NordiskのReisa(レイサ)6

トンネル型の大型テントで、オシャレキャンプで大人気だった定番テントの1つです。
特に日本限定のベージュカラーのレイサなんてプレミアムがついて定価を超える20万円以上の実売価格で取引されていたくらいです。
ですが、そんな過剰なブームも数年前に過ぎ去り、最新のテントと比較するとやや欠点も気になっているのが本音です。
自分が気になっているのは、スカートが装備されていないので冬は隙間風が吹き込むし虫や葉などが入り込みやすい事。
キャノピーを開けるとメッシュが装備されていないので、やはり虫などが侵入し放題な事。
他にも細かい欠点はありますが、今回はこの2点を改善しようというお話しです。
ですが!
その前に先ずやっておきたい事があります。
レイサは2人用の小インナーと4人用の大インナー、2つのインナーを両端に装着して真ん中の空いたスペースをリビングスペースにするタイプのいわば3ルームテントです。

その真ん中のリビングスペースに敷くための純正フットプリント(グラウンドシート)は標準装備されていますが、埋めるスペースはあくまで真ん中のスペースのみ。
レイサを使うけっこう多くの人は小インナーを使わずに、リビングスペースをもっと広く使う方が多い。
そうなると標準装備のフットプリントでは覆う面積が足りない。
なので大インナー部分も含め、テント内全面を覆えるフットプリント=グラウンドシートは別売されています。

NORDISK Reisa6 フットプリント
でもまぁ正直、やはり純正品は高額です。
自分は一応この別売のフットプリントを所有していますが、使ってみると薄い素材なので地面の状態によっては簡単に穴が空きそうでちょっと不安です。
なので…
先ずは、この全面フットプリントを自作してみようと思います。
もちろん、土間スタイルで使うからフットプリントは要らないという人は無理に自作する必要なんてありません。
有れば良いと思う方のみ、フットプリントを作りましょう。
素材のお勧めは下の商品

ユタカメイク#2500 ODグリーンシート 5.4m×7.2m
もちろんこれでなければならない訳ではありませんが、色々な事情でこれが一番バランスが良い。
先ずなんと言っても価格が安い。
Amazonはけっこう価格が変動しますが、自分が購入した2025年6月で約4700円、2025年8月で約5800円。
2ヶ月で2割近く価格が上昇していますが、最安値に拘って必要な時に使えないのでは本末転倒。
そこまで高額な製品ではありませんから、適当なところで見極めましょう。
次にフットプリントとして実用十分な強度がある。
また自作の際に適当な大きさに切るわけですが、ほとんどほつれないので作成が楽。
そしてなんとか我慢できる範囲の収納性です。
同シリーズには#3000があり、そちらの方が安価で厚みのある生地なのでより丈夫なんです。
ですが、畳んだ状態の厚みもかなり増します。
下の写真は2.7×3.6mの#2500と#3000を並べた写真です。

#2500の方がやや小さく畳まれているのに

厚みも#2500の方が薄い。
写真だとあまり差が無いように見えるかもしれませんが、感覚的には2/3くらいの体積に感じます。
レイサは大型テントですから、もちろん床面積も大きいので、この差は大きく感じます。
なので少し割高になりますが#2500をお勧めするのです。
もし利用されるキャンプ場が芝やウッドチップなどの柔らかい地面ばかりならば、更に薄い#2000でも強度的に問題は無いと思いますが、色がいわゆるブルーシートの水色しか見当たらないんですよ。

ブルーシート #2000 5.4m×7.2m
上記のように強度が低く色も気にならない方ならば、より軽量で収納性が高くしかも安価で済みますし、#2000ブルーシートが良いと思います。
作り方は至って単純。
設営したレイサにシートを敷いて現物合わせで、ハサミで切っていく。
テント本体よりもフットプリントがはみ出ると雨が降った時に雨を受けて浸水してしまうので、テント本体よりも5〜10cmくらい小ぶりにカットするようにしましょう。
自分の場合は既に純正フットプリントを持っていたので、純正フットプリントと重ねて現物合わせで切っていきました。

まぁこの方法が一番簡単なんですが、フットプリントを安価に自作するために高額な純正フットプリントを購入したのでは本末転倒ですからね…(苦笑
ちなみにカットした自作フットプリントと純正フットプリントを並べて比較すると

体積的に、思ったほどは差が無いように感じます。
先述したように、強度的な不安もあるので自作して以後は純正は全く使わなくなりました。
機能的には純正品でもブルーシートでも特に差は感じません。
さて、フットプリントの作成が終わったら次はスカートの自作です。
素材は…
先ほど自作したフットプリントの余り生地です!
そう!そのためにフットプリントの製作を先に紹介したんです。
実は自分はフットプリントよりも先にスカートを製作しています。
その時は別サイズのシートを使用したので、先述の余り生地でスカート製作が全部賄えるかは分かりません。
もしこの記事を参考にスカート製作した方がいらっしゃれば、生地が足りたかどうかを是非教えて下さい。
足りなければ追加でまたこのシートを買うしか無いのですが…
もちろん今度はもっと小さなサイズで事足りるでしょう。

ユタカメイク#2500 ODグリーンシート2.7m×3.6m
以前のレイサの標準色=ダスティグリーンだとまぁまぁ合っていると思います。

ただ人気だった限定色のベージュカラーや現在の標準色カシューブランの場合はスカートがグリーンだと色が合わないと不満の方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、別の生地を用意した方が良いでしょう。
厚くなりますが#3000の茶系のシートは如何?

