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硬い土質に最適な石頭ハンマー

先日はペグハンマーのスタンダードとも言えるスノーピークのペグハンマーを紹介しましたが、バランスの良い優等生的なペグハンマーですが苦手とする地面があります。
それは石がゴロゴロしているような河原や地中まで凍りついている凍土のような極端に硬い土質の地面です。
スノーピークのペグハンマーが全く役に立たない訳ではありませんが、かなり苦戦はするでしょう。
そんな時には打撃部が重く作られている「石頭ハンマー」と呼ばれれる、ホームセンターで売られている工具の方が向いています。
高儀 M&M 石頭ハンマー 木柄 黒 1.5kg
打撃力とは、要はヘッドの重さです。
(それと柄の長さも重要です)
極端に硬い土質に関係無く普段からペグハンマーとして使うなら500〜700gくらいが、極端に硬い土質用に考えるなら1.1〜1.5kgくらいが一般的には使いやすいんじゃないかと思います。
腕力に自信のある方なら2kgくらいでも使えます。
でもヘッドが重過ぎると、思ったように振り回せず、ペグの中心ではなくフックや最悪の場合は抑えている手に当たってしまうかもしれません。
無理せずご自身の腕力に見合った製品を使うよう心がけましょう。
 *大体のハンマーは重さを表示していますが、ヘッドのみの重さを表示しているメーカーと、柄を含む総重量を表示するメーカーが混在しています。
  単位はg単位だけでなくlb(ポンド)で表示するメーカーも多いです、1lb(ポンド)=約450gです。
自分は近所のホームセンターで実際に持って、自分が自由に扱える限界の重さという感じで1.3kgの石頭ハンマーを選びました。
重量の数値ではなく、体感で自分が振りやすい石頭ハンマーを選んだ結果がこのハンマーだったのですが、このようにご自身で実際に持って試した方が良いと思います。
実測で総重量1385.5g
柄は軽量なポリプロピレン製なので、重さのほとんどがヘッドに集中しています。
これを使うと硬い土質でもかなり効率良くペグが打てます。
スノーピークと比べると、全体の大きさはあまり変わりありません。
やはりハンマーとして使うにはこのくらいのサイズ感がちょうど良いのでしょうね。
キャンプ用品の割に、ボッタクリ価格でないのはさすが鹿番長!
ちゃんとすっぽ抜け防止の紐が付いているのも嬉しい。
しかし重さが2ポンド=約1kgの一種類のみなので、自身の腕力に合わせて重さを選べないのが欠点です。
腕力に余裕があるなら、やはりできる限りヘッドが重い方が、楽にペグは打てます。
自分の石頭ハンマーの柄の終端にも穴が空いているので、今度すっぽ抜け防止にパラコードを結んでおこうかと思います。
安全性を考慮するなら、その辺りもセットハンマー選びの際に気に留めておくと良いかもしれません。
ちなみに「石頭」と書いて「せっとう」と読みます。
しかしこのハンマーの本来の使い所である、石材業界をはじめとする土木業界では「セットハンマー」と発声する人が多いです。
土方の親方だった自分の父親もそのように発声していました。
自分もDIY用にセットハンマーを買おうと思ってホームセンターに行って、初めて「石頭ハンマー」だと知りました(苦笑
呼び方はともかく、有ると何かと便利なので既に専用のペグハンマーをお持ちの方も検討してみては如何ですか?
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