MENU

薪ストーブの煙突穴にストーブジャック

薪ストーブをテント内で使うには、テントから煙突をどう出すかが悩みどころです。
煙突は高温になる可能性が高いために、テント幕が溶けたり燃えたりする可能性があるので何も考えずにとにかく出せば良いというわけにはいかないわけです。
最近の主流は筒状の煙突ガードで煙突を囲って、幕が煙突に触れないようにする方法かと思います。

Soomloomテントプロテクター 304ステンレス メッシュタイプ 長さ36.5/50cm 煙突パイプɸ55~75mm適用 耐熱/放熱 耐食性 薪ストーブテント保護 キャンプ/アウトドア
自分は非常に安価でシンプルな煙突ガードを自作して使用しています→リンク
ただこうした煙突ガードは、煙突よりも太い外周でなおかつある程度の長さも必要ですから、どうしても結構な大きさになってしまう。
そこで昨年辺りから、ストーブジャックと呼ばれる、薄くて軽い煙突穴貫通キットが話題になり始めていました。
以前から耐火素材を使った布製のストーブジャックは散見されていました。
SoloWilder テントストーブジャック レインフラップ付き 耐火性 キャンバス ホットテント キャンプ用
でも、こうした製品は専用の穴が空いたテントにセットをするか、テント幕を切って取り付けないとならないのでどうしても躊躇いがちです。
それが、煙突ガード同様にジッパー部に挟み込んで取り付ける製品が登場してきた事によって話題になったというわけです。
これなら愛用のテントを切ったりしないので簡単に、しかも煙突ガードよりもコンパクトに済むのです。
現在自分はホンマ製作所の薪ストーブHS-440を使用しています。
二次燃焼機能付きでたいへん気に入っているのですが、煙突が100mm径なのがやや不満です。
キャンプ用の薪ストーブですともう少し細い60mm径が多く、アマゾン等で件のストーブジャックを探してもそうした60mm径用のものばかりしか見かけないので諦めかけていました。
ところが先日、ふと目についた商品は100mm径に対応しているではありませんか!?
ZEWZE キャンプに最適!軽量・装着簡単なステンレス製煙突口ガード・テントプロテクター - 耐火・遮熱 ストーブジャックアクセサリー
もうそろそろ薪ストーブのシーズンは終わりに近づいていましたが、とにかく買って試してみました!!

使用したテントはogawaのタッソT/C

ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ワンポール型 タッソ 【1~2人用】T/C サンドベージュ 2727
トリプルジッパーでこうしたストーブジャックが取り付けしやすいテントです。
とにかく付けてみます。
ジッパーで隙間を開けて、クリップで幕を止めるだけの簡単な装着方です。

しかし100mm径に対応しているということは、穴が大きく幕も大きく広げなければならないわけです。
なので何も工夫せずに取り付けるとけっこう大きな隙間が生じます。
隙間風が吹き込みますし、雨や雪が降ってきたら困るなと感じました。
それと、この製品の穴の直径は111mmだそうです。
すなわち100mmの煙突だとあまり余裕がありません。
これではストーブジャックに対して煙突を直角に刺さなければなりません。
要するにほぼ垂直に近い壁面ではかなり難しいでしょう。
地面に対し並行に近い天井に装着する事を想定していると思われます。
Tassoは出入り口を跳ね上げる、いわゆるパッカンスタイルが可能なテントなので、装着が可能です。
この状態で丸々一晩燃焼させましたが、特に問題は発生しませんでした。
ただ、風が強かったりしてもっと幕が煽られたらどうだったかな?
と言うのも感じました。
更に、煙突ガードなどと違い物理的に煙突を覆っていないわけですから、大きくテント幕が動けば煙突に触れてしまう危険性は感じました。
この日は全くの無風というわけではなく、煙突とストーブジャックが擦れる嫌な金属音が「キーキー」と時々鳴っていました。
そうした異音も今後の課題と感じました。
とにかく、そうやってそれなりに動いていたのでもしかしたら、時々煙突に幕が触れていたのかもしれません。
だいたい2mくらいの高さにストーブジャックを取り付けていた上に、高温にならないよう薪を大量に投入しなかったので煙突の熱さはそれほどではなかったはずです。
T/C幕ならばちょっと触れるくらいなら影響は無かったのかもしれません。
(プラスティック製のジッパーも溶けたりしていませんでした)
どんな状況下でも使えるのかはまだ不明ですが、この時の状況なら何も問題無く使えたのは間違いありません。
筒状の煙突ガードよりはコンパクトなのは大きな強みなので、状況に応じてこれ以後も使い続けましたが特に問題はありません。

この後にチタン製薪ストーブPOMOLY T1も導入したので、以下の製品も購入してみました
EnHike ストーブジャック 煙突口ガード テントプロテクター 煙突貫通 秋冬キャンプ 薪ストーブ 煙突用遮熱板 (SUS304-ブラック2)
EnHike ストーブジャック 煙突口ガード テントプロテクター 煙突貫通 秋冬キャンプ 薪ストーブ 煙突用遮熱板 (SUS304-ブラック2)

使用したテントはやはりogawaのTasso

この時はちょうど雨が降ってきたのですが…
当たり前ですが、やはり隙間から雨は漏れてきます。
ただその隙間の真下は薪ストーブ。
すなわちストーブの天板に水が落ちていくわけです。
燃えている間は水が落ちるそばから乾いていくので、問題にはなりませんでした。

このタイプを使い出して2シーズンを過ぎ数回実用してきましたが、総じてこのタイプのストーブジャックに大きな問題は無いと言えるでしょう。
今後も使用するテントや排出方に合わせて、煙突ガードと使い分けていこうと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次