埼玉県有数の観光地=秩父・長瀞地域には、キャンプ場がいくつも点在していますが、その中でも我が家お気に入りのキャンプ場=長瀞キャンプヴィレッジの場内・施設案内です。
*2025年5月現在の長瀞キャンプヴィレッジ情報となりますので、現在とは違っている箇所もあることをご了承下さい。
またこの記事はあくまで筆者個人の感想なので、人によって時期によって場所によって感じ方は変わります事もご了承下さい。
詳しくは公式サイトのご確認もお勧めします。
先ず予約方法から説明すると、公式サイトからのオンライン予約のみとなっています。
また気をつけて欲しいのは、オートキャンプの予約は日程の予約のみで具体的な区画の指定は出来ません。
なので利用したい区画があっても当日早い者勝ちとなります。
通常のチェックインは13:00からですが、追加料金1000円で11:00からのアーリーチェックインが出来るので利用をお勧めします。
ただしアーリーチェックインを活用しても、お目当ての区画に前日からの連泊者がいた場合にはどうにもならないのでその点もご注意を!
関越道花園ICから車で約20分くらい、秩父市街からも約20分くらい、荒川沿いに位置しています。
秩父市街地から来た場合はこの看板が見えたら左折です。
この辺りは休日は渋滞しがちなのでゆとりを持って来た方が良いと思います。
上の看板のある入り口から入ってすぐ右側に駐車場があるので、先ずはその駐車場に車を停めます。
ゆるい下り坂を歩いて降りていくと右側に管理棟があるので、そこで受付です。
この「長瀞キャンプヴィレッジ」、元々は「長瀞キャンプ村」と言う名前で古くから営業していたキャンプ場でこの管理棟はその時代からの建物のようで正直に言えばけっこう古びた外観です。
でも建物内はこんな感じで、けっこうセンス良くリフォームしてあるんです。
シンプルなヴィンテージって感じですかね。
写真左に写っているカウンターで受付します。
会計は現金のみなので注意して下さい。
受付を済ませたら、駐車場に戻って車で場内の区画に移動です。
*画像引用公式サイト
テント利用のオートキャンプサイトは全て車の乗り入れが可能で、大きく分けると小川を挟んで右側のサイトと、左側のサイトに分かれます。
傾向として右側サイトの方が林間サイトっぽい雰囲気です。
荒川沿いの区画を選んでも、あまり開けた雰囲気は感じられませんでした。
ただし対岸に秩父鉄道が通っていて週末はSLが走るのですが、そうした鉄道が見えるのは右側のサイトだそうです。
(自分では確認していないので、鉄道が見られなかったらごめんなさい)
自分は過去3回とも左側のサイトばかりを利用していますが、荒川沿いの眺めが良いのは左側サイトでも川沿いの区画です。
川沿いの区画は開放的でとても気持ちが良いのですが、真夏は遮るものが無いので日差しが厳しいと思います。
荒川に降りる事も可能で、左側のサイトですと33と34の間に細い通路があって、そこから降りられます。
これは、なかなかの景観じゃないですか〜
広さを優先するなら川沿いよりも中央の区画の方が広そうです。
公式ホームページでは区画の広さは8x10mと表記されていましたが、実際には区画によってかなり広さに幅があり中央の区画は10x10m以上はありそうな区画が多かったように思います。
利用料金の安価なソロ専用の区画もあります。
場所により形状も広さもまちまちですが、5x5m以上はありそうで小さめのソロテントと普通車くらいならば支障は無さそうです。
荒川と反対側の区画は林になっていて風が遮られるので、強風の日は安心かもしれません。
管理棟や子供向けの遊び場にも近いのでファミリーユースならば便利かもしれません。
隣接サイトとの間には木々が植えられていますが、目隠しになるほどではありませんので、どの区画もプライベート感は薄いです。
どの区画も22時以後はサイレントタイムになりますので、静かに過ごしましょう。
左右合わせて合計80以上の区画があるらしいので、状況や好みに合わせて良い区画を選んでください。
ちなみに土質はけっこう硬めなので、ソリステなどの鍛造系スチールペグ等が向いていると感じました。
ただし先行ブログ等を見ると柔らかめの土質という方も散見したので、区画によるのかもしれません。
もしかしたら2019年10月の台風被害からの復旧時に以前と変わったのかもしれません。
自分達の区画は小砂利混じりで水捌けも良く、シッカリしたペグとハンマーを用意しておけばとても使い易い土質でした。
先述したように区画数は約80区画とけっこう広いキャンプ場ですが、炊事場も数カ所に分散してあり不便を感じる場所は少ないんじゃないでしょうか。
川を挟んで右側の方が流し場は多いのですが、温水も出る流し台は1箇所だけです。
左側の方が流し場は少ないのですが、温水も出る流し台が2箇所なのでコチラの方が使い易いかもしれません。
写真は温水も出る流し台ですが、シンプルで清潔な施設でした。
食器洗い用の洗剤も備え付けのものがあります。
油汚れはやや落ちにくい印象ですが、環境に配慮するキャンプ場としては致し方ないところでしょう。
トイレはウォシュレットではありませんが、新しくて清潔です。
ただし、以前の長瀞キャンプ村時代からの古い施設は上の写真のものよりやや古びていました。
このキャンプ場最大の目玉施設=温泉は管理棟内にあります。
室内の大浴場と屋外の露天風呂があり、無色透明でクセの無い泉質です。
シャンプーとボディソープも用意されていますし、更衣室にはドライヤーも備え付けられています。
キャンプ場の利用料に温泉利用料も含まれているので、入浴料は別途かからず入り放題ですが、利用日(時間)は基本的に土日曜・祝祭日に限られています。
温泉が使えない場合はシャワーか貸切風呂の利用となります。
管理棟のすぐ脇にシャワールーム
このシャワールームは温泉が利用できない時の代替施設という意味合いのようです。
温泉が使えない平日や、温泉が開いてない土曜日の午前中8:30〜11:00、こちらを利用出来ます。
逆に温泉が使える時間はこのシャワールームは使えない。
こちらも利用料が無料。
温泉が使えないけどシャワーではなく、あくまで浴槽に浸かりたい人向けに、貸し切り風呂もあります。
ただしこちらは有料(大人1人300円)で、1つしかないので予約制でもあります。
家庭の浴槽よりは少し広めですが、それほど広いとは言えないので大人2人もしくは大人1人+子供2人くらいが限界じゃないでしょうか?
