど真ん中ではなく、少し端の方にズレておきました。
今回はタッソTC、一人でも15分もかからずテントはすぐに立ちます。
ってこの後に張り綱を増設しておいたんですけどね。
やっぱり先客が土手際に設営しているのが気になります。
ってこの後に張り綱を増設しておいたんですけどね。
やっぱり先客が土手際に設営しているのが気になります。
ここの常連で、夜は風が強くなることを知っているから土手際を選んでいるって可能性もありますからね。
念には念を入れてって事で!
(後で気が付きましたが、水際の方が道路の走行音が少しうるさく感じるのかもしれません)
(後で気が付きましたが、水際の方が道路の走行音が少しうるさく感じるのかもしれません)
最高のロケーションを確保したので次は腹ごしらえ!
フォレストモール内のマックスバリューで買ってきたお弁当をパクつきます。
今回は食事は全体に手抜きです。
さぁ今回はここからが本番!
薪ストーブの初火入れです!
まだ開封もしていない段ボールを前にニヤニヤが止まりません。
なにぶん全てが初めての事なので、ドタバタしながら何とか薪ストーブもイントール完了!
やはり初めてのことだから手際が悪く時間がかかってしまい、夕暮れが近づいてきましたね。
テント内は薄暗くなってきたし、手元が見えなくなる前に火入をしちゃいましょう!
フォレストモール内のホームセンター=クロガネヤで買ってきた薪です。
バーベキュー用薪という名目で売っていましたが、これどう見ても焚き付け用でしょ。
自分で細割にするまでもなく、文化焚き付けで簡単に火が付きます。
本格的に火が起きたら、後は自宅から持ってきた広葉樹の出番です。
ここまでくればもう吸排気を調整したり、炎を眺めてマッタリ出来ます。
薪ストーブ用の温度計が見当たらなかったので、適当にやっているけどまぁ特に問題は無さそうだ。
いやぁ〜しかしこれは楽しい!
自分は暖房器具としては薪ストーブに否定的だったのだけど、テント内で炎を見るには最高の道具です。
色々と悩んだけど、この薪ストーブを選んで本当に良かったなぁ〜
なんて炎に見惚れている間に本格的に日も暮れていました。
ヤバイっ! 外の風景も最高過ぎるっ!!
いやぁ〜やっぱり西湖最高!!
なんていつまでも見惚れているわけにもいかない。
そろそろ夕飯にしましょう。
今日は薪ストーブでステーキです。
甥っ子姪っ子に振る舞うようなA5ランクの高級肉では無いけれど、牛の太もも中心の更に芯のシンシンです!
シンシンはパサつきやすい部位なんで、火を通し過ぎない方が美味しいと思うのですがこの薪ストーブは天板が広くて調理がしやすいから絶妙の焼き加減で調理出来ました!
うほぉ〜 柔らけぇ〜
バゲットは100均のステンレス皿ごと薪ストーブに乗せるだけでトースト出来ちゃうし、そのすぐ脇にシエラカップ置いてオニオングラタンスープも作れちゃうし、マジこの薪ストーブ超絶便利なんですけど!!
今回の食事は手抜きでいこうと決めていたのに、何かメチャクチャ良い感じぃ〜♪
星空も綺麗だし最高ですよ!
ただしサイトには灯りが一切無いので、懐中電灯等は必携です!
薪ストーブには無駄に大量の薪をくべたりせず吸気もかなり絞っているのですが、それでもかなり暖かい。
でもそろそろ就寝の準備を…
でもそろそろ就寝の準備を…
今回は薪ストーブだったので、天板には湯たんぽを置いて準備万端!
と思って温度計を見ると、外はマイナス6度を下回っています。
あれ? これは思ったよりも寒そうですね〜
今回持ってきたシュラフはだいぶロフトが潰れてきているモンベルダウンハガー#2、コットにサーマレストZライトソルの組み合わせ。
5度くらいまでならシュラフ単独でも快適にヌクヌクで、湯たんぽがあれば0度くらいでも暖かいのですが、氷点下を大きく下回るこの気温では正直寒いだろうと予想できます。
まぁそんな時はポータブル電源と電気毛布を組み合わせれば何とかなりますが…
今回は湯たんぽでどうにか乗り切ってみようかと思ってあえてこのままで就寝。
薪ストーブは寝ている間は薪を投入できませんから、就寝中は暖房は無しの状況です。
薪ストーブは寝ている間は薪を投入できませんから、就寝中は暖房は無しの状況です。
そんな状況で寝心地はどうだったかと言うと…
やはり寒くて夜中に何度か目が覚めました!
