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初心者にお勧めのマット

キャンプで快適な睡眠を得るためには決してマットを疎かにしてはいけません。
むしろ寝袋よりも大事なくらいですっ!
キャンプ初心者の方がマットと聞いてまず連想するのが銀マットかもしれません。

ワイズ ワイズ(WAISE) アルミレジャーマット ロール M 約50×180cm OB-021

ワイズ ワイズ(WAISE) アルミレジャーマット ロール M 約50×180cm OB-021

こうした銀マットは安価で購入しやすいのですが、寝心地を考えた場合ほぼ役立たずなのが自分の感想です。
自宅の畳の上などと違いキャンプ場は石などで少なからず凸凹しています。
そうした凸凹をならして平らにするには銀マットでは厚さも何もかもが足りません。
それと春秋冬などは地面が底冷えしているものでして、意外と寒いのです。

そうした地面からの冷気を遮るのにもマットはとても重要な役目を果たします。
ではどんなマットを購入したら良いのかというと…
先ずご自身でどれだけ寝心地を重要視しているかをお考えください。
あと、厳冬期にもキャンプをするかどうか?
キャンプでも快適な寝心地を求めたいと思う方はインフレータブルタイプのエアマットをお勧めします。

寝心地にはあまり執着せず、厳冬期にキャンプをしない方には、折り畳み形状のクローズドセルタイプをお勧めします。

厳冬期にもキャンプをしようと考えている方はとにかく断熱性能の高いマットをお勧めします。
・先ず、快適な寝心地を求める方にお勧めするインフレータブルタイプのエアマット。

中にウレタンが入っているのでバルブを開くと、そのウレタンが広がり勝手に空気を取り込み膨らんでいくタイプのマットです
基本的には放っておけば膨らんでいくので設営が容易。
空気のみのエアマットだと体を動かすと空気が動いてしまい、ボヨンボヨンして落ち着きが悪い傾向に有りますが、インフレータブルタイプは中のウレタンのおかげで安定するし底付きもしないので寝心地が良い。
しかもウレタンは断熱効果が期待できるので、冬期でも底冷えしにくいのです。
とっても機能性の高い製品だと思います。
厚さが厚い程寝心地は良くなる傾向にありますが、収納時に嵩張りますし値段も高くなります。
なので一般的には4〜5cmがバランスが良いのではないかと思います。
よほどゴロゴロと大きな石がある所でなければ、大体4〜5cmの厚さがあれば気にならなくなります。
収納性が許すなら10cmもの厚さの製品もあるので、寝心地最優先の方は検討しても良いかもしれません。
登山向けマットですと、長さも腰くらいまでの短めの製品と足先まである長めの製品がありますが、これはとにかく軽量コンパクトを優先する方の製品で、車移動などで余裕がある方は長めの製品を選ぶ方が良いと思います。
身長+15cmは欲しいところです。
幅に関しては1人用の幅なら50〜60cmが標準的ですが、楽に寝返りをうちたいと幅の広い封筒型の寝袋を選ぶような方は70〜80cmの製品を選んだ方が良いかもしれません。
1人用のシングルと2人用のダブルがある場合がありますが、隣で寝ている人が寝返りを打つ度に中の空気も動いて不快だという人もいるので、2人利用でもシングルを2つ買う方が少々高価でもお勧めです。現在このタイプはとてもたくさんのメーカーが作っていますが、空気を入れて使う製品なのでバルブの破損や穴が開くなど耐久性に差が出やすい製品でもあります。

このタイプのマットを最初に開発販売したサーマレストが今でも安定して高品質な製品を作っているので、悩んだら元祖の安心感です。

THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス ベースキャンプ R値 6.0 レギュラー 【日本正規品】 30115 [並行輸入品]

THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス ベースキャンプ R値 6.0 レギュラー 【日本正規品】 30115 [並行輸入品]

ただ元祖のご多分に漏れず高額なのがネックです。
自分は30年くらい前にサーマレスト製品を購入したことが有り、中のウレタンは劣化して自動では膨らみませんが自分で空気を膨らませば何とか使えるくらいに耐久性があります。

