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細長い収納のタラスブルバ アルミロールテーブル

タラスブルバ (TARAS BOULBA)
元々はアシックスが興した国産アウトドアブランドですが、販売不振で一度は消滅。
その後、数年前にスポーツ用品販売チェーンのスポーツオーソリティが商標権を買い取り復活させたものの、キャンプブーム沈静化の煽り受け、販売不振でまたもや消滅するようです。→リンク

クローズ前の大バーゲンセールという事で、最大70%オフの投げ売りをしていたのです。→紹介記事
元々有名ブランドのコピー商品が多かったくらいなので、比較的安価な価格設定だったのにそこから更に70%オフ!?
かなりお買い得な商品がいくつかありました。
しかし買おうかどうしようか悩んでいるうちに売り切れてしまい、後悔したものもいくつかありました。

そんな商品の1つがこれ
TARAS BOULBA(タラスブルバ) TBアルミロールテーブルL ブラツク
TARAS BOULBA(タラスブルバ) TBアルミロールテーブルL ブラツク
同形状のテーブルは無名の中華メーカーの製品を見つけて以来、購入を検討していたがレビューなどを見ると不良品の割合が高そうなので悩んでいたのです。
それがタラスブルバならば、コピー商品が多いとは言え国内ブランドですから不良品の割合は少なめが期待できるでしょう。
それなのに、セール期間中は中華メーカーよりも安い!?
現在はほとんどどこでも売り切れてしまったようだがセールの時は、定価10899円が50%オフの5449円だったのだ。

ブランド消滅するくらいなら、待てばこの製品も70%オフになるんじゃないかと、欲をかいて様子見していたら売り切れてしまったというわけです。
魅力は後述しますが、よくよく検討してみると中々に良い製品なのです。
「うぅ〜んこれは失敗したかな〜」
逃した魚は大きいとばかりに
「5〜6千円だったら買っておけば良かったな〜」
などと未練たらたらで、メルカリとかに安価で出品されていないかな?と探し出す始末。
しかしメルカリを見ても同製品の出品数は決して多くない
眠い目を擦りつつ就寝前にようやく見つけたのは、未使用品とは言え9998円と定価とあまり大差の無い金額。

まぁ他にテーブルを所有してないわけでも無いので、「値下げされるまでしばらく様子見をしよう」などと考えながらいつしかウトウトと…

おぉ〜いつの間にか寝落ちしてました(汗
「メルカリウォッチはこのくらいにして今日はもう寝よう!」と片手に持っていたiPhoneの画面に目をやると…
あれ?
件の商品が売り切れてしまっている。

ほぉ〜あんな高額でも買う人がいたか〜
元々あの価格では購入する気になれなかったし、他を探そう
ん?
何かメッセージが届いている
「お買い上げありがとうございます」
ん?
何だこの文字は?
うぅ〜ん???

えぇ〜っ!!!!

そうです、どうも指が勝手に購入ボタンに触れていたようで…
あんな高額で買ったのは他でもない自分自身でした!(爆

うぅ〜ん「間違えました、操作ミスです」ってキャンセルのお願いをするのもなぁ〜
まぁ仕方ないか
勉強代と思って今回は諦めますか。

新品未使用です。購入しましたが諸事情により必要がなくなったので出品します。
なんて記載されていましたが、「白々しい、どうせ転売ヤーだろ」なんて思っていました。
商品が問題無く配達されると、丁寧な梱包で箱を見るとスポーツオーソリティの販売テープが貼られています。
おや?
こういう紙テープって店頭販売品に貼られるヤツですよね。
自分の勝手な思い込みですが、転売目的の人って労力を省くためにネット上で購入していると思うんです。
もしかしたらセール前に定価で買った人なのかもしれませんね。
だとすれば、セール前に自分の代わりに買いに行ってくれたと思えば、腹も立ちません。
定価より高かったわけでもないし、欲しかった商品なんだし自分の手元に来た以上はしっかり使い倒しましょう!!

