MENU

初心者にお勧めなテント

まず使用人数によってテントの大きさを決めて行きます。
メーカーによって多少の差はありますが、快適に使いたいならカタログ人数から一人引いた人数が実際の使用人数になると考えておきましょう。
カタログでは着替えスペースも何も関係無く、ぎゅうぎゅうに詰め込んだら何人が寝る面積があるのかだけを記載しているのです。
家族4人が快適に過ごそうと思うなら、最低でも5人用のテントを選ぶようにします。
ただ、大きなテントほど高額で重く難しくなりやすいので、家族が増えるかも?とか知人と一緒に利用するかも?と言った不確定な予想で人数を決めると、結局は少人数でしか使わず不便な思いをすることも多いので、先ずは確定している利用人数で考えた方が良いです。
次に形状ですが、初心者には基本的にはドーム型をお勧めします。

細めのポールを湾曲させて、天井で交差させる骨組み形状のテントです。
反円球の形状になるので強度に優れ、防風性も高いのが特徴です。
最近の流行でワンポール型やカマボコ型を勧める人も多いのですが、万が一の雨天や強風などでの悪条件下ではやはりドーム型に一日の長があります。
一方で、室内が高かったり広いモデルだと、設営がやや難しくなる傾向が強いのでファミリー向けの大型モデルだと不向きかもしれません。

とは言え、テントの良し悪しを初心者が判断できるようになるためには、やはり一番基本的な形状の物を経験して標準としての基準を体験しておいた方が良いという考えから、基本的にはドーム型をお勧めしています。
ただお洒落なキャンプが目的なのだと最初から決めている方に、無難だが没個性的なドームテントを勧めるのもおかしな話だと思うので、そこはやはり自分のスタイルを重視すべきだと思います。
そんな事を考慮しながら人数・移動手段別にお勧めします。
1人で移動手段が徒歩・自転車・公共交通機関の方
とにかく軽量性を最重要視して2kg以下を目安にしましょう。
高額ですが山岳用テントが張りやすくて良いでしょう。
アライテントのエアライズやモンベルのステラリッジなどがお勧め。
コスパを優先するなら、中国製のネイチャーハイクなどもよく見かけます。

Naturehike【2024 Cloudup PRO】クラウドアップ テント 2人用 1.36kg超軽量 高度増加 3季 20Dナイロン 前室付き 流線形防風設計 防熱 防蚊 キャンプテント 耐風 結露防止 通気 簡易テント Y自立構造 簡単な組み立て 安定 ソロテント コンパクトに収納 アウトドア 旅行 避難所 休憩 防災用 グランドシート付き ツーリングテント (グレー)
最近の中国製らしく低価格なのに性能は高く、コスパは圧倒的です。
しかしほとんどのモデルが欧米の有名モデルのパクリなのも中国製らしいところです。→関連記事
ただこれらの登山向けテントの多くは居住性よりも、とにかく軽量コンパクトさを最優先にし、その次に耐風性などに優れることを主眼に置いています。
持ち運ぶ人の体力と相談になりますが、もう少し居住性=快適性も兼ね備えたモデルの方が使って楽しいと言う人も多いです。

BUNDOK(バンドック)1人用 キャンプ&ハイキング ソロティピー1 BDK-75B
1人で移動手段がオートバイの方。
重さに対してはそこまでシビアにならなくても良いが、パッキングがコンパクトな方が搭載性に優れます。
また前室が広めだと汚れたブーツやカッパを置けて、居住性が良いです。
アライテントのドマドームなどがお勧め。
ogawaのステイシーST-IIなども定評があります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

キャンパルジャパン ogawa ステイシーST-2
価格:41867円(税込、送料無料) (2018/7/31時点)

