我が家のテントで絶対エースと呼べるロッジシェルター

設営簡単! 居住性も最高!!!
ただ大きな欠点がある。
「鉄骨」と揶揄される程に大きく重いフレームなので、家での収納でも車への積載でもとにかく場所を取るのです。
我が家は比較的積載能力の高い車=VOXY Trans-Xなので、普段はなんとか我慢出来るが自転車を積んだりするために荷物を少なくしたい時にはどうしても諦めざるを得ない。
最近はロッシェルよりも設営時は大きなNordisk Reisa6を使う事も多いのだが、梱包状態はReisaの方がコンパクトなので、ロッシェルを持ち出す時にモヤっとしてしまう。
ロッシェルの使い勝手のままで収納性がもう少し良くなればな〜、とはずっと思っている事なのです。
ロッシェルの使い勝手の良さは、壁が垂直に近いくらい立っていて平面で構成されているので、スペースに無駄が無いからだと思うのです。
すなわち、今のロッシェルを構造的に大きく変更しては使い勝手が悪くなる。
となれば大きく重いフレームを軽くする=現在の鉄製フレームを軽い素材=アルミに変更するというのは素人の自分でも思いつく手法です。
素人が思いつくくらいなんだから、当然プロでも思いつく。
プロが何故、ロッジテントにアルミフレームを採用しないかと言えば、強度が鉄に大きく劣るからです。
昔からスポーツバイクに乗っている人はよくわかると思いますが、鉄(クロモリ)からアルミに素材が変わった時に、フレームがとんでもなく太くなったことを覚えているでしょう。
なので単純にアルミ素材に置き換えただけだと、ロッジシェルターは少し軽くはなりますが、フレームがかなり太くなるため梱包状態はむしろ大きくなるのです。
ロッシェルのユーザーのほとんどは車移動ですから軽量化はそれほど重要では無く、場所塞ぎなのがむしろ悪化するようではニーズが少ないとogawaは分析していたのだと思います。
実際に自分もそう思っていますから。
そんな思いが積もり積もった時にアルミ製の軽量シェルターとして2019年に登場したのがNeoCabinです。
![ogawa(オガワ) テント シェルター型 ネオキャビン [6人用] 3393](https://m.media-amazon.com/images/I/41Fn5m6xOYL._SL75_.jpg)
ogawa(オガワ) テント シェルター型 ネオキャビン [6人用] 3393
当時の様々な情報サイトでも、
「「Neo Cabin」(10万5000円)は、ogawa伝統の鉄骨シェルターを現代版に一部修正したモデルです。フレームをアルミに変更し、フライも強度の必要な屋根部分とサイドで生地を切り替えるなど、総重量約12kgと大幅な軽量化に成功しています。」引用GoodsPress
と、伝えています。
「ogawa伝統の鉄骨シェルター」とはもちろんロッジシェルターの事です。
当時はロッシェルしか鉄骨シェルターはありませんからね。
要するに発売当時はプロのライターを含め、皆がNeoCabinは軽量版ロッジシェルターだと思っていたのです。
自分も興味津々でした。
ただ現物を見るだけでは使い勝手は分からないと思い、ogawaのテント内で食事が出来るロッジカフェに足を運びNeoCabin内で食事をしてみたくらいです。

実際に中で食事をしたり寛いだりして感じたのは、ロッシェルよりも小さなサイズ感でした。
縦横ともに短い=床面積が小さくなり天井も少し低い。
ロッシェルは狭めの区画サイトでも設営出来るくらいの中型テントなのに、テント内は有効体積が広いから使い勝手が良いのです。
あの絶妙のサイズ感が少し小さくなると、数値以上にイマイチ使いづらそうに感じたのです。
なので一旦は諦めたのですが…
2024年にカタログ落ち=廃盤。
もし気が変わってももう入手出来ないとなると、ちょっと悩んでしまう…
ogawaの直営店を含め、あちこちで在庫品を処分価格で安売りしだしているし。
テント本体はヤフオクやメルカリで中古を買えても、インナーテントなどのオプション品は欲しいと思ってもすぐには見つからない事も多い。
色々と悩んでとりあえず、買えるうちにオプション含め一式を買ってしまえ〜!
と、勢いで実は購入していました。
で、実際に設営してみると…
あれ?
これロッシェルとは全くの別ジャンルだっ!?
先ず設営するには最初にセルフスタンディングテープを広げます。

