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壊れない安心感 サーマレストZライトソル

自分はオートキャンプでしたら基本的にはインフレータブルタイプのマットお勧めしています。
マットの中にウレタンが入っているのでバルブを開くと、そのウレタンが広がり勝手に空気を取り込み膨らんでいくタイプのエアマットです。
寝心地がが良く設営が比較的に楽なのが特徴。
ですが中のウレタンは数年経過すると必ず劣化します。
またパンクのリスクも必ず有ります。
ついでに言うと、設営が比較的に楽とは言え撤収は微妙に面倒だったりもします。
そんなネガティブな側面が気になる方にお勧めなのが、クローズドセルと呼ばれるタイプのマットです。
いわゆる銀マットもクローズドセルの一種ですが、薄っぺらな銀マットではさすがに快適な寝心地は難しいでしょう。
素材が薄く柔らかいので、すぐに底付きして地面のゴツゴツがほぼダイレクトに身体に伝わるからです。
そうしたクッション性を大きく改善したのがサーマレストで同シリーズで特に人気が高いのがZライトソル。
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス クローズドセルマットレス Zライト ソル シルバー/レモン R(51×183×厚さ2cm) R値2.6 【日本正規品】 30670
この凸凹形状により擬似的に厚さを稼いだのと同様の効果、すなわち優れた寝心地を獲得したのです。

自分も使っていますが、インフレータブルタイプの厚さ5cm以上のものには劣りますが、2cm程度の薄い軽量タイプとでしたら大差無いどころかやや優れているように感じます。

銀色のコーティングが効いているのか、寒さに関しても冬キャンプでなければ、問題無いレベルです。
断熱性はR値で数値化して評価され、一般的に真冬に使うなら最低4以上は欲しいと言われますが、ZライトソルはR値2.0なので全然足りていません。
(このR値はまだ統一規格化されきっていないので、他社製品と比べる時はご注意ください)
なので真冬は寒いけれど、全く断熱性が無いわけでもないという感じ。
ちなみに銀コーティングは熱を反射するので、基本的に熱源に対して向けます。
肌寒い季節は身体の熱を反射するように銀色を上に向けるのが正しい使い方。
暑くて寝苦しい季節は、地熱を反射するように銀色を下に向けて使うのが正しい使い方です。
空気で膨らませるタイプと違い、パンク等のトラブルが無いのも安心です。
そしてサーマレスト社のEVAフォームは経年劣化が緩やか。
自分はもう10年以上使っていますが「少しヘタったかな?」くらいで、まだまだ十分以上に実用可能です。
しかもアコーディオン状にパタパタと広げて撤収時もパタパタと畳むだけと、とにかく設営・撤収が簡単で早い。
要するに、寝心地が劇的に優れているとは言い難いけれど我慢ができる程度には優れていて、耐久性にとても優れていて、設営撤収も簡単迅速。
とまぁかなり魅力的なマットなのです!
欠点は何かと言えば、先ずは携帯性ですね。
空気で膨らまさない代わりに、空気を抜けない=すなわちコンパクトにならないという事です。
これはもう構造的に仕方ないけど、インフレータブルタイプも圧縮するとはいえ中にウレタンが入っているわけですから圧縮するにも限度が有ります。
要するにそんなにはコンパクトになりません。
快適性の高い4〜5cm厚のインフレータブルマットと比べてしまえば、ほとんど大差無いですけどね。

とってもコンパクトになるのは、インフレータブルではないエアーマットだけなので、マットの携帯性はある程度は諦めた方が良いでしょう。

それよりも自分が気になっている欠点は、狭い横幅かなと感じています。
このタイプは縦方向はパタパタとたためるので長さは縮まりますが、横方向は畳めません。
なので横幅は携帯性のために短めに設計されているのです。
自分が使用しているサーマレストZライトソルでは幅が51cmとかなり狭いのです。
やはり不満が多かったようで、このZライトソルを真似して作られた多くのモデルでは、もう少しだけ幅広のものが多いのです。
例えば、横幅56cmのバンドック
BUNDOK(バンドック) フォールディング マットEX グリーン BD-535G 発泡 アルミフィルム 保温
知り合いが実際に使っていますが、こちらの方が元祖のサーマレストよりも心持ち柔らかめで寝心地も良いと言っていました。
しかも価格は概ね半額程度。

自分も今買うなら、この製品を選んでいるでしょう。

あるいはガチ冬山勢はエアマットで万が一のパンクを警戒して、エアマットとクローズドセルの2枚重ねで使う人も多いのですが、重ねて使うなら少し硬めの方が良いのでモザンビークの製品が良いと言う評判を聞いたことがあります。

Mozambique キャンプマット アルミ加工 車中泊 20mm 軽量

他にもZライトソルのコピー製品は大量にありますが、上の2つは無難かと思いお勧めしておきます。

ちなみにこうしたアコーディオン形状で折りたためる形状はサーマレストが元祖で、銀のコーティングが施されていないZライトを1989年に発売したのが始まりです。
なのでコピー品でも、現在は意匠権的には問題無いはずです。
とにかく手軽なので、寝心地にあまり執着しない&底冷えが厳しい真冬のキャンプをしないなら、この形状のクローズドセルタイプが一番良いような気が最近はしています。
あるいはファミリーキャンプでインフレータブルマットを使っている方も、パンク・破損時のために1つはこのタイプを持っていても良いんじゃないかと思います。
予算的にもコピー品ならば、それほど高額ではありませんし。
この記事が皆さんの楽しいキャンプの一助になれば幸いです。
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