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ユニフレーム コーヒーバネット(ドリッパー)

100均ショップのセリアから販売されているコーヒーバネットについての記事を書いたので、昔から持っているユニフレーム製のコーヒーバネットに関しても書いてみます。
今でこそユニフレームはアウトドア用品のメーカーとしてキャンパーにしっかり認識されていますが、30年前は設立からまだ日も浅く世間一般からの認識は薄かったのです。
そんな苦戦がまだ続く1992年に発売されたコーヒーバネットは、とてもよく売れたヒット商品でこれを機にユニフレームの名は広まったくらいです。
(たしか最初のヒット商品は1987年発売の携帯用ガスヒーター「ワーム」でしたね)
自分が購入したのは、最初の製品が2ピースだったのを1ピースに改良されたものなのでおそらく1993年か1994年頃だったと思います。
ちなみに何故このコーヒーバネットが売れたかと言うと、コーヒーの雑味が消えて美味しくなったからだとユニフレームは喧伝しています。
元々はキャンプに持ち出すため、薄く折り畳めて軽いバネ形状にしたわけです。
その結果として、一般的なドリッパーのような側面の壁が無く、スカスカの側面になるのでドリッパーにお湯を落とした際に生じるガスが逃げて雑味がなくなるのだとユニフレームは主張しています。
とにかく味が良くなるからとユニフレームの営業マンは全国のコーヒーショップに営業をかけまくったわけです。
営業マンがコーヒーショップで「ユニフレーム」と言っても通じなかったけれど「コーヒーバネット」と言えば通じたという逸話が残っています。
この話しはちょっと盛っているなと思います。
当時も自分はアウトドアに興味がありましたが、同時からコーヒー好きでもありました。
このコーヒーバネットを買ったキッカケは、たしかビーパルの広告を見て「キャンプでも美味いコーヒーが飲めそうだ」と思ってスポーツ用品店のビクトリアで購入したのです。
当時、自分が出入りしていた焙煎店ではこのバネットを見た事も聞いた事もありません。
要するに当時の営業マンが一生懸命に売り込んだのは本当でしょうが、言うほどには一般のコーヒー好きには認知されていなかったはずです。
でもアウトドアマンにはよく売れていたのは事実です。
自分だけではなく、かなり多くの仲間が買っていましたから。
外でコーヒーを飲むのが好きな人が多いのは、今も昔も変わりません。
ただこのコーヒーバネットを使い続けるアウトドアマンは案外少なかったですね。
まずこれ形状として安定性が良くなかったんです。
羽部が2枚で不安定なんです。
次にメリットだとする味に関しても、自分の周りでは不評でした。
確かに雑味は無くなりますが、同時に他の旨味や酸味も失われる印象です。
酸味が薄くなり、アッサリした印象になります。
どちらが良い悪いという話では無く、好みの問題ですけどね。
なんと言うかスカスカで個性が無くなってしまうように自分は感じたのです。
けっきょく自分は好みに合わなかったので最初に数回試しただけでずっと放置していました。
これは自分だけでなく、一般的な傾向だったのだと思います。
だって本当にみんなが美味しいと思っていたなら、現在のコーヒーショップでも店頭に置かれているはずではないでしょうか?
アウトド事業が軌道に乗ってからは、営業マンもコーヒーショップへの営業は足が遠のき、今では完全に姿を消したのでしょう。
そしてコーヒーショップの一般的な顧客もコーヒーバネットを注文しなかった・・・
ところが、最近行きつけの焙煎所のマスターに「酸味強めの豆にワイヤーフレームのドリッパーは合う」と言われて、久しぶりに引っ張り出して使うようになりました。
マスターのアドバイスに従い、通常より多めの珈琲豆を粗めに挽くと、確かに良い感じです。
このマスターはワイヤーフレームの富士山ドリッパーという製品を愛用しています。

MT.FUJI DRIPPER/富士山ドリッパー ILB-001

ある傾向のコーヒー豆によっては、ワイヤーフレームのドリッパーで美味しくなるのは嘘ではありません。
でも全てのコーヒーに合うわけではありません。
ちなみにこのマスターはとても研究熱心な方ですが、ユニフレームは知りませんでした。

ユニフレームを批判しようとかそういう意図はありませんが、宣伝文句をあまり間に受けるのは良くないという事が言いたいのです。
味に関してはともかく、軽量コンパクトに収納出来るのは間違いなく割れたりもしないので、屋外に持ち出すには適しています。
何より定番商品なので、キャンプでコーヒーを飲んでいるという雰囲気に浸れます。
自分も最近はまた引っ張り出して、ファミリーキャンプやグループキャンプに使っています。

自分が所有する製品の後継品は3枚羽根に改良されて安定性も良さそうです。

ユニフレーム コーヒーバネット grande(グランデ) 664018

ユニフレーム コーヒーバネット grande(グランデ) 664018

他に1〜2人用の製品も販売しているようですが、キャンプでの使用は自分はお勧めする気になれません。
詳しくはセリア製1〜2人用コーヒードリッパーの記事をお読み下さい。
ソロキャンプでしたら現在は便利なドリップパックがありますから、それで我慢したほうが良いと思います。

上記の記事でも触れていますが、複数人数分のコーヒーを淹れる際には複数カップ順にコーヒーを落としていくやり方はお勧めしません。
抽出されるコーヒーは最初と途中からでは別物のように味が違いますから。
なのでコーヒーサーバーに人数分落としてから分けた方が、絶対に美味しいコーヒーが飲めます。
サーバーは軽くて割れる心配の無い耐熱プラスティック製品が良いと思います。
コーヒーサーバー 500ml ホワイト ストロン 500 TW-3731
コーヒーサーバー 500ml ホワイト ストロン 500 TW-3731
*自分は安武式という製品を使っていますが、上記の製品の方が安定性が高くお勧めです。
上記記事でも触れていますが、1〜2人用とかいう記載は通常コーヒカップ120〜150ccを基準に考えていますから、キャンプでよく使われるマグカップ200〜250ccなら2人でもコーヒーバネット grande(グランデ)の方が良いです。
それとせっかくそこまで味に拘るなら、コーヒー豆は現地で挽いた方が、絶対に美味しいのでミルも持って行った方が良いです。
お勧めは小型で洗っても錆びないセラミック歯のポーレックスがお勧めです。
フィルターは近所のスーパーでもたいがい在庫のある、ハリオの円錐形で良いと思います。
ちなみに無漂白のタイプのペーパーもあり、ナチュラリストのキャンパーは無漂白タイプを選びがちですが、無漂白のものは原料である木の臭いや味がつく製品もあり、自分は好きではありません。
現在は環境や人体に考慮した漂白剤を使っているそうなので、自分は漂白してあるフィルターを勧めています。
詳しくは→こちらをご参照ください
色々と拘りだすと際限なく荷物が増えてしまいますが、それが嫌なら前述したようにドリップパックで良いのではないでしょうか?
最近のドリップパックは十分に美味しいと思えるものもあり、便利な世の中になったな〜と感じます。
そんな便利なドリップパックが昔は無かったから、コーヒーバネットはヒットしたわけですが・・・

ご自身で決めた拘りの淹れ方で、コーヒータイムをお楽しみください。

 

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