ネイチャーハイクなどからはバイクが収納できるようなテントもあります。
Naturehike 2人用 バイク旅行テント トンネル 2ルームハウス 広くて高い前室 オートバイ用タープスペース付き 二重層構造 アウトドア キャンプ 登山 防雨 防風 地震防災 自転車なども旅行
1人で移動手段が自動車の方。
大きさ重さも気にせず済みますし、こう言っては何ですがソロキャンプを好む方は自身のスタイルに頑固な方が多いので見た目が好みのテントを選んだ方が良いのでは?
最近のソロキャンプの流行だとパップテントと呼ばれる形状が流行でした。

BUNDOK(バンドック) ソロベース BDK-79TC パップテント 軍幕 収納コンパクト 【1人用】
BUNDOK(バンドック) ソロベース BDK-79TC パップテント 軍幕 収納コンパクト 【1人用】
昔の軍隊でよく使われた形状なので「軍幕」とも呼ばれる、無骨な男前のスタイルです。
シンプルな構造で設営がしやすいのも魅力。
シンプル故に安価な製品が多いのも嬉しい。
構造的に風に弱かったり、全高が低く居住スペースも狭いのが欠点。
室内高が高く防風性も備えていて、冬キャンプにも向いているサーカスTC
テンマクデザイン サーカスTC コンフォートソロ キャンプ ソロテント 1~2人用
低いスタイルで個性的なノルディスクのファクシーなど。
居住性や張りやすさを無視しても車移動のソロキャンはある意味何でも有りです。
どうせ失敗してもリスクは自分1人で追えば済む話です。
趣味人として突き進んで下さい。
カップルで移動手段が徒歩・自転車・公共交通機関の方
1人と同様に軽量性重視ですが、2人なら荷物を分け合えるので幾分かシビアにならずにすみます。
MSRで言えば軽量性最優先のハバハバではなく、もう少し重いけどコスパに優れるエリクサーでも良いのではないでしょうか?
MSR アウトドア バックパッキングテント グランドシート(フットプリント)付 エリクサ-3 (3人用) 軽量 【日本正規品】 37312
軽量性を最優先にすると高額な割に耐久性も劣る場合があるので、初心者は最軽量に拘らなくても良いと思っています。
カップルで移動手段がオートバイの方。
ドーム型を拡張して、寝室とリビングの2ルームに分けることが出来るogawaのヴィガス2
ogawa(オガワ) キャンプ アウトドア テント ヴィガス2 [3人用] 2653 サンドベージュ×ダークブラウン
ソロ・デュオ最強とも評されるテントで、コンパクトなのに室内で立ち上がれる室内高を有した2ルームテントは実は稀有な存在です。
自分も前モデルを所有していますが、確かに良いテントです。→紹介記事
カップルで移動手段が自動車の方。
ちょっと室内高は低めですが、昔から定番のスノーピークのアメニティードームS

設営が簡単でお洒落なワンポールテントならば、ogawaのタッソT/C

ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント ワンポール型 タッソ 【1~2人用】T/C サンドベージュ 2727
ワンポールテントは設営が簡単で室内高も高くて良いのですが、デッドスペースが大きく欠点も多いテントでした。
しかしタッソは別売のメッシュスクリーンで拡張出来るなど、ワンポールテントを進化させています。→紹介記事

ogawa(オガワ) タッソ/タッソTC用 メッシュスクリーン 3512

3〜5人のファミリーキャンプ
この人数で電車移動などは、テントのような大型荷物を持っての移動はさすがに厳しいです。
大きく重い荷物を持っての移動は大変ですから諦めてレンタルしちゃいましょう。
或いは先に宅配便で送っておくのも良いかもしれません。
なので移動手段を問わずにお勧めモデルを紹介していきます。

The定番とも言えるコールマンのタフワイド300
冒頭で説明したように、こうしたドームテントとオープンタープの組み合わせが基本です。
個人的には屋外ならではの解放感などを楽しんで欲しいと思い紹介しています。
ですが小さなお子さんがいると、解放感よりはプライバシーを優先したい時も多いかもしれません。
そんなファミリーには設営は大変になりますが、寝室と居住スペースを分けた2ルームテントの方が良いかもしれません。

