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ogawa ハイ&ローコットワイド

自分は今までにいくつかのコットを使っています。
その中では自分の使い方や好みに合っているのでクイックキャンプQC-SC190で満足していました。→QC-SC190使用レビューですが、2022年のオガワの福袋でGIコットワイドを使ってから少し悩んでしまった。→GIコットワイド使用レビュー横幅が広くなることによって、寝心地が思った以上に良かったのです。
我が家は寝返りもうてる横幅の広い封筒型寝袋=フィールドドリームDXを使っているので、そうしたワイドタイプのメリットが特に顕著なわけです。
ですがテント内でハイスタイルのワイドタイプのコットは場所をとり過ぎるので、結局GIコットワイドは手放してしまいました。
だったらロースタイルのワイドコットなら良いのか?と考えだしました。
でも自分としてはコットの下に荷物を置くと、テント内がスッキリと整理整頓が出来るのも魅力なんです。
全高が低くなるとその下に荷物を入れようにも入らなくなることは容易に想像がつきます。うぅ〜ん…
だったら邪魔にならない程度に幅広で、その時使うテントに合わせて高さもハイとロースタイルの2wayに切り替えられたら良いんじゃないかな?と思ったのです。
まず横幅を考察してみましょう。
今まで使っていたQC-SC190は64.5cm、GIコットワイドは75cm、その経験から考えると…
理想は我が家の封筒寝袋フィールドドリームDXがはみ出なかった75cm。
80cmはテント内で邪魔になり過ぎないギリギリかと思います。
70cmはワイドと呼ぶには少し狭いけど、現状のQC-SC190よりはマシ。
そんなサイズ感で2wayのコットを探してみましょう。
組み立てコットでは最高の評価を得ているヘリノックスから
コットマックスコンバーチブル

Helinox(ヘリノックス) アウトドア コットマックス コンバーチブル ブラック 1822175 キャンプ
Helinox(ヘリノックス) アウトドア コットマックス コンバーチブル ブラック 1822175 キャンプ横幅は自分の理想の75cm、標準はローコットですが別売の脚を取り付けるとハイタイプにもなります。
組み立てが容易で、故障が少なく、ギシギシ音なども出ないとヘリノックスは本当に評判が素晴らしい!
横幅も理想! 全てが理想的ですが… さすがに高額過ぎます。

上のリンクは本体のみで、ハイスタイルで使うには更に約1万円の脚代がかかります。

Helinox(ヘリノックス) アウトドアベッド コットレッグ(16PCS) 1822205 キャンプ
予算的には実売で2万円くらいに収めたいのが本音です。
ヘリノックスのコピー品はアマゾンなどを見ると山ほど有りますが、けっこうギシギシ音が気になるとか故障が有ったりとか出来の悪い製品も数多く見受けられます。
比較的評価の高いVENTLAXにはワイドタイプが有りません。
VENTLAX 2WAY アジャスタブル コット 軽量3kg 静音設計 折りたたみ式 ハイ/ロー切替可能 (オリーブグリーン)
コピー品の中ではVENTLAXに次いで評価の高いWAQにはワイドタイプ有り
WAQ 2WAY WIDE COT 2WAYワイドコット コット キャンプ用コット キャンプベッド 幅広ハイロー 折りたたみ 幅80cm (OLIVE(オリーブ))
幅80cmと邪魔にならないギリギリサイズ。
コピー品の割にはやや高額ですが、予算的には問題無し。
サイズや機能的にはほぼ理想に近いような気がするのですが、個人的にはコピー品は好きじゃないんですよね…
ヘリノックスが訴訟を起こしたりしていないけど、意匠権的にはアウトのような気がするんです…
こうしたコピー品ではない製品を探すと…
オガワのハイ&ローコットワイド

ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア ベッド ハイ&ローコットワイド サンドベージュ 1984-70
幅は71cmとワイドと呼ぶには狭いけど、ギリ我慢できる範囲。
価格は度重なる値上げで定価は31,350円と予算オーバーだけど、セールにうまく合うと2万円前後にまで値下げされることもある!
ちょうど今アマゾンで38%引きの19,500円です!!(2023.05.07.)
スクリーンショット 2023-05-07 21.21.45.png
他に同社のコンセプトストア=グランドロッジでのセールでも2〜3割引は狙えると思いますし、新年の福袋も狙い目です。
自分の場合は個人売買サイトで未使用品をこれらの価格よりももう少し安価に購入。

価格的には予算に収まったって事です!

さて、実際に使ってみると…

GIコットに比べれば圧倒的にコンパクトなパッケージですが、
ヘリノックス(3.5kg)などと比べるとやや嵩張るし重い(5.2kg)。
小川はロッジシェルターの脚もそうなんですが、こういう嵩張る形状が好きなんでしょうか?
組み立ては布のスリーブにポールを通して、フレームに足を嵌め込む形式。
で、この足を嵌め込む作業に、かなり力が必要。
男の自分でも結構力を入れないとならないし、女性で非力な方では諦めるかもしれない。
まぁそのくらい力が必要なのだから張りは悪くない。
悪くないのですが…
GIコットに比べると少し緩いかな?
組み立て式としては張り強めの部類だと思いますが、GIコットには僅かに劣るって感じです。
まぁこれ組み立て式のコットは評判の良いものでも多分どれも似たようなものだと思います。
軽量な組み立て式としてはトップクラスの張りだと思います。
ハイ&ローの切り替えは、差し込み口を変えるだけで、力も要らず非常に簡単。
ちなみに同社のワンポールテントのTassoにハイで壁際に設置した時でこのくらいスペースをとります。
ちょっとわかりにくい写真ですが、ポールまであまり距離が無いのがわかると思います。
ローだとこのくらい。
これだとポールまでだいぶ距離が開いたのがわかると思います。
テント内のフロアを少しでも広くしたいならばロースタイルの方が優位です。
ならば、コット下に荷物を置くならハイスタイルが優位かと言うとやや微妙。
このコットはハイスタイルでも荷物がやや置きにくい。
左右の脚部を繋いでいるパイプ
このパイプが邪魔になって荷物を奥まで押し込めないんです。

