以前にスカート用ペグとしてユニフレームとコールマンから発売されているペグを紹介したことがありました。→紹介記事

スカートを抑えるためだけなら固定力は弱くても構わないので短めの長さで、ハンマーを使わずに指で押し込みやすいように考えられている。

スカートを抑えるためにはペグ打ち箇所が多いのでどうしてもペグの本数が増えるので、まとめて重ねやすい形状や軽量性もよく考えられた製品です。

先行のユニフレームをコールマンが真似たのだろうが、どちらもほぼ同じ大きさ形状で、アルミ素材なのも一緒。

まぁコールマンが真似るくらいなのだから、発想は悪くない。
10本で千円強だから1本あたり百数十円と価格も高くない。

ユニフレーム(UNIFLAME) ちびペグ(10本セット)

コールマン(Coleman) アルミスカートペグセット
どちらも良い商品だと思うのですが…
(個人的には紛失しにくい視認性の良い赤塗色がされたコールマンの方がやや優秀と思っています。)
使い所が限られる。
柔らかめの土質でないと使えないのです。
先ず、指で押し込んで刺すのだから土が硬いと押し込めない。
ならばとハンマーで打ち込むと、硬度の低いアルミ素材なのでペグ本体が曲がってしまう。
そしてU字V字断面の形状なので、一度曲がってしまうと直そうと思ってもグニャグニャとしてもう戻らない。

柔らかい芝サイトなんかだととても優秀なんですけどねぇ…
以前はスカート専用ペグが打てないなら、スカートは石などの錘を乗せる、あるいはスカートにペグを打たなくても良いかと思ったりもしました。
しかし整備されたキャンプ場だと手頃な石があまり落ちていなかったり、虫や枯葉の侵入・隙間風を防ぐにはやはりスカートはペグ打ちした方が何かと都合が良い。
ならばと、スカート専用ではなく汎用のペグを使った事もあるのですが、これも色々と問題がある。
先ずアルミ製のスカートペグが打てないのだから、汎用のペグは鍛造鉄やステンレスあるいはチタンなどが望ましい。
しかしスカートは隙間を埋めるためのものなので、どうしても打ち込む箇所が多くなる。
テント設営用のペグよりも多くの本数を必要とする事がほとんどだ。
(自分の使っているロッジシェルターだと設営には6箇所ペグダウンですが、スカートのペグダウンは19箇所です)
汎用のペグだと短い20cmだとしても鍛造鉄だと結構な重量になる。
チタンペグだと重量はいくぶん軽くなるが高額になる。
そこで安価で尚且つ比較的軽量性も併せ持つSoomLoomのステンレスペグ20cmが一番バランスが良いかと考え使ってみた。

Soomloomステンレスペグ ステーク 長さ20cm/25cm 8本/16本入り
すると、スカートを抑える目的ならば20cmのペグを全て打ち込む必要は無いが、半分くらい打ち残した状態だと何かの拍子に引っ掛けたりしそうで危険だ。

ならばと、全部打ち込むと設営時に無駄に手間がかかるし、もちろん撤収時にも面倒だ。
やはり汎用ペグをスカートに使うのは色々と躊躇われる。
そんなわけでアルミ素材以外のスカート用ペグを望んでいたのだが、いくつか条件を満たすペグが見つかった。
先ずはユニフレームと同様の形状を鉄素材で製作したロゴス

汎用ペグ形状ながら短い軸長をステンレス素材で製作した中華無名メーカーのペグ

そして製造元はスカート専用を意識したわけではないようだが、スカートペグにも使えそうな15cmと短め軸長のダイソー鍛造鉄ペグ

これらを実際に使ってみて、自分の感覚で各要素を10点満点で数値化して比較してみました。
比較したのは元祖スカートペグのユニフレームちびペグ
汎用ペグのSoomLoomの20cmステンレスペグ
ロゴスのスカートペグ
無名中華メーカーの12cmステンレスペグ
ダイソーの15cm鍛造鉄ペグ

*打ち込みやすさ(柔らかい土)では、無駄にたくさん打ち込む手間や撤収時の面倒さも考慮しています。
*重量は、個体差による誤差を考慮して4本乗せて計測した数値を4で割った実測値です。
*価格は1本あたりの価格で、2026.08..09.時点でのAmazonでの実売価格です。
| ユニフレーム ちびペグ |
SoomLoom 20cmステンレス |
ロゴス スモールストロング |
中華無名メーカー 12cmステンレス |
ダイソー 15cm鍛造鉄 |
|
| 打ち込みやすさ(柔土) | 10 | 6 | 10 | 9 | 9 |
| 打ち込みやすさ(硬土) | 0 | 6 | 7 | 10 | 10 |
| 軽量性 | 10 (1本5.7g) |
4 (1本55.0g) |
7 (1本23.5g) |
4 (1本58.0g) |
2 (1本82.4g) |
| 小ささ | 10 | 5 | 10 | 4 | 3 |
| 参考価格 | 110円 (10本1100円) |
106円 (16本1699円) |
135円 (10本1345円) |
157円 (6本940円) |
110円 (1本110円) |
| 総合スコア | 30 | 21 | 34 | 27 | 24 |
各要素を自分の感覚で採点して総合スコアを算出してみましたが、正直あまりあてにならないですね(苦笑
評価要素が少ないせいで、思ったような結果にならなかったのが本音。
元祖スカートペグのユニフレームちびペグが思いのほか高得点になってしまった。
石混じりや硬い地面やでなければ、スカートペグとしてほぼ理想的なのだからそれもそうか。
だって重量を見てびっくりしません?
ちびペグ10本と無名中華12cmステンレス1本がほぼ同じ重さなんですよ!?
大きさを見てもそうです、各5本ずつまとめて置いてみましたが、この差ですよ!?!?

