MENU

小型軽量電動ポンプ FlextailGear

そう言えばコレまだ紹介していなかったなぁ〜
と思い出したのがFLEXTAIL GEAR TINY PUMP

掌に収まる小型サイズの、エアマットなどに空気を入れて膨らませるための電動ポンプです。
エアマットには吸入口(エアバルブ)に口をつけて息を吹き込むという使い方をしている人が多いんじゃないでしょうか?
以前の自分もそうでした。
ですが寝心地の良いマットには分厚いサイズのものもあり、そうしたマットに空気を入れるのは一苦労。
また口からの呼気には少なからず水分が含まれているので、マット内部でカビが繁殖するリスクが有るそうです。
あるいは厳寒期だとその水分が凍結してマットを破損させるリスクも有るそうです。
今までそんなの考えたこと無いけど、言われると色々と心配になってしまいます。
きっかけは春に購入したSEA TO SUMMIT コンフォートデラックスSIマットの導入です。
なんせこのマットは暑さが10cmもある超寝心地重視しかもワイドモデル!?
インフレータブル(自己膨張)タイプなのでバルブを開ければある程度は勝手に空気が入っていきますが、これだけ分厚く大きいとかなりの時間を要する。
それにインフレータブルでもやはり最後は強制的に空気を入れないと、満足いく膨らみ具合にはならない。
でも口からの呼気には先述したようにリスクが伴う。
せっかく奮発して購入した最高級のマットだから大切にしたいと思ったわけです。
SEA TO SUMMITも呼気で膨らませることは勧めておらず、ポンプサックの使用を推奨しています。

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ポンプ エアストリーム ドライサック 1700496

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ポンプ エアストリーム ドライサック 1700496

薄手のスタッフサックのような袋でこの袋を振って空気を孕ませて、その溜めた空気をマットに押し入れるような使い方です。

ちょっと面倒そうな気もするかもしれませんが、電池も使わないし騒音も出ないので、案外評判は良い。
ですが、構造はどう見ても単純でコストも大してかかっていない、その割に価格は高額。
安いメーカーだったらエアマット本体が購入できるような価格ですよ。
そこでAmazonで社外品を探したのですが、SEA TO SUMMITのバルブに合うものは見つからなかった。
博打で対応メーカーの記載が無い、激安の怪しいものを購入するも見事に失敗。

諦めて高額な純正ポンプサックを買うかどうするか悩んで行き着いたのが、電動ポンプだったのです。

電動ポンプでは数年前から話題になっていたのが、このFLEXTAIL GEAR TINY PUMPでした。
FLEXTAIL GEARが登場するまではとにかく大きくて不便な電動ポンプしかなかったのですが、このFLEXTAIL GEAR TINY PUMPはとにかく小型軽量!
しかもそんな小型なのに意外とパワフル! 更に充電式なので電池代もかからない。
そんなわけで一部で話題になっていることは知っていました。
でも自然の中で楽しむキャンプで電動製品ってどこか抵抗感がありました。
LEDランタンよりも灯油のランタンの方がキャンプには合うような感覚でしょうか?
今回もSEA TO SUMMITのポンプサックの方がキャンプには良いような気がしたんです。
だけどエアマットの製造各社でバルブの形状大きさはまちまちです。
他社には使えない場合が非常に多い!
自分は古いサーマレストやogawaなど他社のインフレータブルマットも所有していますが、それらには使えないわけです。
そしてあんな簡単な構造=ローテクなのに価格は高額。
方やほとんどのメーカーに対応するハイテク機器なのに安価。
他社のマットを購入する度にポンプサックも買い足すよりは、この1台で全てまかなえるわけですからどう考えてもこちらの方が効率良い。
悩んだ末、同社製品の中で一番の定番商品だったTINY PUMPを購入!

評判どおりかなり小型軽量!

本体だけなら実測85.4g
各種アタッチメントに収納袋や充電コードまで全部入れて117.4g
このくらいオートキャンプなら、全く何も考える必要無く持って行けますね。