写真は撮り忘れましたがマイナス8度くらいまで気温は下がっていました。
写真は撮り忘れましたがマイナス8度くらいまで気温は下がっていました。
まぁ我慢出来ないほどではなかったので、そのままで朝を迎えましたが一般的にはお勧めしませんね。
こんな感じでグダグダしていたら、そろそろ夜が空けてきました。
撤収を考えるともう薪ストーブは使いたくない。
朝は石油ストーブの方が良いだろうと、昨晩のうちにアルパカストーブも準備してあるのです。
それほど広い天板ではありませんが、ちょっとした調理を行うには十分です。
ステーキが無いだけで、ほぼ昨晩と同じ献立です。
こんな手抜きの食事でもキャンプで食べれば美味い!
朝食の後はノンビリしながらも11時までには撤収完了!
いやぁ〜今回も良いキャンプでした。
改めてこの福住オートキャンプ場を紹介しておきましょう
チェックインは朝8時〜 チェックアウトは昼11時まで
利用料金は大人1人1泊 1000円(小学生以上)
子供1人1泊 700円(未就学児)
レイトチェックアウトは1人 500円(午後5時まで)
駐車料金軽・普通車1台1泊1000円
大型車・キャンピングカー 2000円
オートバイ1台1泊 500円
デイキャンプなどは上の画像を参照ください。
管理人は常駐していませんが、料金は朝や夕方に来る方にお支払いください。
(お釣りは無いように、準備しておいた方が良さそうです)
夜の9時以後は車の出入り禁止ですから、早朝深夜の場所取りも禁止ですよ!
サイトは完全フリーサイト
直火禁止、ゴミは全て持ち帰りです。
場内施設は炊事場とトイレと自販機のみ!
お湯は出ませんが、石鹸が置いてあって意外と良心的。
トイレは意外な事にウォシュレット!?
男女別にありますし、こちらも意外と清潔。
ただし少し臭うのも本音。
色々なご意見ありますでしょうが、個人的には必要最低限にして十分な施設だと思います。
冬は氷点下になる地域で屋外にこれだけの水回りを維持するのにどれだけ費用がかかるのか考えたら、利用料千円は格安。
掃除もかなり頻繁に来られているようで、従業員を雇っていないからとはいえ、本当に良心的な運営ですね。
あっ! 自販機は少し観光地料金です(苦笑
ビール等が無いのは酒飲みの方には悲しいでしょうね。
近くにコンビニ等が無いので事前にしっかり準備しておきましょう!
シャワーも何もありませんが、すぐ隣に歩いて行ける「いずみの湯」があるので、不満は何もありません。
管理人さんが割引券をくれるという口コミが多いようですが、もらえなくとも炊事場にスマホ等でダウンロード出来る割引クーポンもあります。
ただし水曜が定休日、更に冬季(12月〜3月)は火水曜が定休日です。
自分はよく調べていなかったので、今回は入浴できなかった…
ただし水曜が定休日、更に冬季(12月〜3月)は火水曜が定休日です。
自分はよく調べていなかったので、今回は入浴できなかった…
カヌー等のアクティビティは道路を挟んだ向かいにレンタルがあります。
こちらも管理人常駐していないので、事前に予約・問い合わせした方が良いと思います。
(土日はいるのかも?)
(土日はいるのかも?)
その日に居合わせた他の利用者次第ではありますが、静かで落ち着いたとっても良いキャンプ場だと感じました。
自分のように既に必要な道具は所有していて、特に何をするでもなくボーっとしたいだけの人間にはこの簡素で自由な空間が一番心地良いと思います。
余談ですが、この後に西湖野鳥の森公園で樹氷を観たのですが、ちょうど準備を始めた日なので下の写真の樹氷がわずか一晩でここまで凍ったそうです。
樹氷を手入れしていた人に聞いたのですが、この辺りでもこの時期にここまで寒くなるのは稀で、キャンプをしていたと言ったら
「えぇ〜っ! 寒くなかったですか?」と呆れられていました。
皆さんは例年の気温をあてにし過ぎないよう、暖かな装備で冬キャンプを楽しんでください。