さて、随分長い前振りでしたが、これからはこの製品の解説レビューです。タラスブルバでは、天板がアルミ素材で黒色のロールタイプテーブルは3種類ありました。
天板の広さが約120x70cmのTBアルミロールテーブルL (定価10899円)
90x53cmのTBアルミロールテーブルM (定価8900円)
120x70cmのTBアルミコンパクトロールテーブルL (定価12900円)
LとMの違いは天板の広さだと言うのはすぐにお分かりになるでしょう。
Lは4人まで、Mは2人までの使用をメーカーは推奨しています。
まぁ120×70だと4人はちょっと手狭だと自分は思いますが…

LとコンパクトLは天板の広さがほぼ同じで何が違うかというと、天板の畳み方が長辺か短辺かの違いです。
長辺を折り畳むLは収納寸法も120cmの長さですが、コンパクトは短辺の70cmですから、だいぶ短くなりますよね。
定価は約2千円違いますが、一般的にはコンパクトタイプの方が人気かと思います。
しかし我が家はクレトム インテリアバーを使って

cretom(クレトム) インテリア・バー LS-1
ミニバンの天井に収納しています。

この方法だと、120cmの長さでも後部座席に少しはみ出ますがそれほど問題無く積載できます。
TBアルミロールテーブルコンパクトだと長さは90cmと短くなりますが、太くなるのは容易に想像がつきます。
我が家の場合は短いことよりも太くなる方が、積載性に悪影響を及ぼすのでコンパクトがコンパクトにならないというわけです。
4人くらいまで使える広めのテーブルで積載性の良いテーブルが欲しいと考えていた自分にこのTBアルミロールテーブルLは魅力的だったのです。

ちなみに収納袋は中に仕切りが有って、フレームと天板を分けて入れられる。
これは天板が傷付きにくい、良い配慮だと思う。

収納性は自分にとっては都合が良くとても気に入った。
では肝心のテーブルとしてはどうかというと、これまた優秀。
先ず脚の長さが変えられるのですが、よくあるハイとミドルとローの3段階とかではなく、無段階に変えられるんです。
キャンプは基本不整地で行いますから、どうしても地面に凸凹があり、テーブルがガタ付きやすい。
それが無段階調整出来ると、ガタ付きが防げるというわけです。
その調整幅が広いのでハイスタイルにもロースタイルにも対応出来るのは、使い勝手が良い。
我が家のようにハイスタイルに拘っていても、雨天でテントの中で食事なんて時にはロースタイルを選ぶ人も多いと思います。
その調整も、見てのようにワンタッチのレバー方式なのでとても操作性が良く使いやすい。

我が家で以前から3〜4人用のテーブルとして使っていたスノーピークのアジャスタブルF.テーブル竹も4本独立して無段階調整出来るのですが、捻って緩める方式でちょっと面倒なんです。
それに調整幅が狭く、ハイスタイルでしか使えないのも応用が効かない。
安定性や天然素材の天板は見た目も良いのですが、収納性も悪いので買い替えを検討し出したわけです。
それと組み立てがやや面倒で、妻や甥っ子達に任せるとやや苦戦していました。

そう!タラスブルバは組み立ても簡単!
ワンアクションとまではいかないが、かなり簡単で早く出来る。
収納袋に組み立て方が図解されているが、非常に簡単なのでこれは見なくても誰でも組み立てられる。

これから購入を検討する方のために、説明してみよう。

最初にフレームを取り出し

脚を開く

天板下の横棒を

グッと真っ直ぐにする。

この上に、天板をパタパタと広げて乗せる。
天板裏の部品に丸い穴が空いているので、そこにフレーム横棒の突起を刺す。

天板の逆側は嵌めるだけの部品が付いているので、上から押して嵌めるだけ。
ローテーブルとして使うなら、これで完成!

この状態で49cmの高さのローテーブル。
ハイテーブルとして使うなら、脚部のレバーを解除して脚をそれぞれ好みの高さに伸ばす。

最大に伸ばせば

高さ70cmのハイスタイルというわけだ。
ここまで所要時間は5分もかかっていない。

ちなみに先述したアルミコンパクトロールテーブルLだと、フレーム(脚部)を2分割して収納なので、先ず最初にフレームの組み立てを行う必要がある。
難しくは無さそうだが、もう一手間増えるので、ここもアルミロールテーブルLの方が優れている点。

我が家で以前から2人用のテーブルとして使っていた山善キャンパーズコレクションのスタイルワンアクションテーブルも組み立ては超絶簡単です。
ローテーブルとして使うなら、ただ広げれば完成の本当のワンアクション。
おそらく10秒もかからない。
ハイテーブルとして使うなら、そこから脚を4本伸ばすだけ。
これでやっと1分くらいか?
タラスブルバも難しくも面倒でも無いので許容範囲かと思いますが、簡単さだけなら山善は抜きん出ています。
ただ脚が微調整出来ないのでグラつく時は石か何かを探さなければならなかったり、収納性がイマイチで場所を取る。
何より4人用のサイズが無いので、大人数に対応できない。

まぁそんな不満がタラスブルバのアルミロールテーブルは高次元でバランス良く解消してくれたわけです。

じゃぁ欠点が無いのかと言えば、見た目的に好みもあるが自分にはやや微妙かな〜
形状的には特に格好良いとも悪いとも思わない。
色使いの真っ黒なのが好みに合えば良いだろうが、自分的にはあまり好きでは無い。