上記リンクの製品がそこまでの耐久性があるのかはわかりませんが、登山用などに比べると軽量コンパクト性は劣りますが耐久性には優れていると思います。
また真冬の底冷え対策には断熱性が必要なのですが、その点もかなり優秀なので長く使い続けるには良いモデルだと思います。
ただそこまで高性能な製品でなくとも普通のキャンプなら安価な製品でも良いかなと考えて、ネット上で評判の良い以下の製品も使っていた事があります。
ハイランダー インフレーターマット5cm
マット自体の寝心地には全く文句がありませんでしたが、枕があまり寝心地良くないのは欠点です。
更に耐久性もイマイチでした。
先ず、使い始めて3年程度で中のウレタンが劣化したようで、自動で膨らまなくなりました。
次に、約5年で空気の出入れ口=バルブが完全に壊れてしまいました。
中でプラスティックが破損したようで目一杯バルブを閉めても、空気が漏れてしまいます。
膨らましても、マットを軽く押しただけで空気が出てしまうのでマットとしては完全に役立たずになってしまいました。2つ同時購入した内の1つが先ず約5年で壊れ、残りのもう1つもその半年後には壊れました。
なので個体差ではなくこの製品自体の寿命として5年くらいと覚悟しておいた方が良さそうです。
これを長いと考えるか短いと考えるかは人それぞれです。
アマゾン等を見ると他にも5千円以下の安価な中国製品が溢れていますが、どれも耐久性はあまり期待できないんじゃないかと思います。
有名メーカーだったら絶対という事はないと思いますが、やはり有名メーカーの方が安心だという方はコールマンが1つの指標かと思います。
コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマット シングルIII 2000032354

自分は実際に使っていないので、確信は持てませんが予算が許すなら、初心者が初めて買うインフレータブルマットとしては一番無難な製品の1つのような気がします。

30年くらい前に買ったサーマレストのマットは、いまだにバルブの故障はありませんが、ウレタンの復元力はやはりもう有りません。
ウレタンという物質の特性としてこれはもうどうにもなりません。
要するにどんなに耐久性の高い製品でもインフレーターマットはいつか寿命がくるわけです。
そうでなくてもパンクのリスクも有ります。
どんなに気を付けて使っていても、穴が開く時は開くもんだと思っています。
自分の知り合いは登山用で定評のある高価な製品を使っていたけれど、ドスンと座ったらそれで内部が破裂したようで、空気が抜けるようになったと言っていました。
要するに空気を入れる製品という特性上、いつか壊れるリスクは常にあるのです。
だったらハイランダーのように激安な製品を短いスパンで買い替えるのも一つの正解だと思います。
これらのリスクを考えて、インフレータブルタイプはお選びください。
・寝心地にはあまり執着せず、厳冬期にはキャンプをしない方にお勧めだと言った折り畳み形状のクローズドセルタイプ。
クローズドセルタイプは膨らませる構造では無いので、まずパンクはあり得ません。
これだけでもかなり安心しますね。
経年劣化は幾分か有りますが、インフレータブルタイプに比べると緩やかです。
(自分が使っているサーマレストのZライトソルは10年くらい使っていますが、「少しヘタったかな?」と感じるくらいで、今でも全く問題無く現役で使っています。)
この記事で一番最初に挙げた銀マットもクローズドセルタイプの一種ではあります。
でもまぁペラペラ過ぎて、寝心地等が悪過ぎる。
それらを改善したのがサーマレスト社のリッジレスト
THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス クローズドセルアウトドア マットレス リッジレスト クラシック R値2.6 レギュラー 【日本正規品】 30432
いやむしろ上等とすら言い難い。

