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コスパ最強ペグ Soomloomステンレスペグ

ペグはテント・タープの大きさや種類、あるいはどんな地面なのか?そうした条件によって最適なペグが変わります。
なので複数種類の長さや形状を所有しその時々によって使い分けるのが理想的です。
とは言え地面の状態で言えば、硬い石が多くてペグが打ちにくい地面か?柔らか過ぎてペグが抜けやすい地面か?この2種類に大きくは分けられます。
(中間は硬い地面用のペグで対応すれば良いからです)

そんな硬い地面に対応する代表格がスノーピーク社が開発したソリッドステーク

スノーピーク(snow peak) ペグ ソリッドステーク 20 R-102
硬い石に当たっても石を割りながら地面に突き刺さるほどの強度を持っているのです。
でもまぁこれは何本も持たなければならないペグとしては高額です。
長さにより価格が変わりますが、一番汎用性の高い30cmで1本600円弱です。
アイディアは素晴らしいと思いますが、原価に対しこれは流石に高額過ぎます。
誕生が1997年、意匠権も切れているので多くのコピー商品が登場し、Amazonでは中華製の鍛造スチールペグが本家の1/3〜1/4前後の安価な価格でたくさん売られています。
Soomloom スチール ソリッド テント ペグ テーク 30CM キャンプ設営用具 8本1セット/16本1セット (30cmブラック16本セット収納ケース付き(バージョンアップ))
バラ売りはされていないのですが、30cmで1本あたり概ね150〜200円弱が現在(2023年春)の相場でしょう。
このくらいなら気軽にガンガン使えます。
ただこれらの鍛造鉄ペグにも欠点があります。
先ず何と言っても重いこと。
錆やすいことを気にする方もいるようです。
それらの欠点を改善したペグとして数年前からチタン製のペグも登場しました。
Soomloom ペグ チタン製 固定ロープ付き テント用 タープ用30㎝ 2本/4本/6本/8本セット (30㎝2本セットケース付けない)
こちらもバラ売りはされていないのですが、30cmで1本あたり概ね600〜700円強が現在(2023年春)の相場でしょう。
元祖のソリステよりも少し高額ですが、重さはソリステ180gに対して半分以下の70gです。
硬度はどちらも大きくは変わりませんし、錆る事も無い。
抜けやすさだけは改善どころか、ソリステよりも若干抜けやすい印象ですが、まぁ大きくは変わりません。
基本的には鍛造鉄の上位互換という事です。
購入にあたりネックとなるのは高価格なことでしょう。
原材料費も加工費用もチタンは高額なので、今以上に以上安くなることはあまり期待できません。
そこで今回紹介するSoomloomのステンレスペグの登場です!
他のペグと比較しながら検証してみましょう。
*一番上がソリッドステーク、2番目がSoomloomの鍛造鉄ペグ、3番目が同社のチタンペグ、一番下がステンレスペグです。
重さは30cmが実測で1本あたり99.5g
(写真は個体差による誤差を考慮して4本乗せて計測しています)

チタンの68.5gには負けますが、ソリステの179.4gやSoomloomの184.6gには圧勝の軽さです。

ちなみに軸の太さはソリステが7.9〜8.2mm(楕円形状のため)、鍛造鉄ペグが10.0mm、チタンペグが8.0mm
それらに対しステンレスペグは7.2mm(全て実測ですが個体差があり得るので参考値として下さい)と、やや細め。
ペグとしての硬さは、他よりも細いこともありチタンにもソリステにも劣る印象で、硬い石に当たると曲がりそうな気もしますが硬い石を避けて打ち直せば硬めの地面でも何とかなりそうです。
(まだ自分自身での実使用が乏しいので、参考程度の印象とお考え下さい)
ヘッドの形状が鍛造鉄やチタンペグとは違い、平ではないので打ちにくいかあるいはハンマーからの打撃力が伝わりにくいかと思ったのですが、予想よりは支障がありません。
鉄製(特にソリステ)には、ハンマーで力一杯叩いた時にダイレクトにグイグイと突き刺さる独特の気持ち良さがあるのですが、そうした気持ち良さは感じませんでした。
軸が細めなことも功を奏してスルスルと地面に潜っていく感じです。
なので(チタンペグも同様の傾向ですが)やや抜けやすい気はします。
ソリステはフックに空いている穴にペグを刺して抜くことも可能な形状なので、抜きにくい時は重宝するのですがこのペグはそうした抜き方をする事ができません。
チタンのように機能・性能の全てで鉄製よりも優れているわけではありませんが、極端に劣っているとは言い難く、軽量化に関しては圧勝です。
そして価格は30cmの8本セットだと1390円、すなわち1本あたり約174円!?(2023.04.08.現在価格)
同社の鍛造鉄ペグ並みの激安ぶり!!
これで驚いてはいけません
16本セットだと1980円ですから、1本あたり約124円!?(2023.04.08.現在価格)
しかも16本セットには、T/C素材のペグ用収納袋まで付いてきます!?!?
この収納袋は底が2重布になっていて、今までのSoomLoomの収納袋の中で一番出来が良いです!
百円くらいで別売してくれたら複数買いたいくらいです!
これはもうどう考えても今現在最強コスパのペグで間違いありません。
Soomloomステンレスペグ ステーク テント・タープ固定用 一体化 長さ30cm キャンプ設営用具 ペグセット 8本入り
既に何十本もペグを持っている自分ですが、迷わず買い、そして使ってみてカケラほども後悔していません。
風が強い時はダブルペグに使ったり、タープの張り方を変えたいと思った時などでペグは余計に持っていた方が役立つので、自分はオートキャンプの時はいつも予備のペグを十数本は持って行っていました。
昔は安価な中華製鍛造ペグをそうした用途として使っていました。
しかし大量になると重さが負担に感じていたので予備ペグはチタンに換えたいと思っていたが大量に買うと経済的な負担がキツイ。
安くセールにならないかと待っていたが最近の円安・原材料不足でセールどころかむしろ値上がりしてしまった。
どうしようか悩んでいたところでこのペグですよ!!
必ず使うかどうかわからない予備のペグこそ軽くて安いペグが最適なわけです。