なのに、10cm厚のワイドタイプでもものともせず、1分もかからずに膨らませます。

実際に使ってみて関心したのは、これ以上空気が入らないというようなパンパンの状態までいくとインジケーターが緑に変わって表示。

それでもそのまま空気を入れ続けていると、ノズルがポンと外れた。
なので、空気の入れ過ぎでマットやポンプを破損させるような心配は無い。
(ネイチャーハイクのマットの時は外れなかったので、バルブとの相性にもよるようです)
そして設営時に膨らませるだけでなく撤収時には空気を抜く事もできる。
設営も撤収時も機械に任せておいて、その間に自分は別の作業が出来る。
キャンプで一番忙しいのは設営撤収時じゃないですか?
その時間が有効活用できるわけですよ。
しかもマットの長寿命化にも繋がる。
何これ? メチャクチャ良いじゃないですか!!
実際に使って気になるのはとにかく音!
ちょっとしたドライヤー並みの騒音、それもやや耳障りな部類の音質です。
夜のクワイエットタイムに隣からこんな音が垂れ流されたら、俺なら文句を言いに行きます(苦笑
でも、昼間にそれも1〜2分くらいだったら許せますね。
キャンプ場なんて他のお客が居るのが当たり前。
話し声や多少の騒音は仕方無いでしょ?
他のレビューを読んでも、皆さんだいたい同じような感覚のようです。
なので昼のうちに膨らませておいて、自分好みの固さにもうチョイ空気を足すなら寝静まる前の早いうちの数十秒で終わらせる、そんな運用方法ならば許容範囲だと思います。
自分的には心の中で「ゴメンなさい!ゴメンなさい!!」と思いながら使い続けています。
使ってみるととにかく便利というよりもこれがスタンダード、必需品ってわけじゃ無いけどこれを使うのがデフォって感覚。
「携帯あればスマホなんて要らないジャン」って思っていた人がスマホ使ったら戻れなくなるような感覚って言えばわかるかな?
一度機械で膨らませることを覚えると、なんか呼気をマット内に入れることに抵抗感が生まれちゃいまして…
まぁとにかくそんな感じで、自分的にはもう口で膨らませる気は無くなりました。
先日、ネイチャーハイクのエアマットを購入したんです。
先述したコンフォートデラックスとは真逆のウルトラライトなタイプのエアマットです。
ネイチャーハイクには専用のポンプサックが付属していました。
ウルトラライトなタイプですし、これはポンプサックを使うべきと思ったんですが…
いざポンプサック使ったら思ったよりも面倒臭い。
(無料の付属品だから使いにくいだけで、SEA TO SUMMITなど高額な他社製品だったら使いやすいのかもしれません)

そして苦労してポンプサックで空気を入れても、自分好みの固さまで膨らませるには最後は口から吹いた方が良さそうな感じ。

いやまぁ自分がポンプサックの扱いに慣れていないからだとは思うんです。

思うんですが電動ポンプなら不慣れでも簡単に空気がパンパンに入れられるんですよ。

「いや! 軽さが!」とも思ったんですが、重量測ると先述のネイチャーハイクのポンプサックが実測で63.5g
TINY PUMP本体と対応アダプタ1つで、実測89.5g
僅か30g以下の差ですか〜
ちなみに今(2023年12月)Makuakeにてクラウドファウンディングとして募集されているFLEXTAIL GEARのZERO PUMPは本体(+電池)約49gだそうです。
対応アダプタを1つ持っても合計55g以下、すなわちポンプサックよりも軽いんですよ…
うわぁ〜 軽量化目的でこのモデルも欲しくなってしまうなぁ〜
クラファンで購入できる今なら、べらぼうに高いわけでも無いし…
こうなるともう気になるのは音だけですね。
自分が購入したTINYが同社のブレイクスルーモデルだと思います。

その後はTINYにLEDランタン機能を搭載したXや、

もう少し大型化した代わりに、よりパワフルになったMAX PUMP 2 PROとか、

FLEXTAILGEAR エアーポンプ MP2 PRO 電動ポンプ 照明ライト付き 携帯電動エアーポンプ 3600mAh 電池内蔵 スマホに充電対応 モバイルバッテリー アウトドア 空気入れ・空気抜く ポンプ(ホワイト)

でもそんな豊富なラインナップの中から選ぶなら、オートキャンプならちょっと大ぶりだけどパワフルなMAX PUMP 2 PROか、価格的にこなれているTINY PUMPが良いと思います。

LEDランタンを買う予定がちょうどあるなら、LEDランタン機能内蔵のXでも良いと思います。

登山などウルトラライト目的ならクラファンでZERO PUMPでしょうね。

最大の欠点である音がもっと静かなモデルや、もっと更に小型軽量化されたモデルが発表されるまで待つのも良いですが、その間にマットがカビたり破損したりするリスクを考えると、とりあえず安価でそこそこ軽いTINYでお茶を濁すのが一番良いのかな?とも思います。
もちろん、FLEXTAILのアイディアを模倣した有象無象のパクリコピー品が既に山のようにあります。
FLEXTAILが意匠権を申請・取得したのか自分は知りませんが、今はまだ先駆者としての彼らに敬意を表して自分は他社の製品はお勧めしたくありません。
口でマットを膨らませることに躊躇いが生じたあなた! いろんなメーカーに使える電動ポンプは如何?
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次