すっごい今更なんですが、2022年正月のオガワの福袋に入っていたのがインフレータブルマット3873
ogawa(オガワ) インフレータブルマット 自動膨張タイプ 3873
このマットのレビューをまだ書いていませんでした。
自分自身の備忘録としてまとめておきます。
自分の持論としては車移動のオートキャンプならば、厚さ4〜5cmのインフレータブルマットが寝心地と使い勝手と収納性のバランスが良いと思って、初心者の方には勧めています。
そしてこのインフレータブルマットは厚さ4.5cm。
そしてこのインフレータブルマットは厚さ4.5cm。
すなわち、お勧めど真ん中!って感じの製品です。
本来ogawaはテントのメーカー。
サーマレストのようなマットの専門メーカーではありませんから、特筆するほど素晴らしい製品ではありません。
おそらく大まかな仕様は自分達で決めたのでしょうけど、細かいところは中国のマット工場にほとんどお任せで作らせて、ogawaのブランドロゴを入れさせているだけの製品なんじゃないかと思っています。
そうは言っても一応ogawaブランドを名乗ってる以上はそんなに悪い製品ではありません。
サーマレストのようなマットの専門メーカーではありませんから、特筆するほど素晴らしい製品ではありません。
おそらく大まかな仕様は自分達で決めたのでしょうけど、細かいところは中国のマット工場にほとんどお任せで作らせて、ogawaのブランドロゴを入れさせているだけの製品なんじゃないかと思っています。
そうは言っても一応ogawaブランドを名乗ってる以上はそんなに悪い製品ではありません。
決して安いとは言えない価格で販売しているので、製造コストも無理はさせていないでしょう。
使ってみても無難な品質だと思います。
4.5cmの厚さがありますから、多少の小砂利は気にならない上質な寝心地。
軽量性は幾分か犠牲になっていますが、150dとかなり厚手の生地を使って耐久性も期待できます。
自分は以前はハイランダーの5cmのインフレータブルマットを使っていたのですが、5年くらいでエアバルブが壊れて空気が漏れるようになってしまいました。→リンク
その点、この製品はバルブの一部に金属(おそらく真鍮製)を使用しているくらいなので、これは安心感があります!!


まぁプラスティックが必ずしも耐久性に劣るとは限りませんが、やはり金属の方が信頼感ありますよね。
細かいところは工場任せだろうと先ほど述べましたが、こういうパーツは多分ogawaが指定しているんだと思います。
もちろんこちらの方が原価が高い。
さすがogawa!
じゃぁお勧めできる製品かというと、うぅ〜ん微妙ですね。
個人的に185x55cmの使用サイズが気に入らない。
身長170cmの自分ならば長さは問題無いのですが、180cm以上の方だったら小さいと感じるでしょうね。
横幅の狭い人魚型寝袋でしたら大丈夫かもしれませんが、横幅の広い封筒型寝袋=同社のフィールドドリームDX(横幅95cm)だと確実にはみ出ます。
DXよりは少し幅の狭い標準のフィールドドリームST(横幅85cm)ですらはみ出てしまいます。
DXよりは少し幅の狭い標準のフィールドドリームST(横幅85cm)ですらはみ出てしまいます。
うぅ〜ん何を考えているんでしょう?
ワイドタイプが他に用意されているならまだわかりますが、ogawaではマットはこれ1種類ですからねぇ…
全ての寝袋に対応しろとは言いませんが、自社のそれも大昔から販売している定番製品には対応してほしいものです。
軽量コンパクト性を優先する登山向けの製品ならば、まぁ妥当なサイズかと思いますがogawaを選ぶような人の多くはいわゆるオートキャンパーでしょう?
耐久性に優れた厚手の生地を使って、1.5kgと決して軽いとは言えない製品です。
耐久性に優れた厚手の生地を使って、1.5kgと決して軽いとは言えない製品です。
要するに軽量性を追求した故とは思えません。
では製造コストの問題か?
それも理由の1つだと思いますが、それだけでは無いでしょう。
他社と比べてそれほど安価なわけではありませんし、ogawaブランドと考えたらもう少し高額にしても販売数は極端に変わらないんじゃ無いですかね?
要するにコストカットの結果このサイズに落ち着いた訳ではなく、まずこのサイズが先に決まっていたんじゃないでしょうか?
何故もう少し広いサイズではなく、このサイズにしたのか?
自分の予想は同社のコットにピッタリ合わせるためと想像しています。
上の写真のコットはワイドタイプ(横幅75cm)なんでピッタリというよりは少しマットの方が小さいと思いますが、
ノーマル(65cm)だとフレームに干渉せずピッタリなんじゃないかと思うのです。
このGIコットはマイナーチェンジを繰り返しながら、結構前から販売されているogawaの定番製品です。
最近のキャンプではコットスタイルは流行の1つです。
そしてコットにはマットも組み合わせると寝心地に優れ、断熱性も向上するので併用するのが良いと言われています。
なので、ogawaのコットを買うお客にはマットも合わせて販売しやすいように、このマットは開発された。
そんな感じじゃないかと思います。
実際少し古い(小川キャンパルという以前の社名で紹介されている)販売店サイトを見ると
「アルミGIベッドに対応できるサイズです。」なんて記載があります。
「アルミGIベッドに対応できるサイズです。」なんて記載があります。
でも全てのユーザーがコットを使用前提とはしないでしょ?
マットが無くても寝心地が良いコットユーザーよりも、マットが無いとゴツゴツと痛くなるコット無しを基本にするべきだと思うんです。
コット対応サイズとして、これはこれで良いのですが、基本はもう少し広いサイズも用意して欲しかったなというのが、自分の考えです。
という訳で品質は悪くありませんが、サイズ的に不満があるので自分はこの製品は、コット使用者以外にはお勧めしません。
定価1万円超えの製品ですから、重要な要素(=使用サイズ)を妥協してまで買うべきではないと思います。
自分も福袋ではなく、単品ででしたらogawa好きの自分ですがこの製品は絶対に選びません。
定価はほぼ同額ですが実売価格はもう少し安価で、そこそこ信頼性もあり、サイズも適正なコールマンが1つの指標かと思います。
ただまぁ自分の場合は、甥っ子や知人などとキャンプに行く時、あるいは現在所有のインフレータブルマットがパンク・故障した時の予備用マットは有っても良いと思っているので、二束三文で売り飛ばしてまた別製品を買い直すよりは、このまま所有しても良いかな?と考えています。
(実際に、今まで使っていたハイランダーのインフレータブルマットのバルブ故障が続き、このマットが予備として活躍した経緯があります)
この製品を購入検討している方がいたら参考にしていただければ幸いです。
–関連記事–