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ogawa アルミGIベッドワイド

すっごい今更なんですが、そう言えば昨年のオガワの福袋に入っていたコットのレビューを書いてなかった事に気がつきました。
自分自身の備忘録としてまとめておきます。

最初に述べたようにこのコットは自分が欲しくて購入したわけではなく、2022年1月にogawa直営店のグランドロッジで福袋を購入したら入っていた製品だった。→リンク

自分の目当てはもちろんタッソTCで、このコットは気に入らなければ売却しても良いかと思っての福袋購入。
このアルミGIベッドワイドはこの時で既に旧製品。
新型のアルミGIベッドワイドIIが販売しています。
ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア ベッド アルミGIベッドワイド2 1976 ダークブラウン
まぁおかげで実売価格はだいぶ下がっています。
スペック的には長さ205x幅75x高さx49cm 重さ7.1kgは全く変わらない。
じゃぁ何が変わったのかと言うと、新型は中央脚部にストッパーが付いただけ。
使用中(即ち就寝中)に緩むことが無いので安心感が高まったなんて評判もありますが、個人的には全く意味が無いと思う。
ちなみにワイドという事はノーマルもあります。
長さ193x幅66x高さx40cm 重さ6.35kg
名前からすると幅が違うだろう事は予測できるが意外と長さから高さやもちろん重さまで全部違う。
ただし、構造は全く一緒で耐過重も100kgで同じ。
オガワのノーマルは所有していないので比べようが無いが、似たサイズのコットは持っているので想像は出来る。
これらに比べると、幅75cmは数値以上に広く快適に感じた。
特に我が家は、人魚型よりも余裕のある封筒型寝袋の中でも特に横幅が広いオガワフィールドドリームDXを使っているのだから!
フィールドドリームはSTでも85cm! DXに至っては95cmもの横幅があるのです!!
人間が寝袋に入れば身体の厚さの分、横幅は短くなりますがそれでもやはり65cm程度では少々狭かった。
せっかくの広々寝袋が通常の狭い寝袋と同様になってしまい、寝返りも打ちにくい。
コットからだいぶ寝袋がはみ出ているのがわかりますね。
それがGIベッドワイドだと、ほとんどコットに収まるんです!
ここに人間が入れば身体の厚み分が引っ張られるから、寝袋は全くはみ出さなくなります。
おかげで少し余裕が生まれ、安心して寝返りも打てるようになりました。
これは封筒型寝袋を好んで使っている我が家では結構重要な事です。
ただし気をつけてほしいのは、寝心地優先で深く考えずにワイドタイプを選ぶと、テント内での配置に苦労するかもしれません。
下の写真はタッソ内に設置した写真ですが、タッソのフロア半分をほとんどオガワアルミGIベッドワイドが塞いでしまっているのがわかるでしょう。
高さも違うハイランダーのレバー式GIコットと比べるのは酷だが、かなりの差です。
傾斜のキツいワンポール型テントだと顕著だが、背の高いコットほど端に追いやりにくいので余計邪魔になるのです。
布の張りに関しては、強めの張りが気に入っているクイックキャンプQC-SC190とほとんど差は感じません。
幅が広くなればそれだけ弛みやすくなるはずですから、幅広なのに負けていないという意味ではオガワのGIベッドワイドは流石というべきなのかもしれません。
ギシギシした不快な音なども自分の個体では発生しませんでした。
おそらくその張りの良さに貢献しているのが、頭と足元の横に渡された金具が効いているんじゃないでしょうか?
ただしこの金具の装着が設営時に一手間かかるようにもなっている。
組み立ての簡単さに関しては、ハイランダーのレバー式の方に優位性があります。
重さに関してはGIベッドワイドの7.1kgに対し、スチール製のクイックキャンプで約8kg、同じアルミ製のハイランダーだと約5.5kg。
ノーマルのGIベッドでも6.35kgなわけだから、ある意味作りの良さや頑丈さの証明とも言えるが、どちらかと言えばマイナス要素だと思う。
それでいて価格は実売価格で考えておおよそ倍〜6割増なのだから、コスパを考えるとかなり厳しい。
こう考えるとオガワのアルミGIベッドというシリーズは、性能的には優れているとは言い難いと思う。
張りの良さ=寝心地と安定性に関して優れているのは間違いないが、重量が重めのGIベッドは安価な他社製品でもそれほど安定性などが劣った製品は少ないんじゃないかと思います。
このシリーズを好む人は、オガワという国内メーカーに対する安心感やブランド意識を感じる人だけだと思う。
それに応えるように、ケースなどもogawaロゴを推しているので、満足度は決して低くはない。
しかしアルミGIベッドワイドだと、また少し話しが変わります。
場所を取るなどのネガティブ要素を考慮に入れても、それでも体格の問題や寝心地優先でどうしてもワイドタイプが欲しいという人は一定数いるはずです。
それなのに設営の簡単なGIコットでワイドタイプの選択肢は意外と多く無いのです。
そこに「安価」という条件を加えるとフィールドアとハイランダーくらいか?
FIELDOOR アウトドアコット ワイドタイプ 耐荷重180kg 198cm×86cm×44cm 【ダークブラウン】 アルミ キャンプベッド ベンチ 折りたたみ式
横幅の広さではフィールドアの方が86cmとかなり広々としています。
それだけに高さ44cmとは言え、テント内でかなりの設置面積を占めます。
2ルームテントなどにコットを置いて、そのスペースは本当に寝室としてしか使わない人向けになります。
でもそもそもその寝室に必要な数のコットが置けるのか?
まぁその辺りは実際に使ってみないと分かりづらいのですよね…
ブランドに拘らず、とにかく一度ワイドタイプを使ってみたいなら、ハイランダーの下の製品も強力な候補か?
今回この記事を書くにあたり、たまたま知ったのですが強烈に安くなっています!
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Hilander(ハイランダー) アルミGIベット 難燃生地 Ver1 HCA0343-1
価格:2999円(税込、送料別) (2023/1/1時点)

楽天で購入
ちょうど今(2023.01.01.)セール対象で2999円(送料別)
レビューを見ると安心感にはやや疑問が残りますが、この安さなら…
幅80cmで高さ45cmです。
とにかくハイランダーのアルミGIベッドのような特別な例を除けば、ワイドタイプで信頼の出来るGIコットをと考えた時に、価格的にもこなれた旧製品という側面も加味してこのアルミGIベッドワイドは悪く無いかもしれません。
自分的には先に挙げたテント内で場所をとり過ぎると言うのが決め手となり、手放してしまいました。
でも一方で実際に使ってみると、ワイドタイプの魅力というのはかなり捨て難いものだとも感じました。
もう一度コットを選びを考え直してみようと思っています。
ワイドタイプのコットをお探しの方は一考しても良い製品だと思います。
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