利用者が自分で浴槽に湯を張って、利用を終えたら湯を落とすシステムです。
2人で利用してもあくまで1グループにつき40分の時間貸し。
なので40分でお湯を張って交代で身体を洗って湯に浸かるとなると正直あまり時間は無い。
自分が利用したのは真冬だったせいか湯温が上がるのにけっこう時間がかかってしまい、正直身体を温めるどころかむしろ冷えてしまいました・・・
この貸し切り風呂、夏なら良いのですが冬だったらちょっとキツイかな?
ちたみにこちらはごく普通のお湯で、天然温泉では無いそうです。
とは言え、シャンプー・リンス・ボディソープも備え付けられていたし、脱衣場にはドライヤーも有りましたし、不便は感じませんでした。
これで1人300円は良心的な方かなと感じました。
施設の水回りはこんなところでしょうか。
ゴミは分別して指定の場所に廃棄できます。
指定の袋とかはありませんが、袋に入れて口を二重に縛るよう指示されているので、各自でゴミ袋は用意しておきましょう。
灰捨て場も指定の場所があります。
ちなみに直火は禁止されているので、焚き火台は各自で用意しておきましょう。
焚き火台等は管理棟でレンタルも可能です。
薪も同様に管理棟で、1本単位でも販売されているので必要な分だけ購入出来ます。
他にもカップラーメン・飲み物・アイスなど販売されていますが、品揃えは豊富と言い難いので必要なものは事前に用意しておいた方が良さそうです。
ちなみに管理棟内ではWi-Fiが受信できますが、キャンプサイトまでは届きません。
管理棟の目の前にレンタル品の返却場所と喫煙スペースも設けられています。
子供向けの施設としては簡単な遊具があります。
写真だとわかりにくいのですが、ブランコもあります。
簡素な施設だと記載しましたが、子供には大人気のようで脇を通る度に子供の嬌声が聞こえていました。
他に場内に流れる小川でも遊んでいる子供がいたりして、子供でも楽しめそうなキャンプ場です。
愛犬家のためにはドッグランがあります。
とっても充実した施設を備えているキャンプ場で、至れり尽くせりと言いたいところですが高規格キャンプ場と呼ぶには1つだけ足りないものがあります。
電源区画が実は1つも無いのです。
電気製品を使いたい方は各自でポータブル電源を用意しましょう。
最後にこの長瀞キャンプヴィレッジの良い点と悪い点を挙げておきます。
良い点は
・区画数が多いので予約が取りやすく、自分好み区画が見つけやすい
・センス良くまとまった場内施設
・お湯の出る流し台やトイレなど水回りが新しく清潔
・温泉の大浴場が利用し放題
悪い点は
・お湯が出ない流し台や、ちょっと古めのトイレも混在している
・温泉が利用できるのは土日及び祝祭日などに限定される
・電源サイトが無い
先述したように、このキャンプ場は元々「長瀞キャンプ村」という名前で古くから営業していたのですが、2018年にリニューアルして最近流行りのお洒落なキャンプ場に名前と共に生まれ変わったわけです。
元々の施設が古いけれど、それらをセンス良くリフォームしたのでヴィンテージ感があると表現できるのです。
そこに新しく増設した施設を清潔に維持管理しているので、全体としてセンス良く使いやすいキャンプ場として印象に残るのです。
電源が無い割にはやや高額な利用料だと思いますが、非常に気持ち良く過ごせるキャンプ場であり、温泉の魅力もあり、我が家では気に入っているキャンプ場となっています。
ご興味のある方は是非一度利用してみて下さい。
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