最近流行の「無骨」とか「男前」とかいうキーワードで持ち上げている評判も目にした事があるが、自分はそう感じない。
服装でも全身黒づくめとか、若い頃に散々やったけど今思い出すと格好良かったかと言えば微妙…
まぁ自分の好みではないというだけで、好きな人はそれで良いと思いますが、夏の日差しが強い時は天板が熱くなりそうなのもちょっと不安。
塗装などの処理は価格相応で高級って感じはしない。

こんな感じで最初からウッスラだが小傷も有った。

見た目的に許容範囲内なら、キャンプ用テーブルの機能としてはかなり優秀だと思います。
天板の広さがLサイズでもやや手狭かなと評しましたが、この手のアルミロールタイプだと大体どれもここまでの大きさなんです。
たぶん強度や収納性の限界がこのサイズなんでしょうね。
このタイプを見つけるまでの買い替え予定有力候補はモンベル マルチフォールディングテーブルワイドでしたが、ワイドサイズでもこれよりもう少し狭い112.5x70cmでしたから、コンパクトさを求めるなら天板の広さは妥協するしかありません。
モンベル マルチフォールディングテーブルワイド
モンベル マルチフォールディングテーブルワイド
それにモンベルは脚の無段階調整も出来ないし、天板がメラミン樹脂なんで熱い鍋とかを置く時に気を使うのも考えものでした。

改めて特徴を挙げると、組み立て簡単で高さが4本それぞれ微調整出来るのでガタつき無しで、ハイスタイルにもロースタイルにも対応可能で、軽くてしかも熱い鍋とかも置ける。
携帯性を重視したキャンプ用テーブルの中で、これだけメリットだらけのテーブルはそうそう無いと思うんです。
なのに国内ブランドと思えない安さ!!

だけど現在は、廃盤になってしまっているので、入手性に難があるのが一番の問題。
メルカリなどでは、そこそこ高額で売ろうとしている人が多いですね。→現在の出品状況
目標価格としてあえて、セールでの最終価格を残しておくと
TBアルミロールテーブルL 50%オフの5449円 (定価10899円)
TBアルミロールテーブルM 50%オフの4450円 (定価8900円)
TBアルミコンパクトロールテーブルL 50%オフの6450円 (定価12900円)
さすがに処分セールと同額までは難しいと思いますが、参考にして下さい。

ちなみにタラスブルバでこのシリーズを見つける前に考えていた中華製品だと

kaitou 折りたたみアウトドアテーブル 机 高さ調整 ロール式 天板 ロング 木目 アルミ コンパクト 収納袋付き レジャー キャンプ ピクニック BBQ ナチュラル
どう見てもTBアルミコンパクトロールテーブルLと同じ形状です。
先述したようにこの商品は先行レビューを見ると不安になる。
他にも同形状で

waku fimac 120×70 アウトドアテーブル キャンプテーブル ウッド 調 高さ調整 テーブル ロールテーブル キャンプ アウトドア 軽量 木目 ブラウンウッド
こちらはレビューを見てもあまり悪い評判は無い。
無理にタラスブルバを探すくらいなら、こちらでも大丈夫かもしれません。
個人的には木目調の天板の方が真っ黒よりもキャンプには馴染むと思いますし、機能的にはほぼタラスブルバと同じだと思います。
ただし、タラスブルバで言うところのコンパクトタイプばかりで、天板を長辺に巻くタイプは中々見つからない。
上で紹介した製品もそうですが、短辺を巻くタイプばかりで収納性優先でなければ売れないと判断されているのかな?
我が家の場合はむしろ積載の都合で、細く長く収納する方が都合が良いのですけどね。
そういう意味ではタラスブルバは選択肢が多く本当に良いブランドでした。
このまま記憶に埋もれてしまうには惜しいので、こうして紹介させていただきました。

 

 

追記(2024.10.09.)
仕事でとある地方に行ったら、現地のスポーツオーソリティでTBアルミロールテーブルMを見つけたので買っちゃいました!

椅子2脚での2人利用を想定しているのでしょうが、見てのとおりちょっと狭い。
でもやはり、収納寸法はLサイズに比べてだいぶ短くなる。

Lサイズと並べれば、6人での利用にも使える。

こうして並べる時も、脚の長さを微調整出来ると綺麗に高さが揃うんです。
この時も少し微調整しています。

改めて、本当にバランスの良いテーブルだったと感じます。
本当に惜しいブランドが消滅したものだ…

もし条件の良い個体を見つけたら検討してみては如何ですか?


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