先日、キャンプ用枕の選び方として色々な枕を紹介・比較をしたが、その中でもインフレータブルタイプ枕の定番と評されているイスカのノンスリップピローをもう少し詳しく紹介したい。

キャンプ用の枕は、大まかに3タイプに分かれます。
・枕の内部に固形物は無く、空気で膨らますエアータイプ
・枕の内部にウレタン等が充填されていて、使用時には空気を入れて膨らまし、収納時は空気を抜いてコンパクトに持ち運べるインフレータブルタイプ
・スポンジなどの詰め物だけで、空気で膨らませたりしないスポンジタイプ。
傾向としては軽量コンパクなのがエアー>インフレータブル>スポンジ
寝心地に優れるのがスポンジ>インフレータブル>エアー
なのがザックリとした傾向とされています。
今回紹介するノンスリップピローはインフレータブルタイプです。
インフレータブルタイプは中にウレタン等の詰め物が入っているので、底付きしにくくエアータイプよりも寝心地に優れると一般的には言われていました。
軽量性も兼ね備えているのでバランスの良い製品という評価が多かったように思います。
そんなバランスの良いインフレータブルタイプの定番として人気のあったイスカのノンスリップピローを今回は紹介してみたいと思います。
そもそもこのノンスリップピローを買う前の2000年代頃に、自分はビクトリアのPBブランド=L-Breathの枕LB010PWというインフレータブル枕を使っていました。
この枕はかなりコンパクトなので枕としての寝心地はそれなりですが、収納時はかなりコンパクトになるのでキャンプツーリングがメインだった当時の自分的にはかなり気に入っていたのです。
しかし長く使っている内に経年劣化による素材の圧着剥がれで、空気が漏れてしまい使い物にならなくなってしまった。

10年以上使い続けていたので、まぁ仕方ないかと思うし廃盤になってしまったので同じ物も買えない。
そこで100均のキャンドゥで、同じくインフレータブルタイプの枕を購入。
これは収納サイズが大きくなったが、その分使用時のサイズも大きくなったおかげで寝心地はだいぶ良くなった。
この頃はキャンプツーリングではなくオートキャンプが主になっていた事もあり、大きくなっても我慢してそのまま使い続けることにした。
ところがこの100均の枕は1年ももたずに空気バルブ付近の圧着が剥がれて空気漏れするようになってしまいました!!

こうも立て続けに壊れてはたまらない。
ならば定番商品として安定した評価のある製品ならば、安心だろうとネット通販で実物も見ずに購入したのがイスカのノンスリップピローだったというわけです。
イスカは登山用シュラフメーカーとして国内3大メーカーに数えられるくらいのガチの登山用品メーカー。
そんなガチ系メーカーの作る枕ならば、100均はもちろんのことビクトリアの作る枕よりも小型軽量だろうと勝手に思い込んでいました。
ところが送られてきた現物を見て驚いた!
下のグレーの枕が100均ですが、太さは100均の方が太いが長さはイスカの方が長い!

ビクトリアの枕と比べるともう太さも長さもへったくれもない。

圧倒的にイスカのノンスリップピローの方がバカデカいっ!!
もちろん広げて空気を入れて膨らませれば、使用時のサイズはノンスリップピローの方が大きくて使いやすいので無駄にデカいわけではありませんが…

登山メーカーって軽量コンパクトをもっと重要視しません?
枕としての高さ(厚み)もノンスリップピローの方が高いので素人が簡単に比べにくいのですが、使用時のサイズ感は2倍くらいで収納時のサイズ感は3倍くらいな気がします。
それだけビクトリアの方がギュウギュウに詰めているせいもありますが、ノンスリップピローの方が圧縮率は悪いって事です。
まぁそれだけノンスリップピローの方が頑丈に丁寧に作られているって事なんでしょうかね?
でもなぁ〜ビクトリアの枕も10年以上使えたんですよね…
重量は実測213.5g(収納袋含む)

ビクトリアの枕は104.7g(収納袋含む)なので、使用時のサイズ感と重量はだいたい比例している感じです。
ちなみに100均の枕は239.5g(収納袋含む)なので、収納サイズはだいたい似たような印象で重量はノンスリップピローの方が少し軽い、そして膨らませた時はノンスリップピローの方が圧倒的に高さ(厚み)がある分大きく使いやすい、すなわちノンスリップピローの方が優秀と言えるでしょう。
こうして比べてみるとイスカのノンスリップピローがダメなわけではなく、ビクトリアのインフレータブル枕が軽量コンパクトさに於いては格別優秀だったって事なんですかね?
うぅ〜ん国内3大シュラフメーカーがビクトリアのオリジナル商品に負けるのは何か納得し難いのですが…
最近の自分は自転車によるキャンプツーリングをやっているのですが、そうした荷物を最小限のサイズにとどめたい時にこのノンスリプピローは大き過ぎてパッキングの中に収まらないのです。
収納サイズが大きいだけあって、使用時の展開サイズが広いだけでなく、高さも十分あるのは使用感としては良い事だと思います。

インフレータブルタイプはエアータイプよりも空気量の調整がしやすいので高さを自分好みにしやすくサイズ感は家庭用枕からそれほど大きく損なわれたようには感じません。
内部にウレタンが入っているので、空気量が少なめでも完全に底付きはしないし変形し過ぎないのも良いのでしょう。
ですが四角い形状のせいもあり、封筒型のシュラフならば良いのですが、人形型のシュラフだとちょっと収まりが良くないかもしれません。

また、ポリエステル素材剥き出しの表面はお世辞にも肌触りが良いとは言えません。
専用カバーは別売されていたので、深く考えずに一緒に買ってしまったけど、綿素材だから化繊よりも自然な風合いなんですが、ちょっとゴワついていて肌触りが良いとは言い難い。

化繊アレルギーなどが無ければ、ニーモのフィッロエリートの方が柔らかな肌触りで好ましく思う人が多いと思う。
重量も実測32.5gと決して軽いとは言い難いのが本音。
カバーにはゴムが入っていて簡単にかけられるのは有難い。

商品名になっているくらいで、裏面に滑り止め加工がされていますが、正直効果はほとんど感じない。

ネガティブな事ばかりを挙げてしまいましたが、良いところもあります。
それは使用時に膨らませたサイズ感です。
キャンプ用の枕は携帯性を優先するあまり、どうしても小ぶりなサイズになりがちです。
広さもですが、高さ(厚み)が足りない製品がとても多い。
自分も自転車キャンプなどではそうした小ぶりなサイズでも諦めますがオートキャンプなどでは諦めたくありません。
そんなサイズ感はけっこう満足いくと思います。
またパンク時の補修パッチが同梱されているのも良心的

それとコストパフォーマンスは良いと思う。

イスカ(ISUKA) ポリエステル ノンスリップピロー オリーブ 207611
他の有名キャンプ用品メーカーだと大体5〜7千円以上するのに、イスカは2420円(2026年4月現在)とかなり安い部類です。
収納時にあまりコンパクトにならない事以外はなんだかんだ言っても手堅い作りだと思います。
目新しさは感じませんが、一昔前のインフレータブルタイプの王道と考えると、安心感はあります。
良いところも悪いところも、自分の感じたまま素直に記載したつもりです。
この記事が皆さんの枕選びの一助になれば幸いです。
ニーモ フィッロエリート
イスカ ノンスリップピロー
シートゥーサミット フォームコア
5050WORKSHOP パッカブルピロー

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