ヘッド部が多少打ちにくいくらいは予備のペグならば全く気になりません。
硬度は先述したように、鍛造鉄ペグなどよりも少し劣ります。
先日、抜きかけのまま足に引っ掛けたら少し曲がってしまいました。

(比較のために向かって右に未使用品を並べてみました)
このように決して曲がらない折れないなんて事はありません。
ほとんどの地質で使い物になるけれど、鍛造鉄やチタンには明確に劣るという感じです。

既に鍛造鉄や高額なチタンペグを持っている人でも買い増しするに最適なペグです。
もちろんキャンプを始めたばかりで、テントに付属したショボいペグを、使い勝手に優れたまともなペグに買い換えたい初心者にもお勧めです。
後でチタンペグ等を買っても、先述したように予備のペグとして無駄になることはありません。
本当にこの30cm16本セットはお勧めです。
今までも中華ブランドは頻繁に価格を変更したり、セット内容が変わった事が多いので、このセットもいつまでこの価格・内容なのかは分かりません。
あくまで30cm16本セットが、今現在(2023.05.08.)コスパ最強だと思ったわけです。
最初に述べたようにペグはテント・タープの種類によって適した長さが変わるものです。
大型テントやタープには30cmは適していますが、小中型テントならば20cmくらいの短いペグでも大丈夫な場合が多いです。
ならばそうした短いペグだとどう評価すべきでしょう?
先ずは25cm16本セット。
Soomloomステンレスペグ ステーク テント・タープ固定用 一体化 長さ20cm/25cm キャンプ設営用具 ペグセット 8本/16本入り
人によっては小型テント〜大型テントや小型タープまで幅広く使える、応用の効く長さが25cmとして好んで使う人もいるようなのですが、個人的には軽さを優先した20cmと、抜けにくく固定力に優れた30cmをテント・タープの種類によって使い分けた方が良いと思っています。
なので、全てに中途半端な25cmはあまり好きではないので、今回も自分は購入する予定がありません。
あくまで価格で考えると8本セットで1本あたり約137円、16本セットで1本あたり約112円で収納袋付き。
30cmの8本セットのように極端に割高とは思いませんが、やはり16本セットの方がややお得。
そして30cmの16本セットと比べると価格差が少ないので、だったら30cmを選んだ方が良いと自分は思います。
なので価格面だけで考えるなら、小型タープや中型テントに使用するのにこの長さが最適で8本で足りる人で、尚且つ収納袋は要らないと思う方のみ8本セットを選ぶと良いんじゃないでしょうか?
軽さを優先の20cm16本セットは1,699円。

Soomloomステンレスペグ ステーク テント・タープ固定用 一体化 長さ20cm/25cm キャンプ設営用具 ペグセット 8本/16本入り

16本セットは1本あたり約106円。
8本セットは1本あたり約125円。
25cmと比べると価格差が少ない、すなわちお得感に乏しいとうのが本音です。
もちろん小型テントに用途が決まっているなら、いくらお得感に乏しいからといって無駄に重いペグを購入するのは意味がありません。
でもそれだったら、自分はセリアの鍛造鉄ペグをお勧めします。
ステンレスペグの重さ約55gに対し、セリアのソリッドペグは117.1g(実測)と倍の重さ。
やはり重さはかなりのデメリットですが、太さがステンレス6mmに対しセリア9.1mmと約1.5倍も太いので頑丈さや地中での固定力に期待できるんじゃ無いかと思います。
価格も110円とほぼ同じような価格、しかも必要な本数を必要なだけ買える。
もちろん紛失した場合は1本だけ追加購入も可能。
更に言うと、写真のように赤が選べるのでキャンプ場で見つけやすいから紛失の可能性が抑えられる。
最近では緑やピンクも選べます。(緑はむしろ見つけにくい場合もありますが)
まぁこのように、重さは惨敗のセリアですがそれ以外は劣るどころかむしろ優っている点も多いのです。
なので、自分としては20cmならばセリアの方をお勧めいたします。
とは言えペグを多く持ち歩く場合は重量差が堪えるので、やはりステンレスペグの方が優位性が強くなるのでケースバイケースではあります。
(付属ペグが40本も付いてくるNordiskのRaisa6には、自分はこの20cmステンレスペグに変えました)
一般的には、あくまで30cm16本セットが最強コスパセットだと思います。
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