コールマン(Coleman) テント タフスクリーン2ルームハウス MDX 4人用 キャンプ&ハイキング
ただ先述したように2ルームのドームテントは設営が大変なものが多いのです。
もちろん各社色々工夫はして段々進化して簡単になってきてはいますが、限界はあります。
そもそもタフワイド300ですらが、室内高が高いので組み立てたポールに幕をかけるのが一人だと大変だったりするくらいです。
どうしてもドームタイプだと大型テントは設営困難になる傾向があります。なので大型のワンポールがひと頃流行ったわけです。

NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アスガルド19.6 ホワイト 8-10人用 【日本正規品】 242024
確かにワンポールテントは周囲にペグを打って、中心のポールを立ち上げるだけなので設営簡単なんです。
簡単なのですが、大型ワンポールだと周囲のペグ本数が膨大になるのでペグ打ちが面倒なのです。
簡単と面倒は別の感覚です。
上記リンクのアスガルドと似たアルフェイム19.6を自分は所有していますが、それなりに慣れてきた自分でも28本ものペグを打たないとならないのでウンザリしています→関連記事
ただ張り姿がとっても美しいので、懲りずに引っ張り出すのですけどね(苦笑

とにかく大型ワンポールはペグ打ちが面倒な事は覚悟して下さい。難しいのは嫌だ、面倒なのは嫌だ、そんな方にお勧めのテントは無いのか?と言えば有ります!
今はだいぶ下火になりましたが、ひと頃のキャンプブームのおかげで既存のメーカーも新興メーカーも開発競争に励んでくれたので、この数年で劇的にテントは進化しました。
先ずは設営の簡便さに定評のあるトンネルテント

アーチ状に湾曲させたポールを蛇腹状に伸ばすだけなので、設営が非常に簡単なのです。
自分はこうした大型トンネルテントの元祖とも言えるノルディスクのレイサ6を所有していますが、とても簡単な設営だと実感しています。→紹介記事
お勧めとしては日本の気候に合わせ進化したサバティカルのアルニカ

サバティカル SABBATICAL アルニカ/ギリア (アルニカ)
縦方向にもポールを配しているので、設営はレイサよりもやや面倒になっていますが、その分強度が上がっているので強風などにも安心です。
全面メッシュにも出来るので夏の暑さにも虫にも安心。
たぶんこのテントが今現在一番完成度の高いトンネルテントだと思います。
なのに、レイサや(人気の高い)ogawaのアポロンなどよりも圧倒的に安価でコスパも高いです。

トンネルテント以外でお勧めなのはラーテルワークスのボーデン

このテントはドームテントに長大な張り出しを付けた構造になっています。
結果的にドームテントとトンネルテントの良いとこどりって感じの使い勝手になっています。
邪魔なポールなどが無い有効面積の広い居住空間と広い全面メッシュのおかげで、今現在一番居住性の高い2ルームテントだと思います。
他社だと使い物にならないペグやハンマーが付いてくることが多い中、ラーテルワークスは後から買い換える必要の無い高品質な付属品がオールインワンパッケージになっているのも初心者には嬉しい。
ただ構造的に風には弱そうですね。
それと個人的にはデザインが野暮ったいと感じている。