これが10本20本となれば更に差は広がるわけです!
そうは言っても最初に言ったように、硬い地面に打てないんじゃどうにもならない。
となれば、4倍の重量になってしまうけど、ちびペグを鉄で作ったロゴスが最高得点なのも納得。

でもじゃぁどんなシチュエーションでもロゴスが最高かと言うとそれも違う。
先ず(元祖スカートペグちびペグも同様ですが)、形状的にスカートのハトメを通せない場合が多く、自分で紐を結ばないと使えないケースが多いです。

そして何より、鉄製とは言えそこまで強度は無いと感じています。
鍛造鉄などの頑丈なペグでないと打ち込めないキャンプ場もけっこうあります。
まぁ地表数cmは比較的柔らかいので、なんとかロゴスでもいけるような気もしますが完璧を求めるなら無名中華の12cmステンレスかダイソーの15cmの方が間違いはありません。
となると少しでも軽い無名中華メーカーの12cmステンレスペグかと言うと、それでもあれを20本も持つのはやっぱり重い…
それと仕上げが悪い。
バリ取りがしっかりしていないし、フック先端が長いので勢いよく打ち込むとスカートを貫通しそうです。

12cmと言ってもフックが溶接されている部分を含めての12cmなんで、このくらいまで打ち込まないと抜けやすくなります。

上の写真で見比べると、土に埋め込む部分はロゴスとほぼ同じ長さなのがわかりますね。
そしてV字断面のロゴスの方が土中での保持力は上です。
(こうして考えてみるとスカートペグ元祖のユニフレームちびペグが形状としては凄く完成度高いのが分かりますね)
それと軸が無駄に太過ぎです。
先ほどの写真で見てわかるようにハトメ穴ギリギリですね。(ogawaロッジシェルター)
もちろん太い方がペグの強度は上がりますが、(地表に近い方が柔らかい土質の場合がほとんですから)そこまで強度は必要無いでしょう。
もう少し細くすれば軽くもなりますし…
フックの形状が違うとは言え、SoomLoom20cmステンレスよりも重い事からも無駄に太いせいで重くなっている事がわかります。
形状的に汎用ペグですので、他の長さ20cmや30cmと同じラインで作っているのでしょう。
12cmだけ別ラインで細い軸のペグを作ると製造コストが上がってしまう。
20cmや30cmに比べて数が出るわけもないので、価格が倍増することが容易に想像出来ます。
ほとんどのシチュエーションでロゴスのスモールストロングがブッチギリでベストバランスなのは疑いようがありません。
ただどうしても歯が立たない硬い土質のキャンプ場も稀にだけどあるんだよなぁ…
素人考えですが、性能面だけで考えるならユニフレームちびペグ・ロゴススモールストロングと同形状で同程度の厚さのチタンペグが理想なんじゃないかと思います。
チタン素材なら、ロゴススモールストロングよりも硬くて少し軽いスカートペグが作れるのでは?
ただし恐らく価格は4〜5倍になるでしょうね…
それを10本も20本も買う人はほとんどいないでしょうね。
となるとSoomLoomがステンレスペグを12cmで作るのが一番現実的かと。
打ち込みやすさとかはイマイチですが、かなり硬い土質でも打ち込めて20cmよりも2〜3割軽い40g前後くらいで作れるんじゃないでしょうか?
価格もほぼ同じ110円くらい。
これなら自分は16本セットを2セット買いますね。
とにかく、スカートペグとして完璧な製品はまだ無いのが現状。
ならどうするのか?と考えれば、先ずは使い分け。
かなり硬い土質や大きな砂利の河川敷などは中華無名メーカーの12cmステンレスペグ。

12cmステンレスペグ6PCS
それ以外は全てロゴスのスモールストロング。

ロゴス スモールストロングペグ
でも初めて行くキャンプ場だと土質わからない場合が多いですよね。
両方持って行くのでは、軽量化の意味が無い。
それにコストも2倍かかるわけですし…
ならば、ロゴスのスモールストロングと無名中華12cmステンレスと半分ずつの組み合わせなんてのもアリかと思います。
ある程度は重くなることは我慢する、もの凄く硬い土質だったらスカート全てをペグ打ちするのは諦める。
それが嫌なら、やっぱり重さ大きさを諦めて全部無名中華の12cmステンレスペグしかないですかね〜
ふかふかの芝サイトでしかキャンプをしないという方ならアルミ製のスカートペグの方が軽くて良いでしょう。
その際には視認性の高いコールマンの方がお勧めです。

コールマン(Coleman) アルミスカートペグセット
価格はどれも1本あたり百数十円なので、どれもペグとしては安価な部類です。
ただユニフレーム、コールマン、ロゴスは10本まとめてのセット販売。
中華無名メーカーの12cmステンレスペグは6本まとめてのセット販売。
ダイソーのみが1本ごとのバラ売り。

各テントによって必要本数は変わりますから、1本ごとのバラ売りがもちろん都合は良いです。
ですが…
最近ダイソーでこのペグを滅多に見ません。
自分が見つけた時は店頭に並んでいた7本全部買ったけど、その後にその店舗では見かけていません。
こうした入手性も併せて検討して下さい。
この情報が皆さんのスカートペグ選びの一助になれば幸いです。

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