先日、キャンプ用枕の選び方として色々な枕を紹介・比較をしたが、その中でも小型軽量性に秀でたNemo Fillo Elite (ニーモ フィッロ・エリート)をもう少し詳しく紹介したい。

キャンプ用の枕は、大まかに3タイプに分かれます。
・枕の内部に固形物は無く、空気で膨らますエアータイプ
・枕の内部にウレタン等が充填されていて、使用時には空気を入れて膨らまし、収納時は空気を抜いてコンパクトに持ち運べるインフレータブルタイプ
・スポンジなどの詰め物だけで、空気で膨らませたりしないスポンジタイプ。
傾向としては軽量コンパクなのがエアー>インフレータブル>スポンジ
寝心地に優れるのがスポンジ>インフレータブル>エアー
なのがザックリとした傾向とされています。
今回紹介するフィッロエリートはエアータイプです。
エアータイプはともすれば小型軽量のみに特化して、寝心地を疎かにした製品が昔は多かった。
しかしこのフィッロエリートは小型軽量に拘りながら、寝心地も犠牲にしていない新世代のエアータイプピローなのです。
重量は69.6gと超軽量!!

でも実はエアータイプの枕でこの重量は珍しくもなく、100均のダイソーで220円で販売しているエアー枕ですらほぼ同重量の69gだそうです。

ですがこういう昔ながらの、エアータイプは形状・気室の工夫も無く頭を乗せるとボヨンボヨンとして寝心地は、「無いよりはマシ」という程度のものがほとんどなので、このダイソーのエアー枕も同様ではないかと推測しています。
(複数のダイソーを回りましたが、店頭で見かけないので自分自身では購入できていないので、あくまで予想です)
しかしフィッロエリートは3Dバッフルという構造を採用したり素材の工夫で、優れた寝心地を獲得していると言うわけです。
web上では「ホテル枕並みの使用感!?」という人までいるくらいです。
個人的にはそこまでは言い過ぎだと思いますが(苦笑)、今までのエアー枕とは明らかに一線を画す寝心地なのは間違いありません。
収納時は小型軽量な割に、膨らませるとけっこう大きくなり広さや高さもキャンプ用としては満足のいくサイズ感だと思います。
形状的には四角形なので封筒型シュラフならば問題ありませんが、

人形型シュラフだとちょっと収まりが良くない気もします。

この辺りは、大きなサイズ感が裏目に出ているかもしれません。
とは言え、極端に不具合を感じるわけではなくジャストフィットとは言い難いと言う程度です。
一見シンプルな形状ですが、3Dバッフル構造により絶妙なホールド感があるのが特徴でしょう。
エアータイプはともすれば、反発力が強過ぎてボヨンボヨンとした寝心地が多いのですが、空気量を自分で調整出来て、おそらく枕本体の素材のおかげかと思うのですが適度な伸びがあるように思うのです。
そこに絶妙なホールド感が相互作用してエアー枕にしてはとても良い寝心地を感じられるのです。
また、カバーの肌触りが極めて気持ち良いのもそうした気持ち良さに繋がっているのでしょう。
更にエアータイプやインフレータブルでよくある、頭を動かすと「ギュー」とか「カサカサ」と異音がしないのも気に入っています。
とにかく、エアータイプとしては特筆物の寝心地なのです。
空気入れ口に逆止弁は付いていないのですが、流入のコントロールもしやすく使いやすいです。

収納袋も本体に縫い付けられていて、使用時は内部に収まるようになっていたりと、よく工夫されています。

エアータイプならではの軽量コンパクトさに、エアータイプらしからぬ優れた寝心地と、収納袋などの各種工夫など長所を挙げてきましたが、欠点は何かと言えば耐久性では無いかと自分は思います。
その優れた肌触りを実現したカバーは本体から外して洗えると言うのが、自分的な購入決定ポイントでしたが…
先述した収納袋も取り付いている隙間から裏返してカバーを取り外すのですが、その作業が少し手間取る。

そして、カバーを外して露出した本体は薄いビニール丸出しで、正直簡単に穴が空きそうで怖いです。

そしてこの素材は穴が空いた時にはパッチで穴を塞ぐのが難しい気がします…
枕としてはかなり高額な商品ですので、破損のリスクは出来る限り減らしたい。
そんなわけで、この写真以後自分は二度と付け外ししていません。
せっかくの優れた肌触りのカバーですが、汚さないようにタオルなどを巻いて使用しています。
あとは裏面がツルツルと滑りやすいのも、シュラフ内でやや落ち着かない
一番の欠点としては先ほども少し触れましたが、高額な価格も欠点でしょう。

Nemo Equipment Fillo Elite 超軽量 バックパッキングピロー – ブラックパール/シトロン – ワンサイズ
定価7430円(2026年4月)は、枕としてはかなり高額です。
まぁ個人的にはその価格に見合うだけの高性能だと思っていますが、やはり高いは高い。
パンクリスクのある枕に対してそんな高額なコストをかけられるかどうかは人それぞれの感覚によります。
この記事が皆さんの枕選びの一助になれば幸いです。
ニーモ フィッロエリート
イスカ ノンスリップピロー
シートゥーサミット フォームコア
5050WORKSHOP パッカブルピロー

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