個人的にはギリギリ許容範囲って感じだと思っています。

なのでもう少しなんとかならないかと開発されたのがZライトソル
単純に厚くするのではなく凸凹の構造にしてクッション性を上げた構造。
インフレータブルタイプの厚さ5cm以上のものには劣りますが、2cm程度の薄い軽量タイプとでしたら大差無いどころかむしろ優れているように感じます。
寒さに関しても冬キャンプでなければ、問題無いレベルです。
とは言え4cm以上のインフレータブルと比べれば、寝心地等のマットとしての性能は圧倒的にクローズドセルは劣りますが、パンク・劣化以外にもインフレータブルには不満があります。
それは設営・撤収です。
設営は劣化してなければ放っておけば良いのですが、すぐには膨らまないのでせっかちな自分はけっきょく口を当てて自分で息を吹き込み膨らましています。
撤収時にはしっかり空気を絞り出さないとコンパクトに収納出来ません。
これらがたいした手間ではないのですが地味に面倒くさい(苦笑)
それがこのアコーディオン形状の折り畳み型クローズドセルタイプですと、ただパタパタとするだけ。
設営も撤収もものの数秒で済んでしまいます。
本当に楽で早い!

特に慌ただしい撤収時は助かります。

ここまでの説明を読んでこのパタパタタイプが自身には合うと思った方
どのメーカーの製品を買ったら良いのでしょうか?
散々言ってるように元祖の安心感でサーマレストでしょうか?
いいえ! 自分は実際にサーマレストZライトソルを使っていますが、幅が51cmと狭いのが欠点だと感じています。
寝返りなんて論外ですが、ゴロンと横になった時に腕すら収まりません。
登山で使うなら、携帯性を考慮して幅が狭くても我慢できますが、この記事を読む多くの初心者は登山よりもキャンプ目的でしょう?
でしたら以下リンクの、横幅56cmの製品の方がお勧め
知り合いが実際に使っていますが、こちらの方が元祖のサーマレストよりも心持ち柔らかめで寝心地も良いと言っていたのでお勧めです。
ちなみにこうしたアコーディオン形状で折りたためるZライトは1989年発売ですので、意匠権的にも問題無いはずです。
基本的には初心者には厚さ4~5cmのインフレータブルか、パタパタ折り畳める形状のクローズドセルをお勧めしていますが、携帯性を無視してとにかく寝心地だけを追求する方もいらっしゃるでしょう。
そんな方々が興味を持ちやすいのがどデカくて分厚いエアベッド。
アイリスオーヤマ エアベッド ダブルアクションポンプの専用ポンプ付きで来客用ベッドにもキャンプにも万が一の防災グッズとしても使用可能 ABD-1N ネイビー
ただこのタイプはとにかく仕舞い寸法がでかくて重い。
大量の空気を入れるにはさすがに口で膨らますのも限界があります、足踏みポンプか電動ポンプで膨らますのが一般的ですが、それらの道具も場所を取ります。
そしてベッド本体がパンクしやすいのも欠点です。
それでしたらコットとインフレータブルマットを組み合わせた方がキャンプには向いているんじゃないかと思うのですが・・・
ただやはりエアベッドの寝心地は唯一無二のものがあるらしいので、拘りのある方はどうぞ!
逆にとにかく軽量コンパクトに拘る方もエアマット。
先に紹介したベッドタイプではないエアマットです。
中にウレタンも入ってないシンプルなものは空気を抜けばペッタンコに薄くなって嵩張りません。
エアベッド同様にパンクしやすいのが欠点ですが、コンパクトさに拘るならばそこは妥協するしかない。
以前は底突きするなど寝心地を我慢しないとならないような製品ばかりでしたが、この10年くらいで急激な進歩を遂げてかなり改善されてきました。
このクライミットのイナーシャオゾンはかなり軽量コンパクトなのに寝心地も悪く無いと評判の良い製品です。
Klymit (クライミット) イナーシャ オゾン Inertia Ozone マット エアマット スリーピングパッド [並行輸入品]
寝袋の下に敷くのではなく寝袋の中に入れるという変わった使い方をします。
自分も自転車キャンプ用に使っていますが、Zライトソルよりは寝心地に優れているように感じます。
肉抜きで穴が空いているわりに、断熱性も悪くなく冬山登山でなければ問題無いレベルです。
登山向けとしては定番製品となっています。