GUARD SHIELD ベージュ/カーキシート #3000 3.6mx5.4m
自分は上記の製品を購入していないので、品質等は分かりませんが比較的安価で良さそうな気がします。
スカート用途ならば本当は#2000の方が良いくらいなのですが、先述したように#2000だと色が青のブルーシートしか見つからなくて…
寸法はご自身のレイサの裾を計ってみる事をお勧めします。
自分は先行ブロガーが採寸した寸法を元にカットしたのですが、長さが合わない箇所がけっこう有ったので、もしかしたらレイサ本体の製造時期などによって微妙に違いがあるのかもしれません。
長い分にはもう一度切れば良いのですが、短い場合はもう一度生地から切り出さないとならないので、自分のようにカットしてしまう前に一度現物を計ってみることをお勧めします。
とは言っても目安が分からないとイメージしにくいでしょうから、参考という事で自分が作成したデータを掲載しておきます。
(ごめんなさい、まだデータを作成していないので、もうしばらくお待ちください)
記載の寸法が取り付ける部分の幅の長さです。
取り付け部よりも地面に接する部分は長くします。
隣り合ったスカートと重ね合えるようにして隙間を無くすわけです。

要するに台形状にカットします。

注意点は、スカート丈の長さを左右で変える事です。

レイサを使っている人ならお分かりでしょうが、左右で隙間が全然違うからです。
片方はこんなに空いているのに

逆サイドはほんの僅かしか隙間が無い。

どれくらいの長さにするかは、個人の好みです。
隙間をより完璧に塞ぎたい方は長めにした方が良いですが、地面に接すると夜露で濡れやすくなるので撤収時に面倒が増えます。
さて、カットが終わったら取り付けです。
直接縫い付けてしまえば設営毎に取り外さずに済むのですが、地面に直接触れるスカートはどうしても濡れやすい。
なので取り外して乾かした方が完全に乾燥しやすいので、自分は毎回付け外ししています。
取り付け方法はベルクロテープをテント本体とスカートにそれぞれ縫い付けるのが、一番理想だとは思いますが正直これだけの長さを縫うのは面倒なのが本音。
なので磁力の強い磁石での取り付けを最初は試みてみました。

しかしテントとスカートを重ねると思ったよりも厚みがあるようで、磁力が足らずにちょっとしたショックで簡単に外れてしまいました。
結局はダブルクリップで留めることにしました。

まぁこれも完璧な固定力とは言い難いのですが、実用範囲内かと思います。
やってみる前はけっこうな数のクリップを留める作業はかなり面倒かと思っていましたが、やってみると案外それほどの面倒臭さは感じません。
他にヘアピンで留めている方も散見するので、その方法もいつか試してみようと思います。
どのパーツをどこに付けるのかが現場だと混乱しやすいので、自分でわかるようにテープ等に記入しておくと良いと思います。
ちなみに風などでバタつかないように、穴を空けてペグで固定している方も散見されますが、自分は特にやっていません。
自分が採用している素材=ブルーシートは腰がある素材なので、少しくらい風が吹いてもヒラヒラ浮かないからです。
所詮は雑な自作品なので、完璧を求め過ぎても粗が目立って嫌になるから、ほどほどの手抜きで諦めているのが素直な本音。
スカートが終わったらメッシュスクリーン。
レイサ使いの多くの方が、小インナーテントは付けずにキャノピーを大きく開け広げて設営しているかと思います。

でもこの使い方だと、虫が入り放題。
ここをメッシュスクリーンで塞ごうという算段です。

メッシュスクリーンなどと言っても何も高額な網戸などを買う必要はありません。
安価な農作業用防虫ネットを流用すれば十分です。

防虫ネット 幅2m×縦6m
本音を言えば、ほつれ安いし穴も空きやすそうで耐久性は低いと思います。
お世辞にも良い生地とは言えません。
でもまぁそこまで神経質にならずとも良いかなと思います。
かなり安価なので穴が空いたり壊れたら買い直せば良いと思っています。
取り付けはこれまたダブルクリップ。

自分が購入したネットは上記リンクの製品で長さがほぼピッタリ過ぎて、かなりピッチリと取り付けないと10cmくらい足らなくなりますが、足らなければ足らないでそのくらいならまぁ良いかと思っています。
最近のレイサwithスカートだとキャノピーにサイドフラップが付いたり、
*画像参照NordiskH.P.
キャノピーを開けた箇所にメッシュスクリーンも付きましたが…
*画像参照NordiskH.P.
ブッチャケ自分の改造メッシュスクリーンの方が開放感あって広く使えると思いません?

けっこう真剣に新型レイサwithスカートへの買い替えを検討していたんですが、なんかこのままで良いかな?と思うくらいに使い勝手は良いです。
今後も時々改良を加えるかもしれないので、その時はこの記事を改変すると思います。
皆さんも良いアイディアがあれば教えて下さい!


コメント