他にはogawaのロッジシェルターもお勧め。
ogawa(オガワ) アウトドア キャンプ テント シェルター型 ロッジシェルター2 3398
このテントは最近進化した訳ではなく、むしろ古くから生き残っている生きた化石のようなテントです。
ほとんどのテントは細くて軽いアルミやグラスファイバーのポールをしならせて組み立てるのですが、ロッジテントは太く真っ直ぐな鉄パイプで家形に組み上げる構造なのです。
直線で構成されていて壁面が立っているので、デッドスペースが少なく設置面積の割に有効体積の広い居住空間が特徴です。
あまり広くない区画サイトでも設営できる中型テントなのに、大型テント並の居住性なのです。
パイプの組み上げも直感的でわかりやすいので設営も簡単。
自分の甥っ子などは中学生の頃に一人でも組み立てられると言っていたくらいなので、設営の簡単さはトップクラスです。
一見良いことづくめなのですが、主流になりえず一時は絶滅寸前まで衰退した欠点が有ります。
その欠点は、鉄パイプなのでとっても重くて嵩張るのです。
ついたあだ名が「鉄骨テント」
軽量コンパクトこそが至高と考えられやすいキャンプにおいてこれはとても大きな欠点です。
ですが実際に使ってみると、耐えられないほどの重さではありませんし、それを補ってあまりある使い勝手の良さが魅力で熱心な固定ファンも多いので、絶滅することも無かったというわけです。→紹介記事
重くて嵩張るので、移動手段=自動車を選ぶテントですが大型のミニバンやワンボックスカーでしたら、候補に入れても良いと思います。
ここではネイチャーハイクとバンドック以外は比較的高額なテントをお勧めしてきました。
ここで紹介したテントは高額ですが、設営のし易さや使い勝手の良さ品質の高さなどなどから人気・定番商品になったテントばかりです。
将来自分のスタイルが確立され買い換えることになっても、リサイクルショップに売ったりオークションでも買い手がつきやすかったりするでしょう。
ディスカウントストアやAmazonで安価に買った商品は、欠陥があったり低品質だったりで一度使ったら素材ゴミになる可能性も有ります。
決して安い買い物ではありませんが、長く楽しむための最初の投資です。

しっかり考えて良い買い物をして下さい。

補足としてテントの素材を簡単に説明しておきましょう。
それぞれの特性により、使い方も変わる事が理解できるでしょう。
・ポリエステル
 現在テントの素材としては一番広く流通している素材。
 安価で比較的軽量なので初心者には一番向いている素材。
 防水性を高めるためにポリウレタン(PU)コーティングが施されている事が多い。
 このPUコートが加水分解によりベタついたりする。
 ポリエステル自体はそんなに寿命が短いわけではないがこの加水分解のせいでポリエステル製テントは短寿命とも言える。
・ナイロン
 ポリエステルよりも更に軽量だが高額。
 シリコンコーティングすることにより防水性を高めている事が多い。
 これらは加水分解を起こさないのでPUコーティングよりも高寿命。
・コットン
 化繊に比べ引火性が低く、通気性に優れているので結露しづらい。
 以上の理由から冬に幕内で暖房が使いやすい。
 防水性は高くはないが、吸水性が高く糸が膨らむため意外と雨漏りは酷くない。
 重く乾燥しづらいのと、カビが生えやすいのが欠点。
・テクニカルコットン(TC)
 コットンとポリエステルの混紡。
 コットンに比べやや軽くなり、やや乾きやすい。
 とは言え極端に変わるわけではなくコットンの欠点はほとんどそのまま残っているとも言える。
 その代わり燃えづらい事や結露しづらいメリットもほぼそのまま。
・ターポリン(PVC)
 ゴムボートの素材に使われるくらい防水性が高い。
 非常に重く通気性は皆無なのでボトムに使われる事が多い。
テントの設営時に絶対に必要なハンマー・ペグ・ガイロープ・自在管について→こちらで説明しておきます。

是非ご覧下さい。

最後にテントは購入したら、まずは試し張りをした方が良いですよ!
自分はキャンプ場で雨の中モタモタと初張りをして、家族も濡れてしまった事があります。
いつも晴れていて時間に余裕があれば良いのですが、トラブルは予見できません。
だいたい準備を怠っていると、トラブルは起こるものです。
自分のように残念な思いをしないように、しっかり準備をしてキャンプを楽しんで下さい。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次