厳冬期にキャンプをしようと考える方には、このエアマットタイプも優れた製品が多いのです。

マットの耐寒性とはすなわち断熱性を意味しますが、マットの断熱性はR値で数値化されています。
一般的に冬季はR値4.0以上、厳冬期ではR値5.0以上が推奨されています。
なお、このR値の測定方法も以前は独自計測から表示しているメーカーが多かったが現在ではASTM F3340という規格で測定しているメーカーが増えていて、この規格で測定していれば異なるメーカー間でなら直接比較しても問題無い。
ただし、いまだに独自規格で測定しているメーカーもあるので、注意した方が良いです。

以前はこのR値が高い製品はインフレータブルタイプに集中していたのですが、中にウレタンが入っている構造ですからどうしても重く大きくなりがち。
先に紹介したサーマレストのベースキャンプなどが好例ですね。

THERMAREST(サーマレスト) アウトドア マットレス ベースキャンプ R値 6.0 レギュラー 【日本正規品】 30115 [並行輸入品]

それがこの数年でエアマットは著しい進化を遂げたのです。
冬山登山では、エアマット内部に羽毛など断熱材や熱反射剤などを封入した製品が続々登場して、軽量性と断熱性の観点から高い人気を誇っています。

厳冬期登山向けエアーマットでガチガチの定番=サーマレストのネオエアーXサーモはその元祖にしていまだに最高峰。
R値7.3で439gと超軽量!
高い断熱性と超軽量を両立して、冬山登山ではほぼ一択とまで評されるほどの製品。

THERMAREST(サーマレスト) アウトドア キャンプ 屋外用マットレス ネオエアーXサーモ NXT R 【日本正規品】 30139

THERMAREST(サーマレスト) アウトドア キャンプ 屋外用マットレス ネオエアーXサーモ NXT R 【日本正規品】 30139

とは言え冬山登山をするわけでは無いので、これは流石にオーバースペックな気がします。
何より、軽量性を優先するあまり耐久性がかなり犠牲になっています。
おそらく数年の寿命。

そうした単寿命な事を覚悟しつつもコスパを優先するならネイチャーハイクのエアーマット
厳冬期の登山にも対応できるR値5.8の高断熱なのに、価格も安価でお勧めです。

自分も使っていますが、一晩経つと空気が少し抜けてくる傾向があるように感じます。
ですが、厳冬期用途には今一番開発競争が熱心なのはこうした熱反射材入りのエアマットですから、冬キャンプをされる方は注目しておいて損は無いと思います。
ちなみにですが、先述したR値は足し算できる数値です。
すなわち、単独ではR値2.5と断熱性低めのマットでも2つ重ねればR値5.0と冬にも使えるマットになります。
なので将来は冬キャンプをやりたくなるかもしれないけれど、今はまだ決められないような方は無理にR値高めの高額なマットを買わなくても、とりあえずは2つ重ねることによって冬も乗り切れるので焦ることはありません。
「寝心地」「耐久性」「冬向け」どれを選ぶかは人それぞれの好みですが、どれも使ったことが無いと好みも何も分からないと思うのです。
なので、先ずは安価な中国製かコールマンのインフレーターマット5cmあたりを使ってみる
2〜3年使ってそこを基準として自分の好みを探っていくのが良いのではないかと思います。
好みがしっかりわかるであろう2〜3年後に中国製は劣化が始まるかもしれませんが、次に何に買い替えたら良いのかを考えるには良いタイミングだと思います。(苦笑
コールマンなら劣化が酷くなければ、売却する事も出来ます。
普段から寝心地に拘りが無ければBUNDOKのZライトソルもどきですね。
好みに合わなくても劣化・パンクの心配が無いので予備としてずっと保管しておけます。
何なら冬に2つ重ねするにも使いやすい製品です。

オリジナルのサーマレストでないとリセールバリューは期待できませんし、先述したようにマットは消耗品と割り切った方が良いジャンルの製品なので、売却は諦めた方が良いと思います。

これらのアドバイスが皆さんの楽しいキャンプの一助になれば幸いです。

 

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