これはコットの下に荷物を置いてテント内はすっきりさせたい自分的にはかなり魅力減です。

元々の目的である横幅ですが…
上の写真は横幅80cmの封筒型のダウンシュラフです。
このくらいのシュラフならはみ出ることも無く普通に使えます。
でも横幅95cmのフィールドドリームDXだと安心して寝返りが打てるとは言い難いですね。
あらかじめわかっていた事ですが、ワイドタイプとしてはこれまた微妙です。
改めて良い点、悪い点をまとめてみると
良い点
・コピー品などではなく、信頼性の高いogawaブランド
・セールにうまく当たればブランドメーカーの割に安価な価格
・組み立て式としては張りは強めでギシギシ音などは無し
・切り替え簡単なハイ&ローの2way
悪い点
・組み立て式にしてはやや重め
・組み立てにかなり力を要する
・ハイスタイルでコット下に荷物を置きにくい
・ワイドを名乗る割りにあまり幅広ではない

うぅ〜ん自分の元々の目的からはかなり微妙です。

ですが… 一般的には悪くないのではないかと思います。
・先ず有名ブランドの製品だというのが大きいです。
ブランド信奉と思われがちですが、リセールバリューを考えると有名ブランド品って意義があります。
 福袋で入手したGIコットワイドのようにご自身の好みと合わなくてリサイクルショップなどに売ろうと思った場合、WAQなどよりもオガワの方が高く買い取ってもらえると思います。
・商品の品質自体は実際に高いわけですし、安心して使えるのは重要です。
・その割にはセールにうまく当たれば、比較的安価なわけですから!
・組み立て式にしては重いとは言え、車移動では極端な差ではありません。
 いくら軽いとは言え、車移動以外でコットを使う人はほとんどいませんから、それほど大きなデメリットにはなりません。
・ハイスタイルで荷物を置きにくいのも、致命的とは言い難いし、荷物の置き方次第ではそれほど問題にならないとも思います。
・幅広い方が寝心地良い可能性は高いですが、同時にテント内で邪魔になる可能性も高くなります。
一番問題になるのは、組み立てに力を要する点だと感じました。
これは一般的な成人男性なら我慢の範疇だと思いますが、非力な女性だと致命的な欠点だと思います。
それ以外は使ってみないと各人の好みの範疇のメリット・デメリットだと思います。
1万円以下の安価なコットを探す人には勧めようがありませんが、2万円前後でちょっと良いコットを探しているような方にはセールを狙ってならお勧めできます。
ただし定価では高額過ぎるというのが自分の使ってみての素直な感想ですね。
さて、自分は今後どうするか?
とりあえずしばらくこのまま使い続けようと思っています。
軽さもそうですが、コンパクトなパッキングで車に置きっぱなしにしやすいので、最近のソロキャンプは全てこのコットを使っていました。
当初求めていた幅広さを諦めて、コンパクトな組み立て式にメリットを感じたのです。
広さを求めると、理想と思った75cmのヘリノックスのコットマックスコンバーチブルはもちろん80cmのWAQのワイドコットですら、使い慣れてしまうと狭く感じるんじゃないかと最近は感じだしています。
かと言って横幅90cmものワイドコットとなるとさすがに邪魔だろうし、横幅が広くなればなるほど構造的に張りは弱くなりやすいから寝心地が落ちる可能性もあります。
更に構造を考えると堅牢性にも不安がよぎってきます。
下のリンクの商品などは先行レビューを見るとかなり問題があるように思うんです。
FUTUREFOX ワイドコット コット 折りたたみベッド キャンプベッド アウトドアベッド ハイ・ロー切替 (オリーブ)
初期の悪い評価は消されたりしているようですが、残っている悪い評価を見ると…
携帯性を優先せざるを得ないキャンプ用のコットでは、ワイド化には限界があるのかもしれません。
となるとコットでは幅狭さはある程度は我慢して、張りの強さやコンパクトさや使いやすさを優先した方が良いような気がしてきたのです。
そう考えた時にはこのコットは中々良いバランスだと思います。
広さが欲しい時はコットを使わずに幅の広いマットを使った方が良いように思えてきました。

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) コンフォートデラックスS.I.マット バイロンブルー (ラージワイド)

このマットで寝返りをうてる広さに満足出来る事が出来ました!

色々と遠回りしてしまいましたが、いくつかコットを使って辿り着いた今の考えです。
もちろん考え方や使い方は人それぞれなんで、万人に共通する最適な考え方というわけではありません。
自分のように寝返りがうてる幅広い寝心地を求める方の参考になれば幸いです。

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