前回話題にしたような安価な折り畳み椅子は安いのが特徴であり、やはり座り心地はそれなりだよねと思ってしまうわけです。
でも他の用途としてならば実は優秀な道具になり得るのです。
それは何かというと「オットマン」
オットマンとは椅子の前に置いて足を乗せるための道具の事です。
自分はくつろぐため専用の椅子としてロゴスのゆらゆらハンモックチェアという椅子を愛用しています。
この椅子はハンモックやロッキングチェアのようにユラユラ揺れる椅子なのですが、オットマンが有ると重心が後方に移動してよりユラユラさせやすい!

あるいは以前に使っていたスノーピークのTake!チェアロングもオットマンが有った方が快適にくつろげました。
スノーピーク(snow peak) Take!チェア ロング LV-086
なので、キャンプ用チェアでくつろぐのが好きな方はオットマンを用意しましょう!という提案です。
椅子によっては専用のオットマンを付属品として用意してある場合もあるし
でも、オプション設定の無い椅子でもオットマンは使えば快適ですし、専用品でなくてもオットマンになる椅子はたくさんあります。
先ずキャンプでオットマンに向く椅子とはどんなものか考えましょう。
キャンプですからもちろん小型に畳める形状が良いですね。
軽ければ軽い方が良いのですが、メインの椅子とは別にオットマンを持って行くような人は車移動でしょうから、極端に軽量性には拘らなくても良いような気がします。
座面の高さは、メインの椅子の座面と高さを揃えるのが基本ですが、実際に使っている自分の感覚では高いのは違和感があるけど、少しくらいは低くても気にならないと感じています。
だいたい10cmくらいまでは低くても我慢できますかね、それ以上高低差が有るとちょっと違和感を感じます(個人的な感覚なので人によると思います)。
キャンプで足を置くということは靴は履いたままのシチュエーションが多いでしょうから、汚れにくいまたは汚れたら洗いやすい生地が望ましいですね。
そしてメインの椅子本体ほどの重要性は少ないと思うと、安く上げたいというのが本音では無いでしょうか?
パタンと畳むタイプ

自分のこの製品は大昔に100円で購入しているが、現在はダイソーなどで220円で販売されている。
セリアだとまだ100円であるのかな?
座面の形状などは足を置くのに適しているのだが、座面高が実測で約24cmと低い。
実用の際には足の重みでもう少し下がるであろうと考えると、座面高30cm以下のローチェアならば使えるかな?というところ。

組み立てにやや手間がかかるが、まぁまぁコンパクトで薄くなる。

先ほど紹介した折り畳みタイプよりも座面が広く高さ実測28cmあり更に座面に張りがありあまり沈まないのでハイスタイルのチェアでもなんとか我慢できる。
なのに収納サイズはこちらの方が小さい。
以前は、下記リンクのハイマウントが(OEM元含め)ほとんど独占的に製造していて、2千円前後以上と安いとは言えない価格でした。
というわけで、オットマンに使用するならば、この折り畳みスツールがお勧め。
安価に拘らなければ、坐布は色々なデザイン・カラーが選べる。
自分が使っているものはセールで安くなったから(と言っても当時は100均など無かったので千円くらいしたはず)深く考えずに勢いで買って、自分の道具類とデザインが合っていないと後悔していた。
なので、坐布にコットンを用いたamabroというブランドのものに買い換えようかとずっと悩んでいた。
ただ売価2千円以上とやや高額なのと、コットンの坐布は汚れやすく外せないから洗うのが難しいのがデメリット。
皆さんは自分のように残念な選択をしないように、手持ちの道具と合うかをちゃんと考えて選んでください。

選んだのはランバージャックチェアー
ただし大きいだけでなく重い。
天然木材を使用しているから仕方ないか。
使われている木材の仕上げも悪いし、けっこう個体差が大きい。
2つ購入したのだが、重量を測ってみたら1つは1037.5gなのに対しもう1つは1147.5gと110gも違う!?
約1割も重さが違うわけだ。
さすがにこれは酷いと思う。
でも平紐を編んだような坐布と色使いや雰囲気が我が家の好みに合って、妻も自分も一目惚れだった。

もちろん洗いにくいと言うか洗えないのだけれど、これなら少し汚れても雰囲気で誤魔化せると思う。
購入は昭島のアウトドアヴィレッジ内のファイヤーサイドで実物を見て木目などを選んで購入。

1つ1つ見比べて決めたくらいなので後悔は無いです。

高さに完璧を求めるなら折り畳み式のステップでも良いかもしれません。

この高さ、ダイソーで550円で見かけるが、色使いが自分にはちょっと好みで無かった…

遊びだからこそ、雰囲気とかって大事だと思うんです。
個人的にはカインズホームの製品が、キャンプにも合う色合いでオススメ。
ただ、このタイプは座面が硬いのが好みの分かれるところ。
もちろんこの4タイプ以外の製品を探し出しても良いと思います。お気に入りの椅子とオットマンの組み合わせで、より素晴らしいくつろぎの時間が過ごせることを願っています。