もう設営最初から違います。
ロッシェルはセルフスタンディングテープなんて使いません。
「セルフスタンディング」の名前が示すように、フレームを「自立」させるのが目的のテープです。

テープが無いと、フレームが広がって形が固定できませんが、テープで底面を固定化出来るのでフレームが自立するわけです。
それがロッシェルだとフレームだけで完全に自立するんです。
脚部を途中で折っても自立するので、低い形状でフライシートを掛けられるから、大きさの割に設営がメチャクチャ楽なんです。

それがネオキャビンだと出来ない…
いきなり魅力半減です。
って言うかスタンディングテープを使わないと設営できないのなら、「ドームテントでも良いんじゃないか?」と感じ出します。
もちろん平面で構成されて壁が立っているのはネオキャビンもロッシェルと同様なので、テント内の有効体積が広いというメリットは生きています。
なのでまぁ全くの別ジャンルは言いすぎましたね。
でもまぁやっぱり自分的には別物です。
メッシュパネルを4面に配しているので、通気性は非常に良い。

特に横面は半分に分割出来るので、通気性をコントロールしやすい。

ちなみに正面出入り口に配置されているベンチレーションは

テント内で開け閉め出来るようになっていて、こういうところの作りの良さは流石ogawaという感じです。

作りの良さで言うなら、スカートにも感じられる。
普通はこんな感じで隣接するスカートとの継ぎ目には隙間が出来る。

ネオキャビンだと、その隙間を埋める事が出来るのだ。

ただこうやってピッチリと張らないと意味が無いので、スカート用のペグが大量に必要になるし、その大量のスカートペグを打ったり抜いたりするのは設営撤収の手間にもなる。
使い勝手は悪くないが、設営撤収が面倒なテントというのが実際に使った自分の印象だ。
サイズ感は2人で使うには良いが3人だとちょっと手狭に感じる人が多いのでは無いだろうか?
狭めの区画で使うには良いが、広い区画やフリーサイトだともう少し大きなテントが欲しくなりがち。
順正オプション品のインナーテントも2人使いの広さ。

ちなみにこの画像を見ればわかると思うが、テント本体の出入り口と形状をピッタリ合わせているのは流石純正品!
テント内でのインナーテント出入り口は、D形状態。

インナーテントの素材がT/Cではなくポリエステルなのも自分好みではない。
まぁ軽量化を強く意識した製品コンセプトだったので、それは仕方ないか?
順正オプションのPVCグラウンドシートはネオキャビンの底面全てを覆うサイズではなく、ハーフサイズ。
出入り口の部分まで覆っている5角形でさすが専用品

しかし、インナーテントの下に敷く事を想定しているようで、インナーテント設営部ではない面に敷くとインナーテントとの間に隙間が出来る。

インナーテント底面の防水性を完璧にして、土間スタイルで過ごすことを想定しているわけですね。
我が家はインナーテントはあくまで寝るための場所で、それ以外の場所=リビングスペースでは靴を脱いでくつろぐスタイル。
こうしたスタイルも我が家の使い方には合わないようです…
当時、仮面ライダーと揶揄された面構えは個性的で好きだったんですけどね〜

他には無いサイズ感の軽量シェルターと考えると、決して使い道が無いとも思わない。
先述したように各部の作り込みなど、初代にしては完成度も高いと思う。
ロッシェルと比べると設営が面倒だと言っても、壊滅的という程に設営が難しいというわけでも無い。
ただ、どうにも我が家の使い方には合わなかっただけです。
けっきょくほんの数回使っただけで早々に手放してしまった。
色々と思うところはありますが、実際に自分で使ってみて納得してのお別れです。
このNeoCabinを購入したのは、実はけっこう前の2024年。
そしてその後になってogawaからアルミフレームのロッジシェルターULが登場しました!!

ogawa(オガワ) テント ロッジシェルターUL カーキ×ブラック 3306 2025モデル
まぁ先述しているように、ただ軽くなっただけのロッジシェルターでは我が家には意味がありません。
仕舞い寸法がコンパクトになるかどうかが一番重要です。
それに、強風でロッシェルの鉄製フレームを折った経験もありますし、安易にアルミフレームに魅力を感じなくなってもいます。
そのうち店頭で現物を見てから考えてみましょう。
短命に終わってしまいましたが、軽量シェルターという意欲作=Neo Cabinのレビューでした。
中古等で購入を検討している方がいましたら、参考にしていただければ幸いです。

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